写真・図版市民功労表彰を受けた金本愛夢さん＝２０１９年１２月２５日、奈良県生駒市役所、伊藤誠撮影

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　奈良県生駒市は２５日、１０月にあった全日本通信珠算競技大会・個人総合競技（中学校の部）で優勝した同市立上中学校３年、金本愛夢（あゆ）さん（１５）＝同市＝に市民功労表彰を授与した。

　中学校の部には１５２８人が出場。かけ算や割り算など４種目があり、金本さんは満点だった。競技ではそろばんは使わず、すべて暗算だ。

　小学４年の時から、父親が経営するそろばん塾に通った。そのころの練習時間は一日に２時間。中学生になってからは１時間に減らしたが、「その分、集中力が増しました」という。大学１年の姉、高校３年の兄も同大会で優勝経験があり、自分もいつかは優勝をと練習に励んだ。

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　この日、小紫雅史市長から表彰状を受け取った金本さんは「今は高校の受験勉強を頑張って、高校の部でも優勝したい」と話した。（伊藤誠）