宮内庁は16日、上皇さま(85)が11日に強い脳貧血の症状を訴えられたことを明らかにした。定期検診による疲れの影響とみられ、立っていられないほどだったが、その後回復し、今は普段通りの生活を送っているという。

 同庁によると、上皇ご夫妻の検診は9日午後から15日にかけ、宮内庁病院や東大病院で実施。上皇さまは11日、午前と午後に検査を受け、お住まいの皇居・吹上仙洞御所で上皇后さまと夕食を取ろうとした際に気分が悪くなった。直ちに侍医の処置を受け、同御所で安静にして症状は回復。12日午後の検査は延期となった。

 同庁は、上皇后さま(84)が検診で一部再検査が必要と指摘されたことも明らかにした。結果は後日公表する。