おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュースをもとに、今後の相場を予想するブログです。
<今日の私的材料>
- ゼロ金利政策の解除へ、FOMC(2022年:7回の利上げ。2023年:3~4回。0.25%~0.5%)。&2022年10-12月期インフレ率を⇑4.1%に大幅上方修正(前回は⇑2.7%と予想)。
…QTも「早ければ5月に開始」ともパウエル議長。「データ次第」と。
マーケットは総じて「タカ派的」と受け止めている(ウクライナ問題で『ハト派になる』と見られていたので、パウエルのタカ派によって⇓となったが、すぐに持ち直した。$円は一時119円台へと(6年1ヵ月ぶり))。
NYでは公益・エネのみ下落。
…BS7.日経FTでの野村証券チーフストラテジスト松沢さん「FF金利の中立水準は、今想定されている『2.8%』よりも”高くなる”と見ている」
…今回の3年ぶりの利上げで、マーケット参加者に共通していたキーワードは「金融ショックの到来か」。
米5・10年国債が逆イールド。→今後も全てにおいて逆イールドが発生すると見られており(解消されないと見られてる)、∴株⇓と見る向き多数。
…「QT、来年は確実にやりますよ」と宣言したパウエル。
「雇用維持しつつインフレ抑制」とパウエル。も、”年後半にインフレ落ち着く”見通しについては諦めている様子だったパウエル(『今よりインフレが落ち着いている前提で利上げしていく』と言ったパウエル)。
QTについては「今度の議事要旨でわかる」ともパウエル。要注視(5月から月1000億$をやっていくと見られている)。
<米リスク>可能性大な2つ。
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- スタグフレーション(インフレ残ってるのに、景気減速・後退)
「逆イールドで景気後退」と見ているマーケット。も、パウエルは「(名目金利での逆イールドはすぐかもだが)実質金利10年/2年物はむしろ広がっている」と強気のパウエル。∴パウエルが怯んだ時に注意(すなわち、雇用⇓失業率⇑の時)、と鈴木さん。
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- クラッシュフレーション(インフレ高圧の中で、株etc. の資産価値が急落してしまう)
QTで、資産価格が調整されると見られているので(すなわちマーケット⇓)、「かなりの株価調整の時に、QT・利上げの継続は可能なのか」(QTで米資産の1割が消滅すると見ている)。
※BSの負債を縮小しなければ、次の”事変時”の金融緩和ができないので。
<長引くイベントショック>
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- 次の事変への移行(欧州債務危機やリーマンショックみたいな、二次派生)
- 経済制裁(oil・コモ高・サプライチェーン問題etc.)
- EUが「当事者」に。→「経済制裁」で経済統計の数字が悪くなっていく。
…リスクシナリオ。(7:37頃)
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- ロシア・西側の衝突(マーケットは一気に失速すると見られている)
- 侵攻長期化、制裁拡大
- 停戦しても、プーチンの強硬姿勢維持(高インフレ継続・サプライチェーン問題継続となるので)
…当面は、政策金利ネタの出尽くしで(今日BOEあるが)、
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- ショートポジションの巻き戻し
- 3月末までは”3月FOMC”オプションヘッジのアンワインド分と、アウトオブマネーやキャッシュの動き(昨夜のMX.WORLD MARKETZで近藤さんらが詳しく解説していた)(バタフライ取引が活況)
→∴米マーケットは「上方向」を示している今。
…FT「ロシアとウクライナが、草案を作ることで合意した」と。
”停戦合意示唆”も匂わせているラブロフ外相&ゼレンスキー。しかし⇓⇓⇓
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- 「ロシア主張の”クリミア半島の権利”・”ウクライナ東部の独立”etc. がネックになっている」
- 「ウクライナ側が”米とトルコが参加する安全保障協定”を求めている。『ウクライナの安全を西側が保証すべきだ』というウクライナの主張が、合意の大きな妨げとなっている」
…「これまでの円安」と「今の円安」を、日銀がどう分析するのか。明日(金)の黒田総裁の会見に注目が集まっている。
…FOMC:インフレは予想より上がっている。&パウエルはタカ派だった。
…「2018.8~12月」が過去最長の調整期間だったが、それと肩を並べた今回の調整(∴昨夜NYのナス大幅高へと)。
…米:ウクライナを全面サポート(も、ゼレンスキーとの会談を避けているバイデン。会談が実現した時のマーケットの反応に要注意)。
→リスクプレミアムと付き合っていくフェーズに入った。(『リスクの裏にリターンがある』という相場と付き合わざるを得ない時代となった)
…ウクライナ問題でのパッシブ:個別の企業を見てないので、月曜まで投売り状態だった(異常なところで値がついていた)。→普通に戻ると見られている(FOMCでリスク完全に出たので)。
(景気良好で業績伸び始めたところでのウクライナロシアだったので、かき消されてしまった)
…QT:「粛々とやっていく」という表れ。
ランオフ(売却)ではないと見て、需給の混乱は発生しないと見ている(マーケットのMBS投売りetc. は無い、と)。
(『2年債etc. 短期国債のランオフは始まっているが、既にかなり売られているので(金利⇑なので)問題ない』とホリコさん)
→米10年債利回り:2.192%(↑0.032)・米2年利回り:1.948(↑0.091)
- 昨夜MX.WORLD MARKETZの近藤さん。
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- 今の上昇は「短期的」。注意!
- 「ウクライナ問題の長期化」での、より一層の原油高にも注意!
- SKEW⇓なのにVIX⇑なのは、putとcallの両建てで買っているヘッジファンド達がいるため(⇑でも⇓でもボラティリティにかけてる)。
- BSの正常値を示していないFRB。(”売却した時”=鈴木さんの言う”1割飛ぶ時”)
よろしくお願いいたします。