沖縄集団自決訴訟の二審判決・勝訴を受けて、大江さん側の弁護士は会見で「言論の自由を尊重した画期的な判決だ」と評価したそうですが、この発言はいったいどういう意味なのでしょうか?
何か自己矛盾したような発言のように感じます。
明鏡国語辞典によれば「画期的」とは「新しく時代を区切るほど、めざましいさま。エポックメーキング。」とあります。つまり、大江さん側の弁護士は、判決は通説や常識を越えた、新しい解釈によるものと解釈していることになります。
沖縄集団自決問題では、大江さん側の主張がこれまでの通説だったはずです。その主張がみとめられたのなら、「常識的な判決を頂いた」とか「主張が認められ喜んでいる」と発言するのが普通であると思います。それが画期的とは、まるで「元々自らの主張が問題のある言論であると考えていたが、それは問題無く、言論は自由は何事より優先すると認められたので喜んでいる」と言っているようなものです。
弁護士さんは罪を認めているように感じます。
最高裁では梅沢さんが勝訴するかもしれません。