ムカデ
2016-06-03 | 日常
6月なのに
夜の運動公園は
風が吹きすさび
あまりの寒さに
上着を着込んで
震えていると
子どもたちが練習しているコートに
大きなムカデが這いずり回っていた
ムカデで大騒ぎすることなく
避けながら練習を続けていたけど
皆がチラチラ私を見る
私に取ってほしいってことらしい
自慢ではないけど
人間以外の生き物が
私はあまり得意ではない
むちろん虫も触れない
だけどきゃーとか
虫が怖いとか
触れないなんて
言っててかわいい歳でも
ないことも知っている
だからおもむろに
グランドブラシをひきずって
ムカデをコートの中から
端の方へ追いやった
まるで何でもないことのように
平気で手でも触れそうな顔をして
友人が
ムカデはつがいでいるって言うよって
そんな言葉を聞いて
ドキドキした
誰もいない時に
現れたらどうしようって
帰る時
さっき出た反対側のコートの端で
大きなムカデが死んでいると
子どもたちが騒いでて
じゃあ
さっき出たのは
死んだムカデのつがいってことかと
もう出ないだろうことに
少しほっとした
夜の運動公園は
風が吹きすさび
あまりの寒さに
上着を着込んで
震えていると
子どもたちが練習しているコートに
大きなムカデが這いずり回っていた
ムカデで大騒ぎすることなく
避けながら練習を続けていたけど
皆がチラチラ私を見る
私に取ってほしいってことらしい
自慢ではないけど
人間以外の生き物が
私はあまり得意ではない
むちろん虫も触れない
だけどきゃーとか
虫が怖いとか
触れないなんて
言っててかわいい歳でも
ないことも知っている
だからおもむろに
グランドブラシをひきずって
ムカデをコートの中から
端の方へ追いやった
まるで何でもないことのように
平気で手でも触れそうな顔をして
友人が
ムカデはつがいでいるって言うよって
そんな言葉を聞いて
ドキドキした
誰もいない時に
現れたらどうしようって
帰る時
さっき出た反対側のコートの端で
大きなムカデが死んでいると
子どもたちが騒いでて
じゃあ
さっき出たのは
死んだムカデのつがいってことかと
もう出ないだろうことに
少しほっとした