政治で経済を安定化・成長させるよりも

2009-01-09 | 自然科学
スチュアート・カウフマンの著書で感動した言葉は、
「無償の秩序」という言葉。

自己組織化により進化し環境に適応する生命システムは、
見返りを要求することも無く(適応自体が見返り)、
前もってそのためのコストをシステム内のメンバーに要求することもない。
システムそれ自体が、「自然」に時間をかけて最適化されるのである。

このような科学的な考え方を、経済システムを舵取りする際に援用して、
これからの時代の経済システムをもっとも地球の今に最適化したあり方に変貌・
進化させられないだろうか?

そんなことが希望として、興味深いテーマとして沸いてくる。

個人や特定の組織、圧力団体の利益に偏ったり、
覇権国家の戦略の都合のよいようにマスコミを通じて洗脳されたりする仕方で経済が方向付けられるのではなく、
本来あるべき姿というか、
もっともエネルギー効率がよく最適解に向かうことの出来る
システム思考にそって経済を方向づけられると、
「無償の秩序」が自己生成してくれるはずでは・・・・
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