教習所

今日は、私の出身教習所のお話。

湘南平塚モータースクールこちら、実は今年１月から普通2輪公認校になったばかり。
（４輪では長い実績があります）地元ではここで取った方も多いのでは？
私は公認校になるためのモニター生として取ったんです。
大きな違いは、卒業時公認校では卒検合格後、卒業証書と免許証（４輪免有りの場合）をもって試験場へ行けば免許を交付してくれますが、
モニターは卒検後試験場で実技試験を受けなければいけないのです。
しかも卒業モニター５０人以上が一回の試験で合格しなければならないので
（三人落ちるとそこで終了）実技試験の時のプレッシャーは相当なものでした。
通常免有りの場合、最短１７時間（普通MT)ですが、試験場一発となればそうはいきません。
私はトータルで８３時間練習しました。仲間の中には１００時間超の猛者もいたほどです。
教習自体は公認校と同じく定められたカリキュラムにそって進んでいきますが、
一つ一つの項目について完璧に出来るまでやっていくのです。
100回やって100回出来るまでやるんです。（オーバーかな？）


ひそかにお気に入りだった21号車CB400SF-K
教習車は、市販車と違い、VTECが着いていません。元から２バルブヘッドのようです。足回りも簡素、セッティングはかなり柔らかめ。ブレーキもVTRと共通の物のようです。
ハンドルも３ｃｍアップくらい。ガードバンパーの取り付け部はフレームに溶接されています。タイヤサイズもＦ１１０、Ｒ１４０と細め。
基本的に高価な装飾パーツは省かれ機能重視、Ｋの名の通り、教習専用車なのです。


当時一本橋で25秒、スラローム4.2秒は当たり前。
白バイか？ってレベルの猛練習。
でもね、楽しいんですよこれ、二十年のブランクから徐々に体が思い出していくのが。
指導員の方々も丁寧で親切。まずは「バイクは楽しい」から入る感じ。
そして、教習仲間、
性別、歳も仕事もバラバラ何の接点も無かった人たちのはずが、ひとつの目標に向かって一体になっていく不思議な感覚。
試験時には下見がてら応援に行き緊張と喜びを分かち合う。
在籍3ヶ月ほんと楽しかったな～。卒業後、一週間で大型二輪も一発合格！
レベルの高い練習のおかげです。

個性的な指導員がそろう中、一番真剣だったのはMさん。
公認が取れるまでの間、酒、煙草断ちの荒行を敢行。すごい人です。
それだけ教習所にとって公認を取るってのは大変なことなんですね。
いまだにいろいろ相談に乗ってもらってます。
この先、たくさんの人に私同様バイクの楽しさを教えていって欲しいと思います。