串屋マスターの幸せ。

日々の出来事や、思ったこと趣味のことなどを書いていきたいと思います。

一足先に・・・。

2009-05-24 06:27:00 | バイク
先日の事故で全損になってしまった、ヘルメット。
アライのラパイドSRです。

コイツが守ってくれたおかげで無事にこうしていきております。

外の傷もすごいですが、中のハッポウのつぶれ方もなかなかです。
キチンとした物を使っていてよかった・・とホントに思います。


しかしこれで、お出かけ&競技用のヘルメットが無くなってしまいました。
通勤用には、TXツアラーを使っているのですが、コイツはあくまで通勤用。
もったいないと思いますが、通勤途中の「もしも」の為に降ろしてしまいました。
安いジェットでも通勤用に買おうかとも思いましたが、
イザ作りをを見てみるとやっぱり信用できないのです。

昔、ミニバイクレース中に突っ込み勝負でフロントから激しく転倒。
顔面から路面に叩きつけられ、なんと帽体(ヘルメットの外殻)が
真っ二つに割れてしまった経験があるからなんです。
脳震盪を起こし救急搬送・・・運よく外傷はアゴに擦り傷程度で済みましたが、
恐ろしい経験でした。
記憶に焼きついているんでしょう、今でもたまに夢に見ます。
これが、公道だったら・・対車だったら・・さらに恐ろしすぎです・・hi

その時は、洋物の安物をかぶってたんです。
流石洋物、各所つくりの荒い事この上ナシでしたが
当時GPでも使ってる選手も居ましたし、軽いしミニバイクだから大丈夫と。

そんな経験もあり、以来数々の転倒歴の経験から、
ずっと、信頼できるアライのヘルメットをかぶり続けているのです。
え?ショウエイは?
残念ながら頭の形が合わないのか、シックリこないので、
1度だけしか使った事がありません。
物はとても良かったんですけどね、もったいなかったなぁ。

てな訳で、NEWヘルメットを先行購入、またまた派手にしてみましたよ。




さてまずは、大体なんでヘルメットが2個必要か?
ゼイタクだろ・・・イヤイヤちゃんと理由があるんです。

それは、髪や顔が「油くさい」から・・・です。

仕事上これは致し方ないことなんですが、
着かないようで衣服や髪の毛にしっかり着いている「天ぷら油」の匂い。
毎日使うとしっかり内装に浸み込んでしまうんです。
けしてイヤなニオイではないんですが、やっぱり気になります。

あと、食油の性質上、付着後ほっといて揮発すると樹脂状に軟硬化するんです。
特に繊維に浸み込んだ後はタチが悪くまず完全に除去する事はできません。
洗ってもマシになるていど・・・・。

せっかくの休日、ビッケさんと楽しいお出掛け中や、
ツーリングやジムの練習に行った時等に
仕事の事はなるべく思い出したくありませんもの。

いつもならサクッと買ってきちゃうのですが、今回はスゴク悩みました。
それは、ラパイドSRか、RX7Ⅴか・・・(アライ以外の選択肢は元から無し)。
今までかぶっていたSRでも十分なんですが、
R750に乗り換えて、今度はスピードレンジが少々高くなります。
その辺も勘案して、上級モデルの方が良いのではないかと思った訳です。

しかし・・・・・色が・・・単色の黒がない・・・。
キラキラ・・いらない・・・てかジャマだった。
デカールカスタムの都合上、色にメリハリが無くなってしまう・・・。
あ、私ガラもんは買ったことがありません。
必ず、自分カラーにしてかぶります。

結局SRに決定、あごのトコロのベンチレーションスリットがお気に入り。

さらに、前回同様「TattoStick」製のデカールでデコレート。
まずは、両面テープで位置決めしてから水貼りしていきます。
今回は直接発注なので思い切りいってみました。


基本デザインは一緒です、イメージって大事ですから。
パッと見て「あ、串屋さんだ!」と解ればOKです。
今回は、あごまわりをちょっと変えてみました。


いや、ちょっとやりすぎたかな・・・・・・?




 



VTR串屋号復活!!

2009-05-16 06:18:00 | バイク
事故から2週間連休中の日曜日、休眠中だったVTR串屋号を稼動させるべく、
久しぶりにバイクいじりをしました。


「最近VTRネタがナイなぁ~きっとK9の下取りに出したんだろうなぁ~」
なんておもってたでしょ!いやいやちゃんと持ってますよ。
こんな楽しいバイク、簡単には手ばなせませんて。

実は串屋号、昨年暮れ前に、まずバッテリーがお亡くなりに・・で不動状態に。
まぁここまではよくあることで、バッテリーが高いのでボーナス待ちでしばらくお休みさせとこうと、何もせず放置。

その数週間後、仕事中にトラックから、カバンを盗まれてしまい(車上荒し)
どうにもならない動かせない状態になっていたのです。(ハンドルロック施錠)

そうです、カバンの中にはキーが入っていたのです・・・。
しかも串屋号のはスペアは無し、コピーキーが1本だけ。
もともと、物を落としたり、無くしたりあまりしないタチなので、
スペアキーを作るのをダラダラ延ばしていたのがいけませんでした。

てなわけで、K9の納車もあり、約5ヶ月間カバー被ってお休みになってたわけですが、
通勤もあるし、事件が片付くまでの間もお出掛けもしたいし、(時間はあまりないのですが)急いで修理する事にしたわけです。



さて結果はいかに!!!




まず、キー交換て、やったことがありませんでした。
レース仕様にするのにキーレスにしたことはあっても、タンクキャップはキーオープンのままですよね?そもそもキー本体は破壊しませんし。
あと、シートカウルのとこにもキーがついてます。
今回は、全トッカエですので、結構手間がかかりそうです。

鍵屋さんを呼んで何とかしてもらうのも考えたんですが普通二輪の場合、
2~2.5万円(開錠、キー作成)+出張費でトータル約3.2~3.8万円位かかるらしいので、やっぱり自分でやることにしました。
こうゆうとこは、私はケチデス・・・無駄な工賃とか払うのキライです。
ビッケさんに相談し、鍵だけで約4万かかる、自分でやるからその浮いた分でメンテスタンド(フロント)買って!とヒッシにお願い・・・

やた!!!

J-Toripのスタンド、ゲッチューです。
正直ゼイタク品です、なくても代用できる物もやり方もありますが、
これで安心してフロント周りの作業が出来ます。
洗車の時にホイル洗うのも楽チンです。

通販で部品を発注し、今回のメニューは。
キー全交換(メインスイッチ、タンクキャップ、シートカウル)
バッテリー新品交換
フォークオイル交換、調整
リアショックプリロード調整
チェーン清掃、グリスアップ。

そうそう、これからの夏場の作業用にサロペットを買ってもらいました。

買ったばかりなので裾折ってます、スゲー長いです。
腹サイズに合わせると当然足が余ります・・・・。
裾上げした余りで上履き袋くらい作れそうです。
でも、デブにはとっても相性のよい服です、お腹苦しくないし。

さぁ、作業開始。
まずは、フロントフォークを外してしまいます。
ヘッドライトと、メーターも外します。

真ん中にあるのがキースイッチ、コイツを交換します。

トルクスビット2本で止まっているので簡単に交換できました。
後は配線戻してここは終了。

次、シートカウル。
ココは外からではどうにもなりません。
古典的な力技でワイヤーを引っ張り、シートの取り外しに成功。
バッテリーを外し、配線を引っこ抜き、さらにバッテリーBOXも取り外し。
裏で止めてある平ピンを抜くと、

とれた!
位置を合わせピンを差し込んでロック。
ワイヤーを通し、バッテリーボックスを取り付け配線を元に戻します。
シートをつけてみて確認。オッケーです!

リアついでにプリロードも1回転ほど緩めてみました。
それでも、ノーマル→1.5回転締め。

いよいよ、タンクキャップに取り掛かります。
ココで問題が・・・・・。
ナゼ問題か・・・・それはガソリンがいっぱい入っているから・・。
うちには携行缶がありません。
それにタンク裏が錆ですごいことになっているので外すのも怖い。
本来キーを破壊するにはドリルでもんじゃうのが手っ取り早くてよいのですが、
火花が出ると・・・これは恐ろしいことになっちゃいます。
なので、これまた古典的な力技で行く事にしました。

防犯上あまりよろしくないような気もするので画像は載せません。

ゴリッとやると簡単に回っちゃいましたが、取れない・・・・。
クルクル回るけどキャップは取れない・・・・・。
やっちまったか?・・・恥ずかしいけどバイクや持ってくか?
いやいや、絶対外してやるぜ!!負けるもんか!

タンクをやってる途中、新品バッテリーの準備をしておきます。

バッテリー液注入~~~。(劇薬のため、取り扱い注意ですよ)

タンクと格闘する事1時間あまり、完全○○の末取り外しに成功!!!
勝った・・・・こんな構造になってたのか・・・こりゃ簡単にはとれんわな・・。
成功はしたものの、タンクに少し傷がついてしまいました。

新しいタンクキャップをつけて完了!
タンクを元に戻し、バッテリーを取り付け・・エンジン始動。
キュルキュルキュルキュル~ブボッ、ボッ、ボッ、バブゥ~ン!!!
エンジンかかったぁ~よかった~。
放置期間が長かったのでキャブの中を心配していたんですが、まぁ大丈夫そう。
少し回してキャブ内の古いガソリンを使い切ってしまいましょう。

その間にフォークオイルの交換。
今回はG10で液面アップで行ってみましょう。
今までの、G12.5 100MMだと動きが硬くなってしまったので、今度は動きは柔らかく
沈み込んだところで踏ん張ってくれるようになれば良いのですが。

油面115MMでセット。

全てを元に戻し完成~~~~~~。
タイヤ交換したビッケ号とツーショット。

とりあえず、動き回れる足は確保できました。
お、ビッケ号のタイヤは、

D TT900GPにしました。


さ、次はどうしっかなぁ~。





















一発廃車!やっぱり2ヶ月。

2009-05-10 07:19:00 | ツーリング
先日のツーリングの帰り道。
事件は起きました・・・・・。
伊豆スカを上がり、そのまま箱スカへ、御殿場に降りて東名。
そんな、普段と変わらないコースでした。

よかったです、生きてます。
正直、死ぬ時ってこんなにあっけなく来るものかと思いました。
完全に意識を取り戻し自己診断を開始するまで、たぶん5秒くらい。
「生きてる!とりあえず俺は生きてる!」
ホントにそう思ったんです。

それは、本当に突然の出来事でした。


一発廃車でございました。
納車の時に書きましたが、今回も2ヶ月でした・・・・・。

事故から3週間経ちました。
最初に述べておきますが、怪我の程度は、
「全身打撲、頚椎捻挫、恥骨強打、全治1ヶ月」
で、済みました、奇跡です。
現在まだ全身痛いですが、なんとか仕事にも復帰しております。
仕事上でもプライベートでも色々変化がありまして、その辺は又後日書きたいと思っております。


もう少しタイミングがズレていたら、確実に骨折なり裂傷なり負っていましたね。
もう少し速度が出てたら・・・・確実に死んでました。

さて、どんな状況だったのか・・・・。

これ読んでる皆さんは、
「あ~串屋さんは飛ばすから、どっかのコーナーですっ飛んだんだろうな~」
なんて思ってるでしょ!
まったく違います!!!!!ホントです!!

それどころか、正直私には過失は何もありません。
保険上、私も動いていたので9:1は着くのでしょうが、納得いきません。

まわりにはレストハウスしかない見通しの良い直線。
しかも、対向車もなし、速度50キロ以下。
センターライン寄りを走行中。
アクセル全閉、リアブレーキ少し当てて減速中。

そんな状況でロードサイドのレストハウスの大型看板の影から
(私からは完全な死角になっていたところから)
いきなり車が出てきました。
至近距離、10~5m位、まさに「え?」自分で声出したのを覚えてます。
ブレーキを入れる間もなく、そのまま激突。


自分はその勢いで頭から車体に突っ込み左方向に落下。
スゴイ衝撃で息ができません・・・・・・。
一瞬意識が飛びました。
まわりの方の話では5秒位でしょうかすぐに動き出したそうですが。
最初は痛いより、衝撃で苦しい方がキツかったです。

というより、その時点では痛みなんか感じませんでした。
自分が、今どうなっているのか、それを把握するのが先でした。
どれくらいのケガなのか、手足はついているのか折れていないか。
痛くなったのは救急車に乗った後くらいからでした。

まず自分の意識がはっきりしているか生年月日や名前を言って見ます。
はっきり声に出せる、OK。
でもまだ呼吸はかなり浅くしか出来ません。

手足は動くか、
力は入らないが、感覚はある、神経系OK。
骨折はないか、
変な方向に曲がっていない、曲げられる、OK。

呼吸が戻ってきました、今度はゆっくり身体を起こしてみます。
全身に痛みがきますが、痛みの種類は打撲系の痛い。
脊椎に異常なし、OK。
なんとか自力で立ち上がることが出来ました。

首、左右にゆっくり動かしてみます、激しい痛み特に左。
あまり動かしてはいけない、NG。
付近の方に手伝ってもらい、ヘルメットを脱ぎました。
でもまだ、平衡感覚が少々狂っていてまっすぐ立っていられないので、
縁石に腰掛けている事に。
脳震盪を起こしているようです。
うまく言葉が出てきません、かなり脳が揺れたらしい。
気持ち悪くなったら要注意ですが、今のところは吐き気はなし。
OK。

とりあえず、タバコを一服・・・・・・・。
手が震えてうまく火がつけられません・・・・。

タバコを吸いながら、衝突位置やバイクの倒れている位置を正確に記憶しておきます。
事情聴取のときのためです。
苦しいのをガマンしながらでしたが、なんとか記憶できました。

一渡り現状を記憶したら、もう一度衝突までの記憶を繰って起きます。
なるべく正確に記憶をも一度明確に焼き付けておきます。
この間にその場に居合わせたバイクチームの方々が消防と警察にすぐに連絡を入れてくれていました。
その声にも正直うなずくのが精一杯でしたが、意識ははっきりしていたので、
お礼もいえなかったのが今も心残りでなりません。

自己診断がちょうど終ったところで先行していた仲間から電話が鳴りました。
とりあえず、かいつまんで状況を伝えると、すぐに戻ってきてくれました。
それも、あっという間に・・ホント嬉しかったです。
仲間がそばに居てくれるだけで、こんなに心強い物なんだと、
本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
ここで、私に代わってビッケさんにも連絡を入れてもらいました。

とりあえず加害者と短く状況の確認と連絡先の交換、
加害者は、78歳男性、老人4~5人で御旅行中だそうで。
まったく出る時に確認していなかったそうです。
幸い保険には入ってるようなので一安心です。

やがて救急車が到着、初期診察をうけます。

看板の後ろに居るのが私。

被害状況を記録するために仲間にカメラをたくし、私は救急車の中に。
引き受け先の病院もすぐに決まり、搬送開始。
小田原の病院へ、救急処置室へ入りそのまま検査、入院。
初期処置室から一時意識が混濁したためICUへ直行でした。

その間、残った仲間がレッカーの手配や警察の対応やらしててくれました。
県境のため管轄が入り組んでいてスゴイ時間がかかり大変だったそうです。
本当に感謝感謝です。

検査の為そのまま一晩入院、翌日夕方、脳波、骨折、内臓破裂なしって事で、退院。
ICUの中では一切電話が使えないので、とりあえずビッケさんに外から会社には連絡してもらってましたが、やっと自分で連絡できました。

退院して、すぐ外に出てまず!やっとタバコが吸える!
煙を深く吸い込み、頭がグラッと来るのを感じながら、
「よかった・・・生きてる・・ホントに生きてる」って思いました。

会社に連絡を入れ、もう一日休ませてもらい、車両の確認と警察へ事情聴取、
保険屋への連絡やら時間がかかりそうな部分はなるべく終らせてしまいましたが、
いかんせん、体がうまく動きません、もう一日お休みを延長してもらい、
一日中ストレッチ、打撲で固まった筋肉を伸ばしほぐしておきました。

事故から4日後、無事?出社。

物損の方は現在も交渉中です、
身体の方も、もう一度CT撮りに病院に行かねばなりません。
料率が確定すれば、バイクも新車で還ってくる(車体は確保済み)ようです。
あとは、ヘルメットやらウエアやらの請求を出さなきゃ・・・・。
カッチリ、オトシマエはつけていただきます。

普段から、会社で「公道上での安全運転、防衛運転」を説いている私が、交通事故に会ってしまうなんて、なんということでしょうか。

9割5分は予防できますが、避けられない事故ってのもあるんです。
それは知ってました。
でもまさか、その5%に当るとは・・・・・・しかも新車で。

しばらくはGSX-Rはオアズケです。
はぁ~いつ戻ってくるんだろ・・・・・・。

てか、まだしばらく恥骨が痛くて乗れませんけどね。




ご心配おかけしました。申し訳ありません。
今回あえて、名前は伏せましたが、同行していたみんな、
ホントにありがとうございました。

そして、その場に居合わせて初期対応してくれた、
「BREEZE YOKOHAMA」の皆さん。
ホントにありがとうございました。