「吹奏楽の神様」と呼ばれた、吹奏楽指導者の屋比久勲(やびく・いさお)さんが13日、肺炎のため80歳で亡くなった。葬儀は17日午後2時から、沖縄県浦添市勢理客3の11の2のフェニックスホール那覇玉泉院で開かれる。喪主は長男哲(さとし)さん。

 沖縄県出身。1965年に沖縄の中学校で吹奏楽部の顧問を初めて務めて以来、沖縄県内の中学計5校と福岡工大城東高校、鹿児島情報高、九州情報大で指導。7校で全国大会に計32回出場、うち4校で金賞を獲得した。

 その輝かしい実績に加え、うまく演奏できなくても生徒を怒らず、わかるまで向き合って音色を磨く指導法が高く評価され、「吹奏楽の神様」と呼ばれた。