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「砂の器」と消えた牛豚

2020-09-03 13:31:41 | 技術
かつての母方の実家では、
牛を肥育していた(副業として)。
しかし、あるとき、

その牛が落命。

それ以来、肥育を止めたという。
心理的に堪えるものがあったようです。
(副業としては当時、それなりに美味しくても)

さて、

消えた牛豚どこに 栃木県足利市などの家畜窃盗事件 流通厳格に管理、広がる困惑9/3(木) 8:01 

に登場する

 鶴田一弘(つるたかずひろ)社長(57)は「私たち繁殖農家は、いわば産婦人科であり小児科。スタッフ全員がそんな(愛情深い)気持ちで仕事に取り組んでおり、やはり犯行は許せない」と唇をかむ。 

という一節には、格段の重みがある。

ただ、
その記事の書き手は、
「砂の器」を読んだことも、
見たこともないのだろうか。

トレーサビリティの下では、
牛の耳個体識別番号の書かれたタグを付けている。

そのタグが、
もし付け替えが可能ならば……

「砂の器」 のように、牛をすり替えることが可能。

一方で、

ただ食べたかっただけ、

なのかもしれませんけど……
(除草用のヤギを、盗み出して、ばらして、食べた、という窃盗事件が東海地方で、かつてありました。飢えに苦しんでいた、という犯人の身の上にも、心が痛みました。)

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