良寛に関する本を二冊購入した。
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『良寛』(吉野秀雄)は良寛の短歌、旋頭歌、長歌の解説書である。
著者の吉野秀雄は会津八一に師事した歌人である。
良寛は自分の短歌集を発行したことはないので、それらを集めるのには大変な労力を必要としたのではないだろうか。
内容を見てみると良寛の短歌は万葉調で会津八一のそれとは違い生活感がにじみ出ているように思う。
良寛は万葉集を愛読していたそうであるので万葉調の短歌を詠むのは理解できる。
良寛は江戸時代後期の曹洞宗の僧侶である。新潟県の出雲崎に生まれ、寺を持たず、子供たちと無邪気に遊ぶ姿が思い浮かぶ。
しかし曹洞宗の僧侶であることから当然厳しい修行の時代もあったに違いない。
さらに良寛は曹洞宗開祖の道元の教えを守り清貧に徹した僧侶の一人である。
正法眼蔵随聞記に「学道の人は尤も貧なるべし。(略)仏法者は衣鉢の外は財をもつべからず。(略)」とある。
衣鉢とは袈裟と応量器のことで、応量器とは食事に使う器のことである。この器は托鉢にも使用する。
良寛は当にこのとおりの生活を送っていた。
もう一冊は『良寛を歩く』であるが、この本は新潟県内の良寛と関係する所とその近くの見所を紹介している。
この本を参考にして良寛を訪ね歩いてみよう。
ある意味、良寛は僧侶のお手本である。
もう少し良寛を勉強してみようと思う。
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『良寛』(吉野秀雄)は良寛の短歌、旋頭歌、長歌の解説書である。
著者の吉野秀雄は会津八一に師事した歌人である。
良寛は自分の短歌集を発行したことはないので、それらを集めるのには大変な労力を必要としたのではないだろうか。
内容を見てみると良寛の短歌は万葉調で会津八一のそれとは違い生活感がにじみ出ているように思う。
良寛は万葉集を愛読していたそうであるので万葉調の短歌を詠むのは理解できる。
良寛は江戸時代後期の曹洞宗の僧侶である。新潟県の出雲崎に生まれ、寺を持たず、子供たちと無邪気に遊ぶ姿が思い浮かぶ。
しかし曹洞宗の僧侶であることから当然厳しい修行の時代もあったに違いない。
さらに良寛は曹洞宗開祖の道元の教えを守り清貧に徹した僧侶の一人である。
正法眼蔵随聞記に「学道の人は尤も貧なるべし。(略)仏法者は衣鉢の外は財をもつべからず。(略)」とある。
衣鉢とは袈裟と応量器のことで、応量器とは食事に使う器のことである。この器は托鉢にも使用する。
良寛は当にこのとおりの生活を送っていた。
もう一冊は『良寛を歩く』であるが、この本は新潟県内の良寛と関係する所とその近くの見所を紹介している。
この本を参考にして良寛を訪ね歩いてみよう。
ある意味、良寛は僧侶のお手本である。
もう少し良寛を勉強してみようと思う。