玄関を開けるとひな鳥が2羽こちらを向いて餌を待っているように
大きい口を開けていました
写真を撮ろうとしたら後ろを向いてしまいました
親鳥が後ろで危険を感じてケタタマシク囀っています
かごを巣と間違えたのでしょうか
母鳥の呼びかけに1羽が飛び立ちました
しばらくするとこの1羽も飛び立ちました
静かな玄関にもどりました
子雀が家の中に紛れ込んだ30年ほど前の情景を
思い出しました
止まり木のある鳥かごに入れて
水をあげたりひえやあわを買ってきたりしました
外では親鳥が「出ておいで」と言わんばかりに鳴いていました
かごごと外に出すと親鳥が餌を運んで口移ししました
かごを囲んで父や母、子供たち、私たち夫婦
親鳥の深い愛情に感じ入りました
子供たちが外へ出してやろうと言ったのに観察したいばっかりに
かごに入れたまま家へ戻しました
翌朝、誰よりも早く起きた次男が「死んじゃった」とがっかりしていました
雀は止まり木にいたそのままの姿勢で下で横になっていました
親鳥はすでに近くにはいませんでした
スズメバチが紛れ込んで大騒動をしたこともあったね
子供たちと泣いて喚いて感動したあの日々が
とても懐かしいのです