おはようございます。また夢を見ました。寝られないんですね。早くこの痛みから解放されて、ゆっくりぐっすり眠りたい。
なんて言うか、寝られないほど痛いわけじゃないのがいやらしいところですね。ただ足を曲げ伸ばしすると痛いので、実際は寝返りごとにぼんやりと目が覚めるんです。いたたた……と。その寝入りばなに、変な夢を見るんですね。それを全部繋げると一回分の夢が出来上がる。だから、さっきまで宿だったのが、いきなり列車になっていたり、昼だったのが夜になっていたり、ミュージカル仕立てですよ。最近の夢は。
昨日の夢は、
妻が、出かけるというんです。え何処へ? と訊いても答えずただ、「月に眩しい人口衛星が被ってて綺麗だから、出来たら写真撮っといて」、とだけ言い残して出かけてしまいました。隣の部屋ではガスストーブが付いたまま、妻にしては珍しい不用心です。慌てて出て行ったのがわかります。すわ、浮気相手のところに? と思いますが思い当たりません。ベランダから外を見ると、宵の月が、たしかに妙に明るく光っています。あれのことか、と写真を撮ろうとするとすでに真夜中で、しかも、ベランダの下では多くの人が、おかしいよ。あれ、おかしいよ。と、騒然として見上げています。 月が明るすぎて、まるで昼間のような影が出来ています。ベランダの下の人々の顔もはっきりとわかるほどです。
そして写真を撮ろうとした時、スッと、月は視界の外に消えてしまいます。 あ、月が、人工衛星ごと、消えた! そう思った時、その同じ人工衛星が、ものすごい轟音と共に私の部屋、その時は列車になっています。を追いかけてきます。ベランダの下からは、やばいやばいやばい! という人々の声。それもいつしか逃げ惑う列車の乗客たちの声になっています。私が彼らと共に、車両を進行方向に向かって逃げます。
あ、ストーブ!そう思って隣の部屋のストーブを消している間に、私は人工衛星から降りてきた覆面の、やたら大きな銃を持った男たちに追いつかれてしまいます。
でも、かんがえてみればここは私の家。今はなぜか列車だけど確かに私の家で、この列車のどこかに、息子の教科書や、サンタに貰ったばかりのラジコンや、おじいちゃんに貰ったばかりのレゴの飛行機があるはず。だいたい、何でこいつ等は、何の権利があって私の家に不法侵入してきているんだ??
そう思うと、ふつふつと怒りがわいてきました。 覆面なんかしやがって! 見回すと、武器になりそうなものは、ストーブしかありません。とりあえず、全員は無理でも、一番先頭の奴はこれを投げつけてやろう。そう思ってホースを抜くと、シュー、とガスが漏れ始めました。 そうだ!ガスを充満させて、この部屋ごと、こいつらを爆破してやろう。 でも、そうなると私の命もありません。息子の教科書も、ラジコンも、レゴも、木っ端みじんです。それに、この家のどこかに息子がいるかもしれません。まず息子を探さなきゃ! そう思うと、腹面野郎なんてどうでもよくなります。 息子の名前を呼んで探しますが、返事がありません。いや、寝ているのかも、薄暗い部屋を私は探すのですが、腹面野郎たちは私に掴み掛ってきます。「それどころちゃう!お前らみたいなモンと、遊んどる場合ちゃうんじゃ!」と振りほどくのですが、腹面野郎は邪魔ばかりします。余りの鬱陶しさに、肘で思いっきり振り払うと、腹面野郎は小さな声で、「とうちゃん」と言います。え?なんで?
そこで、目が覚めました。 追い込まれてますね。だいぶ。私。
部屋が列車になったのは、生活費と時間の浪費を象徴したものの様な気がします。人工衛星は、すでに今見えているはずのハプニング。見えているのに、私は何もできません。まわりは、ヤバいよ、ヤバいよ!と言っているのに、私だけキョトンと見上げているのです。
腹面野郎、これはたぶん、予想する困難の象徴の気がします。気弱なんですね。なんか、トラブルに巻き込まれたとき、自暴自棄になってめちゃくちゃするんじゃないか、そんな自分に対する不信感。それを象徴している気がします。
息子が腹面野郎。これは戒めの象徴でしょう。直面する問題には、ちゃんと対処しないと、良かれと思ってやったつもりでも、結果子供を傷つけてしまう事になりかねない。
弱ってますね。だいぶ。迷ってますね、だいぶ。 昨日ビールがなくなりました。飲んで良いモノか、悪いモノか。
マグロ3040万円すしざんまい。行った事ないけど、景気がいいね。