オレンジ色の家庭

こころ温まる日々の出来事を発信したい。

母べえ

2008-01-30 00:22:47 | 映画鑑賞

   山田洋次監督吉永小百合主演の母べえを観ました。
   戦時下にドイツ文学者の父親が思想犯として検挙され
   母と幼い娘二人が残されたました。
   黒沢明の記録係だった野上照代の原作だそうです。
   父は転向することもなく獄死し、棺となって自宅に戻りました。
   その日の雪景色はとても美しく哀しいものでした。
   戦争の波にのまれながら、清貧に耐えながら
   信じるところを貫いた家族のすがすがしさが心を打ちました。 
   羽子板の羽がすぐ屋根にのってしまい、箒の竹でとるのになんぎしたこと
   木造の平屋造りの家、懐かしさがこみあげてきました。
   とても佳い映画でした。 

             


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