ガーシーさんを当方が高く評価している理由は、
マスメディア・芸能界・政財界
の鉄のトライアングル
を打倒しようとする至誠ぶりだけではない。
「先例を念頭に置いた」
駆け引き上手・知恵比べ上手ぶりも、
ガーシーさんを高く評価する理由。
(ちなみに、平家物語にて、
下級役人の服を着て追っ手から逃れる、
という貴人の様子が出てきた。)
紛失したパスポートは返納しようがない、
という道理は至極当然。
ただ、ガーシーさんの智将ぶりは、
論理学の基礎を身に付けた者ならば
当然出てくる至極当然の道理、
だけではない。
政情不安定な地域で暮らす者にとって
パスポート紛失と称して、
手元に二冊のパスポートを
手元に留め置くことは、
国家(滞在国か、国籍国か、はともかく)
から身を守る術。
ちなみに、中東には、政治迫害を逃れた人々もそれなりにいる。
そして、
ガーシーさんも、
政治迫害の被害者。
一方、
政治迫害と受けない、と高を括っている連中は、
ガーシーさんに「呆れ声」を投げ付けている。
その「呆れ声」が
知恵比べや駆け引きに、根負けした証であるのに……
追記。
という報道も、ガーシーさん叩き
いうまでもなく、
ビザは、旅券発行国が出すものではない。
アラブ首長国連邦
the United Arab Emirates
のビザは、
アラブ首長国連邦
the United Arab Emirates
が出すもの。
で、
アラブ首長国連邦大使館
Embassy of the United Arab Emirates in Japan
(雷門の写真が、上手い)
に、
ビザ発給後に旅券返納命令が出た場合、
いかなる扱いとなるか、
を質問・取材するが、道理。
或いは、
当方がガーシーさんについて扱う際、幾度も類例として示している
タイのタクシン元首相
のケースを引き合いに出すが道理。
タクシン元首相は、
タイのパスポートを失効させられた後も、
ドバイを含む各国に滞在。
ていうか、
タイのパスポートを失効後、
日本を訪れてもいる。
しかも、二回も。
石井一・元自治相の著作の出版記念パーティー。プライベートジェットで駆けつけたという。
石井氏の著作によると、2006年のクーデターで政権を追われたタクシン氏が国外に逃れ、11年8月に来日した際、石井氏が身元保証人となったのが縁。
一回目の来日では、
タクシン元首相は、
モンテネグロのパスポートを利用。
つまり、日本政府は
「タイで実刑判決を食らった犯罪者」
の入国・出国を放任していた。
なお、
一回目の来日の翌月、
2011年9月、タイ政府はタクシン元首相に旅券を発給。
日本政府も、ガーシーさんに旅券発給をせざるを得なくなるでしょう。