これ、無思慮な排外主義の表れ。
或いは、
「想像の共同体(Imagined Communities: Reflections on the Origin and Spread of Nationalism)」(Benedict Anderson)の存在すら知らぬ阿呆による、
各地域に対するテロ行為。
そもそもそ、
日本国内における新型コロナウィルスは、
都会から田舎へ、
溢れ水の如く流れ出すもの。
各地の人々は自分たちと自分たちの地域を守るため、
地域内への新型コロナウィルス流れ込みを阻止しようと、
一計を案じ続けている。
一計を案じ続ける理由は、
地域が各住人にとって(現時点に於ける)唯一無二の生活空間だから(地域は、想像上の共同体ではない)。
自粛警察も、「他県ナンバー狩り」も、生活空間を守るための一計に過ぎない。
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「民が自発的・自律的・組織的に行動」
これが江戸時代の特徴、今の自粛警察に通じる。
地域と都道県境界との間にズレはあっても、
所属する地域を明示する補助的目印によって、
所属する地域を明示する補助的目印によって、
そのズレは容易に解消できる。
各地域の側に立てば、
「他県ナンバー狩り」を非難できる理由は、見当たらない。
一方、日本とは、各地域とその住民たちを踏みにじった上でしか成り立たない単一イメージたる「想像の共同体」に過ぎない。
地域とは、その実在性からして異なる。
「日本ナンバー」は、
都会から田舎へと新型コロナウィルスが拡散する、という
流れを隠蔽し、
かつ、
全国各地の人々による防衛活動を嘲笑せんとする
「都会人の横暴と傲慢」
の表れ。
或いは地域主義に対する攻撃。
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梅雨薙いだ 鉈・鍬置きて 碑を刻む (舶匝)
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