先日、竹田恒泰先生の講演を拝聴する機会に恵まれました。旧皇族竹田宮出身の気鋭の論客ということで、以前から興味を持っていたところ、筆者の地元に来られると知り、早速申し込んだ次第です。旧皇族出身ということで、近くを通るだけで恐縮してしまいますが、先生ご本人はさわやかで気さくな方なのでした。講演では、一般人の窺い知れない皇族の事情など滔々とお話しくださいました。皇族の方々はご自分のことは何も仰らないので、大収穫です。見かけはさわやかですが、時には舌鋒鋭く皇族批判の輩を蹴散らします。2時間に及ぶ淀みない講演でしたが、モヤモヤしたものが無くなり、とてもスッキリ、幸せな気分になりました。前から思っていましたが、やはり日本は天皇陛下あっての日本なのだと納得しました。
講演の後は書籍など購入するわけですが、何やらありがたくて、サイン会に並んでしまいました。筆者の前の奥方は厚かましくも3冊にサインをお願いして、感激いていました。やはりありがたいと思うのか、サインする先生は大変ですが、厚かましくもあり、微笑ましい光景でもあります。
サインをされているのを見ていて驚いたのですが、先生はなんと隷書でサインされるのです。(時間が掛かります。)サインされた本を開くと大きな落款のようで大変印象的です。先生は左利きで、隷書は左利きでも書きやすいのでと仰っておられました。
しかし、隷書は、一説に身分の低いものが使う文字という意味もあり、旧皇族だったら篆書がお似合いではないかとも思いましたが。少し深読みすれば、竹田恒泰先生は、『臣下として、言論の力で、天皇陛下をお守りします。』と決意されているのかもしれません。