平成28年1月24日(日)雪
今日は朝から雪の一日であった。風がないのでただ静かに降り続いて夕方には40cmほど積もった。
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このシーズン、初めての大雪だ。外に出る気もしなく、良寛の和歌を読んで過ごした。
このように雪が降ると、つい良寛は五合庵で冬はどうしていたのだろうと考えてしまう。
良寛の冬の歌を見てみるとその大変さが分かる。
山かげの草の庵(いおり)はいとさむし柴をたきつつ夜を明かしてむ
今よりはふる里人の音(ね)もあらじ嶺にも峰(お)にも積るしらゆき
わが宿は越(こし)のしら山冬ごもり往き来の人のあとかたもなし
山かげの真木の板屋に音はせねど雪のふる夜は寒くこそあれ
良寛の時代には今より多くの雪が積ったにちがいない。
隙間だらけの五合庵で寒さに耐えながら坐禅をしていたのだろうか。
そのぶん、春の訪れはなんとも言われない喜びを感じただろう。
霞立つ永き春日(はるひ)を子供らと手毬つきつつこの日暮らしつ
梅が枝に花ふみ散らす鶯の鳴く声聞けば春かたまけぬ
佐渡島の山はかすみの眉ひきて夕日まばゆき春の海原
今日は朝から雪の一日であった。風がないのでただ静かに降り続いて夕方には40cmほど積もった。
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このシーズン、初めての大雪だ。外に出る気もしなく、良寛の和歌を読んで過ごした。
このように雪が降ると、つい良寛は五合庵で冬はどうしていたのだろうと考えてしまう。
良寛の冬の歌を見てみるとその大変さが分かる。
山かげの草の庵(いおり)はいとさむし柴をたきつつ夜を明かしてむ
今よりはふる里人の音(ね)もあらじ嶺にも峰(お)にも積るしらゆき
わが宿は越(こし)のしら山冬ごもり往き来の人のあとかたもなし
山かげの真木の板屋に音はせねど雪のふる夜は寒くこそあれ
良寛の時代には今より多くの雪が積ったにちがいない。
隙間だらけの五合庵で寒さに耐えながら坐禅をしていたのだろうか。
そのぶん、春の訪れはなんとも言われない喜びを感じただろう。
霞立つ永き春日(はるひ)を子供らと手毬つきつつこの日暮らしつ
梅が枝に花ふみ散らす鶯の鳴く声聞けば春かたまけぬ
佐渡島の山はかすみの眉ひきて夕日まばゆき春の海原