音と人のコラボな生活 

チャキチャキマダムのローカルシニアライフ
音楽&トルコ&日常を綴る

オイストラフのモーツァルト

2008-12-05 | 音楽
実は、ヴァイオリンを聴くとき、
私なりに覚悟がいるので、簡単にCDに手がでない。
それなのに、まがさした

1曲目の悪魔のトリル(タルティーニ)に目がいって、
軽い気持ちでかけてしまった。

タルティーニは耳だけで気持ちよく聴いていたが、
2曲目、ベートーベンのクロイツェルソナタになったら
完全に私の動きは止まった。
やばいと思ったが時すでに遅し。

3曲目、モーツァルトのソナタ40番。
私のハートを完全ゲット。
一発目の和音で倒れこんだ

スケールが大き過ぎます。
16分音符もスタッカートもピアニッシモもすべて、
ひとつひとつの音に
表情があって、生きてる。
音楽が心地よく流れていく。
すべてが自然。
さすが巨匠の中の巨匠のモーツァルト。
私は・・・・惚れました。

ピアノ~
こちらも、音、メロディー美しすぎる
息ピッタリ、これこそソナタだ。
ピアニストはウラディーミル・ヤンポリスキー。
(いかにもロシア人!っていう名前だ)

終わった後、しばし身体は固まったまま

「オイストラフ先生、
 私も先生みたいにヴァイオリンが弾けるようになりたいです。
 すべての「音」を自分の手で作り、自分の音楽を奏でたいです


<ダヴィート・フョードロヴィチ・オイストラフ>

1908年9月30日 - 1974年10月24日
ソ連(現在のウクライナ)のオデッサ出身のユダヤ系ヴァイオリニスト。
使用楽器は1705年製ストラディヴァリウス「マルシック」

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