関連ブログ・・・2022/4/6付「両備バスが、ハンセン病療養所・アートの島へのアクセス路線から撤退」
4月からは西大寺地区と宝伝港(犬島への航路が発着)を結ぶ定期の公共交通機関はなくなりましたが、地元の尽力により、瀬戸内国際芸術祭の春会期が始まる4月14日から臨時バスが運行されることになりました。
「歴史ある西大寺地域の魅力創出と定住・交流人口の増加」を目指して地元関係組織が立ち上げた「西大寺活性化協議会」が主体となって、4月14日~11月30日の間運行します。
※犬島精錬所美術館の休館日<原則火曜日>は運休
https://sd-machizukuri.jp/2022/04/03/261/
https://sd-machizukuri.jp/2022/04/04/287/
岡山港からの直行バスの走らない瀬戸芸会期外の平日も、この臨時バスにより宝伝港へのアクセスが可能になります。
便数は1日2往復(5月19日~ 6月30日と11月28日~30日は1往復)で、運賃は大人片道500円、乗車にはメール(saidaiji-hoden@ryobi-holdings.jp)での事前予約が必要です。
ちなみに、上記サイトによれば、この臨時バスは「西大寺駅(西大寺バスセンター)・宝伝港間に係るデマンド型交通運行事業」として実施するとのことです。これは、「コロナ禍において平日の利用が予測できない等の理由により、路線不定期(デマンド型:予約)にて運行する」からだそうです。
路線バスはたとえ期間限定であっても(事前に運行を公表した日には、道路不通などのトラブルでもない限り)お客さんがゼロでも運行せねばなりません。しかし、デマンド型にすれば「予約がゼロならば運行不要」となり、その分無駄なコストが削減できます。
それにしても、瀬戸内国際芸術祭の開催は最初から3年おきと決まっているのに、敢えて春会期直前に廃止としたのは、それだけ両備バスにとってコロナ禍の影響が深刻なんでしょうか? もっとも、メールアドレスを見る限り、この臨時バスを実際に運行するのは両備バスのようです。