果たして彼らの心に響いたかな？

ツイッターにもリンクを貼りましたが、
4月12日に行われた東京大学の入学式での
上野千鶴子名誉教授の祝辞の一部を
ここでも紹介しておきます。


あなたたちはがんばれば報われる、
と思ってここまで来たはずです。
ですが、冒頭で不正入試に触れたとおり、
がんばってもそれが公正に報われない社会が
あなたたちを待っています。
そしてがんばったら報われると
あなたがたが思えることそのものが、
あなたがたの努力の成果ではなく、
環境のおかげだったこと
忘れないようにしてください。
あなたたちが今日
「がんばったら報われる」と思えるのは、
これまであなたたちの周囲の環境が、
あなたたちを励まし、背を押し、
手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価して
ほめてくれたからこそです。
世の中には、がんばっても報われないひと、
がんばろうにもがんばれないひと、
がんばりすぎて心と体をこわしたひと...たちがいます。
がんばる前から、
「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」と
がんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。

あなたたちのがんばりを、
どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。
恵まれた環境と恵まれた能力とを、
恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、
そういうひとびとを助けるために使ってください。
そして強がらず、自分の弱さを認め、
支え合って生きてください。


東大の新入生たちは
これをどのように聴いたかな？

その辺も知りたい。(笑)

一般的に考えて
彼らのような優秀な人たちは
底辺の人たちのことなんて
ほとんど理解できないと思うんだよ。

別に悪気はないんだろうけど
多分そうなっちゃっているはず。(笑)

だいたいさ、
新聞もろくに読んでいない東大生も
きっとたくさんいるだろうからね。

世の中にはいろいろな人がいる
ということを推し量るだけの
見識や洞察力や推察力を
しっかりと持ち合わせているかだって
非常に怪しい気がするもの。(笑)

だからきっと
上野 さん の言わんとすることも
ピンと来ないんじゃあるまいか？

ま、それでも
１割くらいの人の心には
ちょっとは響いたかな？(笑)


変なことを言うようですが、
みんながそんな
賢く生きられるわけないじゃんね。

ってか、
世の中そんな賢い奴ばっかだったら
きっとつまらんと思うし。(笑)

いろいろな人がいて
この世の中は成り立っているし
そうして多様性が保たれているおかげで
世の中の活力も生まれているはず。

ちなみに
賢い奴がダメな奴を貶めたがるのは
自分たちが巧妙に作り上げた搾取の構造を
上手くごまかして正当化するためじゃないか？
と僕は思っています。(笑)

ま、一種のパワハラみたいなもんだよ。
ホント、けしからんと思う。(笑)


うーん、
進学校や塾や予備校の先生なんかも
大概は良くない気がするね。

恵まれた側の思考の枠組みで
頭の中が出来上がっている人が
結局は多いと思うからね。

東大へ行くような子は
親もそういう感じかもしれないから
上野 さん の言うようなことを
理解させるのはますます困難かも…。(笑)



んじゃ、そろそろ寝ます。




guitarbuddha