ユネスコは登録決定の際、
Preparing an interpretive strategy for the presentation of the property, which gives particular emphasis to the way each of the sites contributes to Outstanding Universal Value and reflects one or more of the phases of industrialisation; and also allows an understanding of the full history of each site
[1] The World Heritage Committee takes note of the statement made by Japan, as regards the interpretive strategy that allows an understanding of the full history of each site as referred to in paragraph 4.g), which is contained in the Summary Record of the session (document WHC-15/39.COM/INF.19).
という注文を付けていました。
勿論、ユネスコからの注文に応じない場合、
アラビアオリックスの保護区
のように登録取消もあり得ます。
にもかかわらず、
日本側が、
と、ユネスコからの注文と相反する行動。
ならば、
は当然の帰結です。
ちなみに、軍艦島に対しては登録時、劣化した構造物の扱いについても、注文が付いています。なのに、対策はイマイチ(しかも、百億円超の費用もネック)。
……軍艦島のせいで、
同じ長崎県内にあるカトリック関連遺産の登録が後回しになったことは、当方、深く覚えています。
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