50オヤジの独り言

50歳既婚、子供なし、犬2匹と金沢市内に住むオヤジの独り言です。

城島と阪神の防御率

2010-09-07 15:08:14 | 野球
今年城島が阪神に来てから阪神投手陣の防御率が非常に悪くなっております。

一部の阪神ファンからは城島のリードは酷評されております。

城島のリードに問題があるのか??

これについて私見を述べてみたいと思います。
(まあ素人の独断ですので・・)


今年の阪神投手陣の防御率の悪化には4つの要因があると思われます。

ひとつは飛ぶボールの採用

これまでは阪神のホームゲームでは確かS社製の飛ばないボールを

使用していたのですが今年からM社の飛ぶボールが使われるように

なり本塁打が増えているという要因が考えられます。

二つ目は主力投手陣の故障不調

昨年までのローテーション投手の能見、岩田が故障で離脱

安藤は絶不調で二軍落ちです。

逆に今年は去年まで投げてみないとわからない久保がエース級の活躍ですが

全体としては非常に先発投手陣が不安定な状態できております。

中継ぎもアッチソンが抜けて(レッドソックスで松坂ーアッチソンという継投が

時々ありますね~)非常に不安定です。

三つ目が一貫性のない投手起用

素人目に見ても???の投手起用法が多すぎます。

先日登録抹消された江草なんか二軍で先発起用の調整を行って

一軍あがったら一度も先発起用なしで再び二軍です。

意味がわかりません。

鶴の起用も???ですし、このブログで何度か書いていますが

小嶋も起用法の一貫性のなさでつぶされた感があります。

なんとなくえこひいきを感じてしまう起用法なので

微妙な立ち位置の投手は萎縮しておそらく力を出し切れていないのではという気がします。


四つ目が問題の城島のリード

城島のリードはどちらかというと強気な構成です。

インハイにストレートを要求したり

しつこくインコースを攻めたりという攻めの姿勢がうかがえます。

このリードは球威のあるあるいはコントロールの精度の高い

いわゆる能力値の高い投手には非常に有効だと思われます。

09年のWBCでも日本の主力投手陣の能力をうまく引き出していたように思います。

しかしそこより力の落ちる投手にはこのリードは一発長打を食らうリスクが高く

危険性の高いリードになっているように思われます。

「本塁打はキャッチャーのリードで防げる」と力説している野村楽天前監督は

昨年のWBCで城島のリードを酷評していましたが要は野村監督タイプの

攻め方ではないということだと思われます。

ちなみに昨年までの狩野や矢野のリードは野村理論に近い内容だったのではと

思います。もともと阪神の投手は制球力が悪いために

組み立てて討ち取るというよりは行き当たりばったりで構成を考える

ほうが有効だったように思います。

矢野はそういう臨機応変の組み立てがうまかったように感じます。

さて城島のリードに戻りますが

要は球威、制球力のある投手には城島の組み立ては有効なのですが

今の阪神ではそういうレベルの投手は久保とスタンリッジしかいないわけですね・・

久保田は調子の良い時はそういうレベルになりますが安定感に欠いているのが

今年の状況です。

そういうわけで現状の阪神投手陣に対しては城島のリードは部分的にしか

アジャストできていないような状況ではないでしょうか?

では城島のキャッチャーはNGか??

これはまだ判断を下すのは早いと思います。

2年目以降城島も個々の投手の能力値をもう少しはかれるようになることと

投手陣も城島の組み立てになれてくる部分があることと

来シーズンから公認球が国際認定球に近い飛ばないボールに変わること

がその要因として挙げられます。

飛ばないボールを使用すると案外今の組み立て法が良い方向にアジャストする

可能性があるのではという気がしますけどね~

いずれにしても今阪神の投手陣に対するマッチングを考えると

少々問題があるなあというのが私の判断ですが

だめだしするほどではないかな~

と思っております。


しかしまあこれだけ問題だらけでいまだに首位にいるのは奇跡としか

言いようがないですね。。。