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ヤマモモ

2020年07月02日 | 日記
ヤマモモ科:ヤマモモ属。 高木で成木は20m程になり幹は太くなると灰白色の樹皮に覆われ、多数の楕円形の皮目を持つ。 古くなると縦の裂け目が出来ることが多い。 葉は革質の艶のない深緑で10㎝ほどの長楕円形か、やや倒卵形をしており、密に互生し、多くは枝先に束生する。 成木では葉は滑らかな縁だが若木では不規則な鋸歯が出ることが多い。 原産地:中国大陸や日本を原産地とし、暖地に生育し暑さに強い。 日本では関東以南の低地や山地に自生する。 本州南部以南では海岸や低山の乾燥した尾根など、やせ地で森林を構成する重要樹種である。 根粒に窒素固定を行う放線菌の1種であるフランキアを共生させており、比較的栄養の乏しい土壌でも生育できる。 そのため、緑化を目的とする植樹に用いられることがある。 古くは漁村において魚の漁獲を保証するために周囲の山に人工林を作っていたとの伝承があり、ヤマモモがよく利用されたという。 開花期:3月~4月。 果実:6月頃。 雌雄異株、花は目立たない小さな花。 果実は6月頃から実を結ぶ、ほぼ球形で暗赤色、表面に粒状突起を密生する、この突起は艶があるので外見上は小粒の赤いビーズを一面に並べたように見える。 ヤマモモの実は鳥などに食べられ、消化された後に発芽する性質がある。 そのため発芽率を上げるには種子を便所のツボに漬けておいたとも言われる。 食用:果実は甘酸っぱく生で食べられるほか、ジャムや果実酒に利用される。 薬効:樹皮は消炎作用があるので筋肉痛や腰痛用の膏薬に配合されることもある。 花言葉:「教訓」、「一途」。 
写真  ヤマモモ (7月2日清川町)