レノボグループこと聯想集団は中国で創業されたパソコンメーカーです。IBMのパソコン部門を買収し、フラッグシップモデルThinkPadを擁する新生レノボとなりました。
新生レノボは本家IBMが筆頭株主となり実質的にはIBMの子会社で、ほとんどIBMのパソコン部門の乗っ取られたような感じです。技術開発の中心地もまだ日本は横浜、アメリカはラーレーにあります。はた目から見ると中国のプレゼンスは大きくないような気がします。
筆者はIBM時代からずっとThinkPadを愛用していますが、当時からThinkPadをアメリカ製のパソコンだとは思っていませんでした。
ThinkPadは元々日本IBMが企画した製品PS55ノートがベースになっていて、今でも大和研究所(当時大和市、現横浜市)で企画開発されています。当時は神奈川県の工場で生産されていたのでMade in Japan でもありました。
そんなこともあり、日本人が開発し、生産する、準国産のパソコンだと思っていました。
NECのパソコン部門との合併はいい話だと思いました。レノボのThinkPadは現在は中国で生産されていますが、開発は日本で行われ、そのエッセンスは今でも変わません。日本のNECの工場で生産されれば、また準国産のパソコンになります。