昨日まで新卒選考試験の全国行脚してきました。
この時期ですと我々は第2ラウンドと読んでいるのですが
4月初旬に始まった選考試験が一巡し、2度目の応募が始まって入る状況です。
この時期に就活を続けている学生は
①第1ラウンドに内定がもらえずにあせりまくっている学生
②すでに内定を持っているが満足できずにまだ活動を続けている学生
③第一ラウンドの結果がすべて出ていない(おそらく連休明けに出揃う)ので
新規で廻っている学生
の三パターンに分類できます。
①③の学生と②の学生は明らかに雰囲気が違います。
特に①の学生は「とにかくどこでもいいから内定がほしい」
(気持ちはよくわかりますが・・)ので志望動機や企業分析が甘く
手当たり次第に受けているのがばればれになってしまいます。
企業研究や自分の志向とのマッチングを十分に行っていないと
入社後の早期離職につながるリスクが大きいので
我々はどんなによさそうな学生でもあまり前に進めません。
というわけで結果が出ないもんだからますます手当たり次第に受験して
ますます深みにはまっていくという悪循環に陥っていきます。
そうしているうちにどんどん自信を喪失し、ますます面接の結果が良くなくなって
行くわけです。
今年の新卒採用はバブル期並みの超売り手市場といわれていますが
そうは言ってもしっかり選考を行っている会社が多いので
誰でも内定がもらえるような状況ではありません。
この時期で内定を持っている学生はおそらく30~40%位
そのうち10%~20%はまだ就活を続けていると思われますので
全体の80%くらいの学生はまだ就活をやっているのではないでしょうか?
一方企業側で現時点で採用計画数を充足している会社は皆無だと
思われます。人気企業といえども質重視で選考しているとたぶん
思ったより内定数を増やせていないと思われます。たぶん金融系くらいは
採用計画数に近い数の内定は出していると思われますが前に書いたように
滑り止めとして受けている学生が多いのでかなりの数が辞退すると
思われます。
全体としては今月一杯でおおよその趨勢が決まるのではないかと思っています。