退職の日

昨日、朝現場に行きショクチョーに有給休暇のお礼を言い、
中を見渡すと結構な仕事量だった。
床一面に製品が並べられており、もうこれ以上は置けないだろうというくらい
並んでいる。

同時に退職する、日の浅い2人は、午前中だけで半日は年次有給休暇をとっているので
朝から「挨拶回りに行ってきます。」
とショクチョーに言って、「それはまだだ！」
と止められていた。

今までの退職者ならのんびりと仕事しながらいろいろと挨拶回りや手続きなどをしていたのに、
あたしたちは最後まで仕事だね、とてーやんと2人で仕事をしていた。
ま、今日で終わりだからねー。

午後2時半を過ぎた頃、「事務所に行くなら行ってきていいよ。」
とお許しが出たのでヘルメットを被って作業服に着替えて出かけた。
「どこから何が落ちてくるっていうのかねー？」
「足場も何にもないのにねー。」

相変わらず毒を吐きながら出かけた。

事務所で手続きを済ませ、挨拶をして帰ってきたところで
偶然ブチョーに会ったので挨拶をしておいた。よかった、いいところで会えて。
ブチョーは会議に出かけるところらしく、それ以降事務所に帰ってきてなかったので
ちゃんと挨拶できてよかった。

それから事務所へ行き、カードを通して中へ入ったところにカチョーがちょうどいたので、
お菓子の箱を渡しながら退職の挨拶をしていたら、別のブチョーや若い担当社員の子もやってきたので
其々に挨拶をしていたら先代のショクチョーを見つけたので、机にところまで行くと
廊下に誘導されてちょっと話した。
このショクチョーには随分鍛えてもらったし、仕事を真剣にやるという事を
嫌気がささずにできるようにしてもらった気がする。

それから三交代の現場へ行き、お菓子の箱を渡して挨拶して仕事に戻った。

「4時20分になったら女子休憩室に戻ってね。」
とゆっきーに言われて行くと、現場のみんなが集まってショクチョーの挨拶があり、
フラワーアレンジメントと寄せ書きの色紙をいただき、親睦会からお餞別をいただき

帰りにには駐車場で待っていてくれた何年か前に退職された大御所から「お疲れ様」
と大きなケーキを頂いた。

何とか定年まで勤める事ができて感謝しております。