冬の庭園の裸木の枝ぶりだけで木の名前を言い当てるのは難しい
春になり、葉が茂り蕾から花が咲けばすぐわかるのに・・・
その木は細い枝がまっすぐ伸びている
お茶をやっているIさんが枝炭に使う木かもしれないと
教えてくれた
枝炭とはつつじなどの細い枝かい二股、三股になった小枝で
お茶の炭手前に使うものらしい
白色の顔料、胡粉を塗ったものを白炭といい
吉田織部が武士の茶席に使い始めたようだ
その木が六義園のあずまやの天井に貼られていた
こんな細い枝で天井を張り巡らすのは相当大変だ
ドウダンツツジのかれんな花の影でこんな
使われ方があったとは驚きだ