50オヤジの独り言

50歳既婚、子供なし、犬2匹と金沢市内に住むオヤジの独り言です。

臭いものに蓋をする発想は教育の自己否定では?

2013-08-25 08:11:19 | 時事ネタ
はだしのゲンの閲覧制限が議論を読んでいますが私は表記のように思います。

世の中には不条理、矛盾、不合理に満ち満ちています。

戦争や犯罪などはその際たる例だとは思いますが、人間はそうした愚かな行為を歴史の中で繰り返し、その中で痛みを伴う行動の中で学びながら叡智を積み上げ今日の社会秩序を築き上げてきたと考えています。

しかし、残念ながら今の社会もまだまだ様々な矛盾を抱えており乗り越えていかねばならないことがたくさんあります。きっとそれは残念ながら私達の世代では手がつけられず次代の人達に委ねざるを得ないこともたくさんあると思います。

ショックを与えるから見せない、うまく対応できないから制限を行う。これは間違っていると思います。もっというとそこをどううまくわからせるか理解させるかが教育の本質なんではと思います。わからせるのが難しいから隠すという発想が教育委員会から出るというのはもはや教育者の自己否定ですよね。

綺麗事をいうつもりはありません。それが如何に大変なことかというのは大学の就職支援の仕事に関わることで少しはわかっているつもりです。

現実を見ずにそれに背を向けていてはいつまでたっても問題は解決しません。今回の閲覧制限は結果的にそのような行動になっていないでしょうか?

いつでも誰でも見せることに危険が存在するというなら閲覧制限すること自体は否定しませんが、であるなら見せる際にどのようなフォローを行うかが重要だと思います。これは私自身がマスコミを通しての情報しか知らないので実際どうしているかはわからないのですがそのフォローがとっても大事なことでありそれが教育のキモではないかと思います。

それはそれでまたいろんな雑音が出てくるのは推察できますが、それをやっていかないと次世代に知見を託したことにならないのではと思います。