天空の扉へ Good day! - たか機長 45歳でプロパイロットへ😊

歳を重ねるごとに毎日が楽しい!そう思える日々を送っていきたいです。一つのパイロット・ライフスタイルを伝えていきたいです!

クロカン: Big Bear City(標高2000mにある空港へ)

2009-10-21 | 訓練日誌
7時起床~ 今日も晴天!素晴らしい
 
 
本日のルート:
 
Chino => Barstow => Big Bear => Chino
 
合計飛行距離は155NM(=約280km)




 
 
バーストーへ向けてチノをAM10時にテイクオフ

 
バーストーは昨日行ったアップルバレーから50km北東に位置する。空港周辺は特に何もない・・・チノから1時間15分ほどで行けるので、トレーニングとしてはちょうどいい距離にある。バーストーには軍のヘリの基地があるようだ。第二次世界大戦の頃からの建物か??と思わせるほど古~~~いハンガーが立ち並ぶ・・・歴史を感じる空港 一旦駐機はしたが、特に何もないので、ぐるっと1周散歩しただけ。






 
続いてビッグベアへ

 
ビッグベアはバーストーから65km南にある山の上にあり、空港の標高は6800フィート(=約2000m)もある。空港の隣には、美しいBig Bear Lake湖があり、そのほとりには家(というか別荘かな)が立ち並んでいて湖と直結する形でプライベートのボート乗り場があらこちにある。ビッグベア空港への着陸進入の際に見えた湖・豊かな緑・澄んだ空気が良い感じにマッチされてとても気持ちいい着陸となった。空港の外に出て歩いてみたが、さながら日本で言う軽井沢?のような雰囲気 ここはかなりお気に入りになりそう。11月に高校時代の柔道部の友人が遊びにくるので、ここに連れてきてあげよう




 
高地にある空港からの離陸は通常と違う点がある。標高6800フィートということは、空気が薄い(空気密度が小さい)!!チノと同じ感覚で離陸してしまうと、燃料と空気の混合比は相対的に燃料のほうが多く(濃く)なってしまい、エンジンが不調になってしまう可能性大。ミクスチャー・コントロールを適正レベルにセットする必要がある。

 
M教官から教わったのは、離陸前のランナップ(最終エンジンチェック)の時に、回転数を2000回転まで上げて、ミクスチャー・コントロール・ノブを少しずつ引いて(燃料比を薄くしていく)、回転数が下がり始めるポイントを探る。下がり始めたポイントから少しノブを戻したところが適正レベルだ
 
離陸上昇も高地だと、エンジン・パフォーマンスが落ちる。つまり、ゆっくり上昇していく感じ。セスナに4人乗っているときは、フラップを10度下げて揚力をかせぎつつ、離陸するケースもあるようだ。その空港の標高にもよるのだけれど。
 
 
ビッグベア空港を問題なく離陸して山を越えてコロナで給油後、無事にチノに到着~!
 
 
本日の飛行時間は2時間36分
 
 
ビッグベアはもう一度行くべし!
 









 本日の晩飯
 
 
 ソーセージ入り野菜炒め(ヘルシー)  







たか
 
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クロカン: Romonaへ(サンディエゴ方面)

2009-10-20 | 訓練日誌
7時半起床~ 今日もクロスカントリー♪

 
本日のルート
 
Chino => Ramona => French Valley => Apple Valley => Chino
 
合計飛行距離は214NM(=約385km)




 
11時過ぎにチノをテイクオフして、まずはラモナ空港へ
 
ラモナはサンディエゴ国際空港から北東へ約30kmに位置する。チノから南へ行くのは初めて。コックピットから見える景色も今までのフライトとは大違い・・・右手に海を見ながら、眼下にはたくさんの緑が元気よく日光浴しているように見える。海からの湿った空気(早朝の霧など)で緑が育っているのでしょう。「緑=癒し」というか、今までのフライトとはフライト中の気分の持ちようが違う。何だか緑の大切さ?!を噛みしめながらのフライトになった。しばらく飛んでいると、右手に煙がモクモクと上がっている。What?? あーもしかしてあれが、山火事か?!海からの風で煙が内陸の方へ流されているようだ。煙を避けるために予定ルートを少し変更




ラモナはClass Dに指定されている空域で、管制官と交信しながらのアプローチ+着陸となった。管制官との最初のコンタクトで、「Animal Parkの上空に来たらレポートせよ!」と言われ・・・おいおい、そんなん知らねーよと思いつつ、この辺りは初めてで土地勘なしと伝えたら、ラモナ空港のトラフィックパターン(場周経路)まで丁寧に誘導してくれた。ふぅ・・・たまたま他の飛行機がほとんど居なかったから、管制官も余裕があり対応してもらえたけど、土曜など混雑している時に初めて行く場合は・・・どうなっていたんだろう?!パニックになっていたに違いない・・・
 
ラモナでは休憩せず、着陸後すぐにタクシーバック(駐機せずに直ちに離陸ポイントに戻る)をリクエスト!タクシーバック中に派手な飛行機を発見。多分、火消し用の飛行機(消防局所有?)でしょうね。先ほどの山火事の消防活動に向かうのだろうか。



 
 
続いてフレンチバレーへ
 
フレンチバレーはラモナから北に約70kmに位置する。ワイナリーが有名で広大なブドウ園があちこちに見える。ちょっと景色を楽しみたいと思い、高度を2000フィート(600m)まで下げて景色を楽しんだ。フレンチバレー空港は割と大き目の空港で施設もしっかりしている。たくさんの小型機が駐機場でお休み中。きっと週末には元気よく飛び出していくのでしょう。トイレ+たばこ休憩を済ませ、空港の建物を見学 天井がやけに高い。平日のせいか自分の他にもう一人パイロットがいるだけだ。のんびりできるね
 



 
続いてアップルバレーへ
 
アップルバレーはフレンチバレーから更に110km北上したところにある。途中、山越えあり。ちょっと緊張。山から十分な距離(2000フィート)を保って無事に山越え成功 山を越えると・・・砂漠の景色が。。。先ほどの景色とのGAPが激しすぎる。とても広く感じる。周りにほとんど何もないので、空港が見つけやすいってのが利点か?!アップルバレーはNon Tower空港(管制塔なし)なので、自分のポジションをセルフ・アナウンスしながら無事に着陸成功!風もなく特に慌てることなく着陸できた。アップルバレーはのどかというか、駐機している飛行機も少なく、シ~~ンとしている。聞いたところによると週末は賑やかになるみたいだ。地元では有名な?カフェがあってデザート系が美味しいみたい。カフェは朝7時から15時までオープン 今日はもう閉まってる・・・残念 次回は是非!
 




 
今日は初めてサンディエゴ方面の南の空を楽しめて満足だ。また、緑/ 砂漠の対照的な景色が印象に残る。アップルバレーのデザートをミスしたのは痛い・・・
 
 
本日の総飛行時間は、3時間36分
 
 
明日はどこに行こうかな。



 本日の晩飯
 
 
 ハンバーグ AGAIN  



たか

 
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クロカン: Kidwell(ネバダ州)リアルなSoft Field Landing/ Takeoff

2009-10-19 | 訓練日誌
7時起床~
 
今日も天気良好 GOOD!!
 
今日のクロスカントリーのルート
 
Chino => Kidwell(ネバダ州)=> Sun Valley(アリゾナ州)=> Bullhead(アリゾナ州)=> Chino
 
合計飛行距離は約466NM(=838km) 今日はM教官と共にクロカン
 


(クリックして拡大可能)



Kidwellは公共の空港では珍しく、滑走路が土!!! 覚えたてのSoft Field Landing/ Takeoff をリアルで実行しないといけない。これは日本では中々味わえんということで本日の目玉。

 
チノをAM8時半にテイクオフして昨日も通過したTwentynine Palmsをチェックポイントに北東へ向けて航行!Twentynineから北上するのは初めてなので、ワクワクしていたが、ん~~ 見慣れた景色というか辺り一面は砂漠だった・・・


上空から撮ったTwentynine Palms空港(何もないしょ?)


 
暫くするとKidwell空港が見えてきた。滑走路が土なので・・・視認しにくい

 
地表では風が結構強い様子 リアルなSoft Field Landing... つまり接地後は前輪を接地させずウィリー走行する着陸方法。風が強いので、やや不安

 
案の定、風に流され気味で最終進入(ファイナル)してしまい、M教官の手が操縦桿に・・・さらに接地寸前にラダー(方向舵)を思いっきり踏まれてしまった。ちょっと一人では無理だったかな。まだまだ技量レベルが低いと実感 あーあ

 
いや、ホントに滑走路が土だよ。凸凹多いし・・・すげーところだ。おまけに空港に家屋が隣接している。何故だろう?特に飛行機を所有しているようには見えないし。不思議な空港だ。


 
休憩なしでそのまま離陸!

 
30分かけて一昨日プライベート・ライセンスの試験を受けに来たSun Valley空港へ

 
事務所には一人の若い教官が居ただけど、他の教官達は訓練中だった。Sun Valleyへ立ち寄ったのは・・・M教官が携帯を忘れたため(忘れ物の常習犯)事務所では見当たらず、結局一昨日の朝にホテルに迎えに来てくれた現地教官の車の中になった。ふぅ。

 
しばらくSun Valleyでのんびりした後、近所のBullhead空港へ向かった。Bullheadは比較的大き目の空港で管制塔もあり、空域はClass Dに指定されている。空港の側を流れているコロラド川を挟んだ向かいにはカジノの街がある。ラスベガスと比べればかなり小さいが、それでも大きなホテルが5~6件立ち並ぶ。そう、そこはネバダ州 その一角にあるRiverside Hotelで晩飯を取ることに
 
Bullheadには、カジノ&コロラド川でのレジャーなどで、たくさんの観光客が訪れるようだ。旅客機の定期便もあるらしい。Bullhead空港で駐機をしていると、空港オフィスから電気カートにのったおじさんがお出迎え。空港事務所(FBO?)までの送迎サービスってところ。いやいや、十分歩いて行ける距離なんだけど(すぐそこに事務所が・・・) 観光地がゆえにサービスもしっかりしているのでしょう。

 
空港事務所の中に入るとかなり豪華なつくりになっている。建物も新しい。パイロット・ラウンジにお邪魔したが、大きな壁掛けTV・航空気象のチェック用にPC・プリンター・黒の本革の立派なソファがあった。コーヒーも無料~ 素晴らしい 今までの空港の中では最高級のラウンジだ
 
Riverside Hotelから送迎シャトルが来てくれる。これまたビックリ。シャトルバスで約15分ほどでホテルに到着。賑やかなカジノを横目にレストランへ直行

 
コテコテのアメリカのレストラン Menuを見て悩んだ結果、French Dipをオーダー 

 
さすがアメリカ・・・サイズがでかいっす。いくら腹減ってても食べきれない量だこと。周りを見渡すとお年寄りが多いことに気づく。恐らくノーザンホークがお客さんの中では最年少でしょう。お年寄りはべガスに行かず、のんびりBullheadのカジノで楽しみたいのかな。それとも今日は月曜だからお年寄りが目立つのかな?
 
結局、M教官もすべて食べきれず・・・2人とも、ほぼ半分お持ち帰りとなってしまった。





二人とも食べきれずお持ち帰り・・・



タバコを1本吸っている間に1セントのスロットルに挑戦!1ドル札を入れて1回目でなんと大当たり!! と言っても10ドル(10倍にはなったけど)の当りでした。ラッキー すぐに換金しようとカウンターに行ったら、IDを見せろだって。あのー もうすぐ36歳ですが・・・




 
シャトルバスでBullheadへ戻り20時にテイクオフ!帰りは夜間飛行となった。暫くすると、Bullheadの街の明かりが見えなくなり、砂漠地帯へ入っていた。

 
前方には明かりが何もない
 
夜空を見上げると・・・星がめっちゃキレイじゃないか。ホントにすごい。だって、天の川が見れたのだから。コックピットの計器のライトをオフにするとよーく天の川が見える。キレイすぎて鳥肌が・・・自然のプラネタリウムなんぞ滅多に見れるもんじゃない。何だか得した気分
 
更にビックリしたのは、右後方にはラスベガスのネオンの明かりが見える。100km以上も離れているのに、これから夜明けか?と思わせるくらいのパワー これまた凄いね。べガス上空からの夜景はきっと言葉も出ないほどキレイなんだろうな。

 
Bullheadを出る前に最新の気象情報をチェックしたところ、航行予定だった7000フィート付近まで正面からの風が強い予報だった。なるべく向かい風の影響を抑えるため1万フィート(3000m)で巡航することにした。1万フィートは自己最高高度だ。さすがに上空は寒い・・・ヒーターON!

 
ハイウェイを走る車の明かりを頼りに無事にチノに到着(23時)結局、帰りは風の影響で予定していた時間を1時間もオーバーしてしまった。



Bullhead空港から飛び立つ前に撮ったRiverside Hotel




今日のフライトは、土の滑走路でリアルなSoft Field Takeoff/ Landingを経験できたり、カジノで10ドルのプレゼントがあったり、天の川を見れたりと、充実したものだった。
 
合計飛行時間は6時間 思ったより疲れはなし!!
 
さーて、明日はどこに行こう?
 
 






たか
 
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クロスカントリー: Blythe空港へ

2009-10-18 | 訓練日誌
気分よく7時起床~
 
さぁ、今日からクロスカントリー飛びまくるぞ
 
次の訓練(IFR=Instrument Flight Rule=計器飛行証明)に入るまでに40~45時間のクロスカントリーを計画している。1日4~5時間は飛びたいところ。
 
本日のターゲットとする空港はBlythe空港 Twentynine Palmsから南東へ70 NM(=126 km)に位置する。
 
毎度おなじみのTwentynine Palmsを経由してBlytheで休憩後、以前行ったThermal=>Palm Springsをチェックポイントにチノに戻るルートを計画した。
 
全行程飛行距離は、320 NM (=579 km)

(クリックして拡大表示可能)


 
 
8時にチノをテイクオフ!
 
 
若干雲があったが、さほど気にならないレベル。Twentynine Palmsまでは何度も行っているので楽勝~モード。途中の山の谷間の気流も安定していて問題なし。Twentynine Palmsのちょっと先にあるVORステーション(飛行機向けナビゲーション用に360度 1度単位で電波を放ち航行のヘルプ役を担っている)を超えて針路を南東へ
 
家ひとつない・・・砂漠の風景・・・改めてアメリカの広さを実感
 
途中で風に流されていることに気づき、修正するため針路を修正した。7500フィート上空では風が強い模様・・・
 
 
Blytheもまた事務所に無愛想なおっちゃんが居るだけで周辺に何もない・・・燃料を両翼5ガロン(19リッター)ずつ入れてもらうようお願いした。タバコ+トイレ+水分補給をして、しばし周辺の景色を楽しむことにした。といっても何もないので、ただただアメリカって広いな~~と感じるだけ。ぼけーっとしていると、ヘリコプターが1機降りてきた。給油が目的らしい。気さくなおじさんで気軽に挨拶してきた。やっぱり、飛行機乗り同士だと、何ていう、何か通じるもんがあるのか?!仲間意識みたいなものがあって、コミュニケーションを取りやすい。日本で長期休みを利用して、大型バイクに乗ってよく北海道へ行ったが、バイク乗り同士、初対面なのに楽しくお話できたことを思い出す。共通の話題があるってことは楽しいもんだね
 
 
気温は30度Cオーバー 上空に上がるまで汗びっしょり・・・あのー10月なんですけどぉ
 
Blytheをテイクオフして次のチェックポインであるThermal空港を目指す!途中左手には巨大な湖 Salton Seaが見えてきた。いやーでかいねー ThermalからPalm Springsを抜けていつもの山の谷間へ
 
 
あれ?? もやがかかっている・・・視界が悪い。下のハイウェイを頼りに何とか谷間を通過して、Lake Mathews湖へ
 
途中、March空軍基地上空を通過中・・・黒い不気味な軍用機が離陸してこっちに向かってくるじゃないか
 
おいおいー こっちにくるな~ 黒の飛行機は見た目からして怖い(ビビった)
 
 
ハラハラしながら無事にチノに帰還
 
合計4時間半のフライトでした。やっぱり長時間のフライトは疲労度が違う・・・
 
明日はどこに行こうかな~ 地図を見るのが楽しい
 
 













 本日の晩飯
 
 
 M教官特製の巨大ハンバーグ定食  







たか

 
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いざ実技試験へ~~!

2009-10-17 | 訓練日誌
6時起床~ ぐっすり眠れた!
 
ホテルの部屋に備え付けのコーヒーを入れて、昨晩のバッフェで確保しといたドデカイ クッキー2枚を朝食にした(せこい!!

7時にSheble Aviationの若気な教官がホテルまで迎えに来てくれた。ありがたいね。

Sun Valley空港に着くと風のチェック!!

おいおーーい 結構風強いぞー 7時現在の現況は、23ノット(風速12m/秒)・・・昨日は激しい突風もあったが、今日は突風は記録されていない。。。まだましか

8時に試験官のJoe登場~ 

「今日も風は強めだけど、行けるか??」と言われ・・・「全力を尽くします」と即答してしまった。「いや、無理です」とは言えないでしょう~ やるしかないね。幸い滑走路からみて横風ではなく、真正面(正対風)からの風だった。


まずは、オーラル試験からスタート!

緊張の第一問目

「今日のTakeoff/ Landing Distance(離着陸に要する滑走距離)をどうやって計算したか説明しなさい」

これは、楽勝~~ きちんと予習済みだ。

続いて・・・

アリゾナ州のPhoenix空港(フェニックス)および Yuma空港(ユマ)を例にそれぞれどのような空域に指定されていて、最低気象条件は何か?また、空域に進入する際の必要最低条件(パイロットライセンスや管制からの進入許可の有無など)について質問された。これも、難なくクリアー

その他質問されたのは

飛行機のメンテナンスについて(法規関係)
飛行機に最低装備しなければならない機器(昼間に飛ぶ場合 and 夜に飛ぶ場合)
パイロットが常に携帯していなければならいもの
高馬力の飛行機を操縦する際の要件(high performance aircraft)
航空気象情報全般(幅広い・・・)
NOTAM(Notice to Airmen = 日本語で何て言うんだろう・・・エアマン向けの重要なお知らせかな。(例)xxx滑走路閉鎖中 xxxエリアで火事の消火活動中 などなど)
Weight and Balance(飛行機の重心位置の計算方法を説明せよ)
訓練機(セスナ172)の各種スピード(Vx: Best angle of climb/ Vy: Best rate of climb/ Va: Maneuvering speed/ Vs: Stall speed flap up/ Vso: Stall speed flap down)



ということで・・・・予想通り広範囲に及んだ。応えられんかったのは・・・・セスナ172型のAlternator(発電機)は何ボルト??? はぁ??知りません・・・「分からなかったら、マニュアルを見て調べなさい」だって。まさか、ボルトまで聞かれるとは予想外だったけど、自力で調べて何とかなった。

オーラル試験の時間は1時間強・・・結構細かいところまで聞かれたが、予習の成果もあって無事にクリアした。重箱の隅をほじくるような質問は一切なく、こいつはパイロットとして安全に飛行できるか?についての基礎知識を問う質問だった。



ところで、外はまだ・・・
 
風がコンスタントに20ノット以上吹いている模様・・・しゃーない。
 
「風はちょっと強めだけど、持てる力を全部出し切りなさい」と試験官に励まされつつ・・・実技試験スタート!


真正面からの風ということは、機体が滑走開始から宙に浮くまでの時間は短い。また、操縦桿を引く力(機首を引き起こす)もほんのちょっとでいいはずだ。ノーマル・テイクオフ!
 
予想通り浮上したはいいが、機体は左右に振られながら・・・何とか上昇を保ってる
 
3000フィートで水平飛行にしろと指示
 
上空は地上より比較的安定していたので、一安心



実技試験で行った科目は
 
Steep Turn(翼を45度に傾けて急旋回 高度維持!)
Slow Flight(低速飛行)
Approach Stall(着陸時の失速を想定)
Needle空港でShort Field Landing/ Soft Field Takeoff
HoodをかぶってVORホーミング+異常姿勢からの回復操作
緊急着陸=>Go around(エンジン故障を想定して、安全に着陸出来そうなフィールド(大きな道など)を探して、そのポイントに向けて緊急着陸操作を行う。シミュレーションなので実際には着陸せず、接地寸前で再上昇(=Go Around)



途中、Needle空港で休憩が入った・・・何でも、昨日Shebleの訓練機セスナがまさにエンジントラブルで緊急着陸したそうで、その整備の様子を見たかったらしい。。。おいおい・・・試験中なんだけど・・・実はこのNeedleでの休憩が落ち着きを取り戻さしてくれた(ラッキーだった)
 
 
そして、強風のSun Valleyへノーマル着陸・・・最終進入(Finalレグ)へ旋回するときは、ものすごい横風でちょっとびびったが、通常よりもエンジン回転数を200回転増して着陸(風に負けないように) どしゃーん とまではいかないまでも・・・ドシッってな感じで接地・・・横目で試験官が操縦桿に手を出そうか出すまいかヤキモキしている様子がうかがえた・・・が、手を出させなかったぞ!
 
 
駐機場まで戻る間に「Congraturations!! おめでとう 風を考えればよくやったよ」とヘッドセット越しに試験官から合格通知をいただいた!笑顔で握手~~

 
いやぁ~~感無量 よかったよかった。幸せの瞬間でした

 
Shebleのオフィスに戻りライセンスが届くまでのテンポラリーライセンスを即時発行してくれた!(日本でも即時発行してくれればいいのにね)


Sun Valleyからチノへの帰りは、初機長(Pilot In Command)としての飛行!!
晩飯はM教官が超特大サイズのピザを買ってきてくれました。
 
ビールがホントにうまい


思えば、8月22日@札幌での緊張し過ぎて”体カチカチ”の初フライトを皮切りに2カ月弱でプライベートライセンスを取得することができた。ほんとあっという間・・・非常に濃い日々を送ってきた。
 
 
底知れぬ情熱を持って教育をしてくれた札幌のN教官!
 
そして、ひよっこ訓練生だった、たかを献身的にサポートしてくれた札幌の愉快な仲間達!
 
そしてそして、持ち前の頑丈な体でたかのリクエストに応えてくれましたチノのM教官!
 
感謝感謝です。
 
ほぼ計画通り、総飛行時間49時間でライセンス取得できたのは皆さんのお陰です。

 
 
最後に、いつもそばで応援してくれている家族・友人、ブログを読んでくれている読者の皆さんにも
 
「ありがとーーーーーーー!まだ序章だけど良いスタートが切れました。これからも付き合ってくださいね」


さぁ、また明日から頑張るぞ!!
Good day~~!


友人がビデオを編集してくれました。撮影者がM教官なので・・・素材が・・・・でもうまいこと編集してくれました。
 







 本日の晩飯
 
 
 特大ピザ・・・食いきれね~  





たか
 
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いよいよ実技試験へ!! 強風が・・・

2009-10-16 | 訓練日誌
AM3時半起床・・・
 
昨晩は結局24時まで色々と準備をしてて寝れなかった。気分が高揚してますね~ 目覚ましなしに、さくっと3時半に目が覚めた。昨晩は晩飯取らなかったので、さすがに腹ペコ。朝からご飯2杯と味噌汁と納豆をいただいた

 
忘れ物はないか?!再確認
 
パスポート、健康診断証明(Medical Certificate)、筆記試験の合格証、国際運転免許証(念のため)、お金、航空図(カリフォルニアとアリゾナの2つ)、ビデオカメラ!、デジカメ、自分のノート など

 
AM4時15分 試験会場であるアリゾナ州のSun Valley空港へ向けてテイクオフ!!直線距離でチノから165 NM=300kmの旅



(クリックすると拡大表示可能)




外はまだ真っ暗だ。夜間飛行になるな。さすがに、この時間に小型飛行機は飛んでいない模様・・・(当り前か) 高高度では旅客機が飛んでいるけど。

 
Sun Valleyには先月に1度行ったので、空の道に迷う心配はない。右席に座っているM教官は・・・さすがに寝むそうだ。すんません 2人とも寝ないようにオーラル試験の模擬練習をしながらの飛行となった。

 
しっかし、何度見ても砂漠の夜空に輝く星はとてもキレイだそして、6時ごろから地平線がゆっくり明るくなってくる。そう夜明け!!刻一刻と変わる美しい光景に2人ともうっとり。自然が生み出すショータイム! よく考えたら毎日このショーは開催されているのね。。。
 
 
途中、Needle空港(Sun Vallyから南へ28km)でShort Field Takeoff/ Landingの練習を兼ねてタッチアンドゴーを1回してSun Valleyに6時半ごろに到着!
 
 
か、、、風がめっちゃ強いやんか  Needleはそれほどでもなかったのに。予報ではWind Calm(穏やかな風)となっていたのに。勘弁してくれよ~ すかさず現況の気象情報を取ってみた。風速25ノット(13m/秒)、突風35ノット(18m/秒)だって。

ガーン これはまずい・・・
 

現地スクール(Sheble Aviation)の事務所に入ると、早朝だというのに賑やか。本日初ソロフライトを控えているおっちゃん、IFR(Instrument Flight Rule=計器飛行証明)の試験を控えているヨーロッパ系の兄ちゃん、プライベートの訓練生で数日後に試験を控えているお姉さん、よく分からないインド系の兄さん・・・などなど 

 
Sun Valleyはローカルすぎるので、Sun Valley向けの気象予報は出ていない。。。Needleの予報は出ているようで確認してみることに。予報的には問題ない模様。Sun Valleyだけ強風か
 
 
7時半を回った頃には、初ソロフライトの予定だったおっちゃんは、強風のためキャンセルとなり、渋々帰って行った・・・嫌な予感


試験は8時からの予定で、試験官はSheble Aviationのオーナー
 
 
 
8時過ぎに試験官からM教官の携帯に電話がかかってきて、風が強いので、明日にしたらどうか?とのことだった。とりあえず、お昼まで様子を見ようということになった。外は風がひどくなってる気がする・・・砂が宙を待っていて容易にタバコ吸えない・・・
 
 
待ちくたびれてスクールの事務所のソファで仮眠・・・結局、正午過ぎても風は一向に収まらず 撤収~~~ 先月も泊まったカジノ・ホテルで1泊となってしまった。着替え持ってきてないんだけど。。。

 
ホテルでオーラルの予習を少しやって、超久々に?!テレビってやつを見た。何だが試験前に超リラックスモード・・・いいのかな。晩飯はM教官とホテルカジノ内になるバッフェで
 
 
暇すぎて・・・22時に就寝
 

明日は風大丈夫だろうか・・・




たか
 
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明日の試験に向けて総仕上げだ!

2009-10-15 | 訓練日誌
7時半起床~ 今日も晴天なり
 
いよいよ明日が実技試験だ! 自然と気合が入る。
 
午前中はM教官とオーラル対策に時間を割いた。模擬試験の形式でM教官の質問に答える形で進めた。まだ・・・航空図の読み取りで詰まってしまう点があったので、念入りに復習した
 
昼食後は気分転換に近所のスーパーマーケットに行って食材の調達の付き添い、続いてCostco(日本でいうコストコ?)に行ってウィンドーショッピング♪ 服売り場には長袖のシャツ・パーカーなど秋冬のラインナップになっている。朝・夜は肌寒くなってきたけど、日中はTシャツでOKのレベルなんだけどなぁ。ところで、チノに秋ってあるのかなぁ・・・

 
 
明日の試験に向けて最後のフライト訓練は16時からスタート
 
ここ最近はShort Field Takeoff/ Landingが中心だったので、他の科目についてブラッシュアップが今日のテーマ

 
 
チノをテイクオフして、まずはLake Mathews湖へ
 
S Turn(目印の道路を中心にS字を描くように旋回する)
Around a Pylon(湖の小さな島を中心に円を描く練習)
Departure/ Approach Stall(離着陸時に機首を引き起こしすぎて失速する想定で、そこからの回復操作)
Slow Flight(低速飛行を確立&巡航速度への回復)
 

 
Mathews湖からコロナ空港へ行きタッチアンドゴーを2周
 
コロナではShort Field Takeoff/ Landingを繰り返し行った。
 

 
コロナからチノへ戻りタッチアンドゴーを2周
 
チノではSoft Field Takeoff/ Landingを1回練習して、最後は(久々の?)ノーマルLandingで締めくくった。
 

 
本日のフライト訓練は1時間45分


 
ここ数日、Short Field Takeoff/ Landingの練習に集中していたので、もしかしたら、他の科目の感覚が鈍っているかな・・・と心配だったけど、体は覚えているんだねー とても上手とは言えないけど、何とか試験に臨めるレベルまで仕上がっている感じ。M教官から「まぁ、大丈夫だろー あとはリラックス!」とGoサインをもらった。
 
 
毎日飛べる環境ってのはとても重要だと再確認した。脳みそは朝から晩まで飛行機漬けだし、疑問があればすぐに聞ける環境
 

 
明日は試験会場のアリゾナへ4時AMテイクオフ
 
早く寝なければ・・・
 
 
何だか今日は全然お腹が空かない・・・えー もしかして緊張してるんか?
 
実はオーラルが心配・・・


ということで、晩飯は取らず朝たっぷり食うことにした




たか
 
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口頭試問対策(オーラル)

2009-10-14 | 訓練日誌
8時起床~
 
今日はフライト訓練なし

 
明後日の試験は実技試験の他にオーラル(口頭試問)がある。今日は、このオーラルの対策に集中する日とした。

 
オーラルは広い範囲をカバーされるため、準備がめんどくさい。

 
航空図を正確に読めるか?各空域の特徴(最低気象条件など)を理解しているか?

Aviation Fitness....つまり、空にまつわる病気(健康面)について理解しているか?例えば、酸欠・一酸化中毒などにかかった場合の正しい処置とは?高高度で酸素が必要なのは誰か?またどのくらいの時間酸素補給が必要か?高度別に差はある?

Weight and Balance: 飛行機の重心の計算方法を説明できるか?

航空気象について説明できるか?特に注意すべき航空気象警報(hazardous weather information)の種類、またその違いについて説明出来るか?

離着陸に要する滑走距離の計算方法を説明できるか?
 
などなど・・・


 
筆記試験で覚えた知識をベースにテキストで確認しながら肉付け作業
 
午前と午後にM教官と模擬オーラル試験を行って、そこで答えられなかった分野について再度たたき込む
 
 
札幌でN教官から借りてきた下記のテキストはかなり使える ビジュアルを使っての説明が多いし、英語もそれほど難しくない!!かなりお薦め


 
 
とても覚えやすくて感動したのは、下記のマトリックス 空域毎の最低気象条件(有視界飛行)が一目で分かる。



例えば、Class G内で対地1200フィート以上で飛ぶ場合(日中)、視程 1 NM (nautical mile) = 1.8km 雲から最低離れて飛ばなければならない縦方向・横方向の距離(雲の上を飛ぶ場合は1000フィート、下を飛ぶ場合は500フィート、水平方向では2000フィートの距離を置かなければならない)
 
 
 
オーラル対策勉強中に、かなりうるさいエンジン音が聞こえたので何事かと思ったら、、、戦闘機?!がやってきた。。。話を聞いてみると、むかーしのチェコの軍用機(訓練機)をプライベートで乗っているのだとか。。。すげぇ さすがアメリカ






 本日の晩飯
 
 
 ヘルシー精進料理?納豆+味噌汁+サラダ  






たか
 
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実技試験まであと3日~ 仕上げの段階へ

2009-10-13 | 訓練日誌
8時起床~ 今日も晴天!
 
11時からフライト訓練へ
 
本日もShort Field Takeoff/ Landingが焦点に
 
 
チノをテイクオフして、Lake Mathews湖へ
 
Mathews湖では昨日に引き続きフードをかぶって旋回・上昇・降下および異常姿勢からの回復の練習をおこなった。問題なく出来ているんだけど、実技試験を受ける際の要件としてフード時間=3時間以上となっているので時間調整といったところ。
 
 
続いてコロナ空港にてタッチアンドゴー
 
 
コロナでは課題のShort Field Takeoff/ Landingに取り組む
 
コロナのトラフィックパターンを4周(離着陸それぞれ4回)した。少し風が出ていたが、練習可能なレベルだ。Short Field Takeoffは無難にこなす。着陸は・・・もうちょいだ。やはり我慢が足りないのか・・・接地寸前でびゅ~んって機体が浮いてしまうのでした
 
 
コロナからチノへ戻り、再びShort Filed Landingの練習
 
チノは無風状態だった。タッチアンドゴーを2周したが、最後の最後に何とか納得いくレベルになった。ふぅー 風によって、操縦桿の操作が変わってくる!!ってことを肌で実感した(当り前なんだけど・・・気付くのが遅い・・・
 
 
正面からの向かい風の場合は、操縦桿の操作(引き起こし)はソフトに!!
 
 
本日のフライト訓練は1時間半




 本日の晩飯
 
 
 大盛りマーボー丼  





 

たか
 
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実技試験まで4日!

2009-10-12 | 訓練日誌
7時半起床~
 
雲もなく気持ちいい朝だ

 
昨日のShort Field Takeoff/ Landingの訓練で一通りプライベートパイロットの科目は学んだことになる。今日からは、今まで学んできた科目に一つずつ磨きをかける段階に入る

 
10時半からフライト訓練開始!!
 
何故だか知らんが、チノ空港上空が混んでいたので、急遽、コロナ空港でタッチアンドゴー訓練をすることになった。

 
コロナでは、Short Field Takeoff/ Landingを集中的に練習した。風も穏やかだったので練習としては最高のコンディション
 
Short Filed takeoffは無難にこなせるレベルになったが、やはりLandingは・・・まだまだ流れるような操作とはいかない。特に難しさを感じるのは、フラップを40度(MAX)まで下げた状態での機体の引き起こし(着陸の際に接地寸前に操縦桿を引いて機首を上げる)の感覚が掴みにくいこと。着陸時は、今まで最大30度までしか下げていなかったので、40度まで下げると抵抗+揚力が増して、操縦桿を引きすぎるとふわ~~っと浮いてしまう

我慢が大事・・・だね。
 
 

コロナでタッチアンドゴーを5周して、Lake Mathews湖へ
 
Lake Mathewsではフードをかぶって(計器だけ見えるように長いつば付の帽子)以下の練習に取り組んだ
 
通常の旋回(M教官から方位<例90度=東>を言われ、指示された方位に正確に旋回する)

上昇・降下
(指示された高度まで一定の率で上昇・降下して水平飛行に戻す練習)

VORホーミング
(指示されたVORステーションの真上までVOR計器を使って飛んでい行く練習)

指示された場所まで所要時間何分かかるか機上で計算
(現在のスピード、指示された場所までの距離から算出)
 

 
外の景色が見えないとちょっと気持ち悪い。。。計器を信じるしかないんだけど。
 
フードの科目は結構自信あり。
 
 
本日の訓練は約1時間半


 本日の晩飯
 
 
 手作りジャンボバーガー 





たか
 
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