の続き。
保険適応で3割負担にするだけでも無駄な検査はだいぶ抑制できると思う。ドイツだと医者が必要だと判断しなければ自費だし。なぜいつでも誰でも何度でも無料にしないとならないのかがよくわかんない。 https://t.co/5uv7EwfP4N
— Riko Muranaka/村中璃子『新型コロナから見えた日本の弱点 国防としての感染症』 (@rikomrnk) August 27, 2020
茅野や諏訪で民間PCR検査 「無症状」の需要に有料対応
もに全額自己負担(保険外診療)だが、県内外をまたぐ就労や海外出張などで陰性(非感染)証明を求められる人のニーズに応えたいとしている。
ともみ内科医院は今月1日に受け付けを始め、予約制で1回2万円(税込み)。唾液採取に必要な時間は10分程度で、早ければ採取日の翌日夕方には結果が分かるという。
やざわ虎クリニックは7月中旬から受け付けを始め、1回2万5千円(税別)。結果の判明まで2〜4日ほどかかるとしている。
燕市、PCR検査補助
新潟県燕市は28日、新型コロナウイルス感染症対策として、民間の検査機関が実施するPCR検査を受ける費用を助成する方針を明らかにした。県外出張などがある市内企業のほか、教育実習などを受ける学生を対象とする取り組みで、県内の自治体では初めて。
海外出張前にPCR検査 企業が欲しがる「陰性証明書」
企業活動に役立てるため、新型コロナウイルスのPCR検査を従業員らに受けさせる動きが広がっている。海外出張や接客業などで「陰性」を示すことのニーズが生まれ、それに応えるクリニックや民間検査機関も相次ぐ。
新型コロナウィルスPCR検査サービス開始のお知らせ
民間臍帯血バンク大手である、株式会社ステムセル研究所(本社:東京都港区 代表取締役社長:清水 崇文)は、この度、大手衛生検査所と連携し、医師監修のもと、唾液を用いた、新型コロナウィルスPCR検査サービスの提供を開始致しましたことをお知らせ致します。
自主検査増へ課題は費用 広がる市中感染「私は大丈夫?」
新型コロナウイルスの第二波で経路不明の感染が拡大し、無症状でもPCR検査を希望する個人や事業所が増えている。市中感染が広がり、感染リスクが身近に迫る中、陰性との確証が持てずに出勤などを控えるケースもあり、一部の診療所が全額実費の自主検査の受け入れを始めている。
七月末から自主検査を始めた名古屋市中区の診療所「ヒメクリニック」には、そんな相談が寄せられている。保険外診療のため費用は全額自己負担で、個人が一回三万円、企業依頼は二万五千円。「万が一、陽性だった場合に職場や取引先、家族に迷惑が掛かる」とニーズは高く、既に五十件以上の検査をこなした。
一回、二から三万円で、こんな具合です(海外渡航者向けのPCR検査については、この記事では省いています)。
ミクロ経済学を齧ったことある人ならば、すぐに思い浮かぶ
需要曲線。
価格が下がれば下がる程、
需要は大きくなるあの曲線です。
PCR検査も、財サービスの一つ。
PCR検査の価格弾力性をいかに捉えるかによって、
PCR検査への保険適用時に起きるであろう需要の変化への見立ては、
左右されるでしょう。
PCR検査は現状、必要に迫られてするもの。
しかも、他に「新型コロナウィルスに感染していない」ことを証する方法がない(代替手段の不存在)。
ならば、
PCR検査の価格弾力性は小さい、
とみるべき。
価格弾力性が小さいならば、
保険適用によってPCR検査の自己負担額が、従前の七割減となったとしても、
需要への影響は、、、価格弾力性を0.9と仮定すれば、四割弱増程度かな(供給は、PCR検査機器・試薬を調達して、要員の訓練すれば、容易に拡大できるのでしょう)。
少なくとも、
村中璃子の妄想するが如き、検査抑制には至らないだろう。
そもそも、保険適用によるPCR検査は、
「新型コロナウィルスに感染していない」ことを証する方法
に対する代替手段になるのか、という疑義が残ります。
開業医にとっても、新型コロナウィルス感染リスク(顕在化すれば損失は甚大)がある一方で、検査機関への外注を伴うため、、、経済的な旨味が決して大きくない。
なので、
「新型コロナウィルスに感染していない」ことを証する方法
としてのPCR検査は、
「医療従事者連中の跋扈しない」民間主導で、
堅実に検査件数を積み上げることになるのでしょう。
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