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史上最強の大統領首席補佐官(但しフィクション)の苦悩。

2020-09-28 01:44:00 | 英語動画
「ザ・ホワイトハウス」に登場するあの大統領首席補佐官レオ・マクギャリー (Leo Thomas McGarry) です。

聡明だけとチャラい駐米英国大使(貴族)による昔話(聞いていた次席補佐官の秘書は、現代の事と勘違い)を、昔話であると即座に見抜き、

戦闘機乗りだったがために軍事にも明るく、

只の州知事(with ノーベル賞経済学賞)を大統領にした程の「選挙の名人」。

しかし、大統領首席補佐官レオ・マクギャリー (Leo Thomas McGarry) にも弱点はあった。

京劇であったり、
「大統領のサインを模写できる」と不意に語る程度に、一癖ある秘書であったり、
アルコール依存症であったり、、、
アルコール依存症患者がアルコールを口にしたらどうなるか、を克明に伝えるシーン
(下手のホラーの比ではない「怖さ」がある)
日本語訳は、
にあります。

過去にアルコール依存症に関わる施設のスタッフにインタビューした経験がありますが、「なぜお酒を飲んでしまうのか?」と気軽に問いかけられないほど、当事者もスタッフも必死に社会復帰への道を模索していました。アルコールは薬物とは異なり、違法ではなく市販されているため、物理的な接触をさけることは極めて困難。コンビニやスーパーで見つけたお酒につい手が伸び、「少量なら大丈夫かな……」と再開してしまう人が少なくないようです。
個人差こそあるものの、「専門施設に入って長期間のプログラムを受けた人でも、半数前後の人がやめられない」という厳しい現実も聞きました。「飲酒して、問題を起こして、孤立してしまう。孤立したから、また飲酒してしまい、また問題を起こしてしまう。すると、ますます孤立し……」という負のサイクルから抜け出すのは難しいようなのです。
ゆえに、
断酒会という集まりが世界各地に存在する。
断酒会の目的は、酒を止め続けること

しかし、
社会的地位の高い人になればなるほど、
参加できる断酒会に限りがある。
勿論、お忍びでの参加が必須。

大統領首席補佐官レオ・マクギャリー (Leo Thomas McGarry) の場合、
上下両院議員や連邦最高裁判事も参加する断酒会……名目上は「ポーカーの会」……の存在を後々知り、参加するに至った。
他国の軍部隊の動きをリアルタイムで掴める男であっても、参加できる断酒会探しには苦労していた。

大統領首席補佐官レオ・マクギャリー (Leo Thomas McGarry) を演じていた役者さんも、アルコール依存症に苦しんでいました。


日本では、皇族から芸能人まで、アルコール依存症に苦しむ方々は少なくない。
道端でこけた人を見つければ、よほどのことがない限り、
手を差し伸べる。
自転車の練習で何度もこければ、
その度に、手を差し伸べる。

しかし、アルコール依存症に苦しむ方々相手には、

その手は拳へと化けてしまう。

「こけた」という点では何ら変わりないに。

救い出すために、手を差し伸べるべきです。
何度でも。

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