こんにちは。
<気になる材料>
- もう少しドル安進むかもだが、材料がない。
…未明のパウエル会見で「近い将来の金融政策」という文言があった。これは、次回FOMC(9/15.16)で何かしらの”更なる追加緩和”が出てくるのでは、というマーケットの受け止めへとつながっている。
①引き続き国債買い入れ
②YCCではなくフォワードガイダンス(実質ゼロ金利)をやる(YCCをやってる日銀のように失敗はしたくないから)。
⇒故に、金利低下でのドル安トレンドはまだまだ続くと見られる。(8月下旬辺りから次回FOMC 9/15.16を見据えて、一段のドル安、とも。)
…以下、参考にしている大手FHアナリストの見解も交えて。
<目先ターゲット> 101.19 ~ 111.76 。ドルと円の名目実効為替レート103.67 (76.4%) をラインに見ている、とアナリスト。しかし、ドル安は徐々にブレーキがかかってくるだろう。そしてドルと円はまた同じ動きになると見ている、とも。
…リスクオフ時の最強安全資産がドルと円なので、今回のドル安以前の膠着ドル円相場は”安全資産がリスクオンにより拮抗して売られていた”という動きだった。
そして今回の
①総領事館閉鎖合戦でかなりの緊迫化となり、円買いへと。リスクオフがピークに達したところで総本山ドルが買われてくる、と見るので、100円割れはないと思われる。
なおかつ
②FRBが資金供給を物凄くしているので、3/19らへんのドル需要で皆たくさんドルをキープしている分(=$実効レートも上昇)、ドル安因はそのままなのだが、地政学での円買い。アングロサクソン英加豪米vs中国では、ドルは強い。
…ユーロの実効為替レートが、まだ2~3%の上昇余地があるので(ユーロ円だと125~126円が視野に入ってくる)、ユーロドルでの更なるドル安、となればドル円も追随か?
…今夜の米GDP速報値で大幅な落ち込みとなれば、米金融企業に売り圧力がかかる(体力が削がれる)。⇒ドルの更なる売りか。
宜しくお願いいたします。