放言随記

凡人の独り言です。人の役には立ちません。悪しからず。

伝統の日本文化の担い手は日本人であるべきではあるが。。。

2010年02月14日 13時27分51秒 | どうしたものか

中越地震で被害を受けていた、山古志、小千谷の『泳ぐ宝石』錦鯉の生産量が震災前の8割に達したそうで、喜ばしい事です。


 


海外で錦鯉の愛好家が多くいらっしゃるのは歓迎です。錦鯉はフランス近代の大作曲家クロード・ドビュッシーの「ピアノのための映像」の一曲「金色の魚」のモチーフとなる等、幕末から明治にかけてのジャポニズム・ブームの延長線上にあるのでしょう。


 


錦鯉は日本が誇る伝統文化ですが、その出荷の7割が海外というのも何かいい事なのかどうか複雑な気持ちです。盆栽も同じような状況とききます。


せめて5割くらいは日本人に愛好してもらいたいところです。筆者も子供の頃は家に錦鯉がいて餌やりをしていましたが、それは田舎の家には庭があって池があったからです。どんなに好きでも、現代日本の住宅事情では無理です。しかし日本人が日本文化を愛好しないと廃れてしまうのではないかという危惧を感じます。


 


最近熱帯魚店で、コリドラス・パンダという小型魚をみました。白黒の感じといい、口元のヒゲの感じといい、地味ですが錦鯉の様ではないですか。錦鯉の代わりに飼ってみようかな。



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