お休みするって言ったそばから出てきました。
少しでも早く、皆さんに紹介したい本を手に入れたものですから。
「理性の奪還・もうひとつの不都合な真実」著者は写真の通り、アル・ゴアです。
ゴアさんは若いころ新聞記者をしていたのですから、ジャーナリストの目を持った政治家であったんですよね。
以下、本の帯に書かれた一文をご紹介します。
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ここに当時のテロ対策大統領補佐官、リチャード・クラークの宣誓供述がある。(中略)
「大統領は私と他の二人を部屋の中に連れていき、ドアを閉めて言いました。『これがイラクの仕業がどうか調べてほしい』
私は答えました。『大統領、これはすでに調査済みです。われわれはこの問題をずっと調査してきました。一切偏見を持たずに調べました。大統領、つながりはまったくありません』すると大統領はこう言い返してきました。『イラク。サダム。つながりがあるかどうか調べるように』
そこでFBIとCIAの専門家全員を集め、全員が確認した報告書を大統領あてに送ったところ、国家安全保障担当補佐官に撥ね返されました。撥ね返されたうえ、『答えが間違っています。やりなおしてください』と言って送り戻されてきました。どうも大統領は、答えが気に入らないときは書類に目も通さないようです」
(本文より)
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まだ手に入れたばかりで、そんなに読んでいないんですが、この一文は、衝撃的でありながら、「やっぱりね」と思わせるものです。
イラクを攻撃するために、テロを利用したとしか思えない内容です。
この大統領(と、その後ろにいる人たち)の個人的な野心(あるいは宗教的な思い込みか?)のために、9/11の出来事とは何の関係もなかったのに国土をめちゃくちゃにされたイラク、殺された多くの無実のイラク人、正義のためだと戦場に送り込まれ死んでいったアメリカ兵たち。彼らになんと言えばいいのか。(日本人も大使館員やジャーナリストなど5名の方が亡くなっています。)
本の構成と内容を把握するには、末尾の「訳者あとがき」から読むとわかりやすいと思います。訳者の竹林卓氏は私のように、ゴアさんに対して絶対的な思い入れ?がない分、ニュートラルな立場で解説しています。
もともとアメリカ合衆国の憲法がどれだけ高い志を持って作られたものか、そして、それが今どれほど危機に陥っているか、ということもゴアさんからのメッセージです。
次に大統領になる人は、絶対に読むべき本でしょうね。
なおTBいただいた桃太郎さんの記事「ブリュッセルの欧州議会場で、9/11の真実を求めるドキュメンタリーを上映! 藤田幸久議員、欧州議会へ」に、きくちゆみさんのブログの紹介がありました。
「2月26日にブリュッセルの欧州議会場で、9/11の真実を求めるドキュメンタリーが上映されるのですが、これにあわせて藤田議員が訪欧します。上映される映画は、『ゼロ―9/11の調査』というもの(日本未公開)」
と、いうことが書かれていました。
ヨーロッパも動き出しています。嘘は、ばれます。
・・・ということで、ではまた。
少しでも早く、皆さんに紹介したい本を手に入れたものですから。
「理性の奪還・もうひとつの不都合な真実」著者は写真の通り、アル・ゴアです。
ゴアさんは若いころ新聞記者をしていたのですから、ジャーナリストの目を持った政治家であったんですよね。
以下、本の帯に書かれた一文をご紹介します。
ここに当時のテロ対策大統領補佐官、リチャード・クラークの宣誓供述がある。(中略)
「大統領は私と他の二人を部屋の中に連れていき、ドアを閉めて言いました。『これがイラクの仕業がどうか調べてほしい』
私は答えました。『大統領、これはすでに調査済みです。われわれはこの問題をずっと調査してきました。一切偏見を持たずに調べました。大統領、つながりはまったくありません』すると大統領はこう言い返してきました。『イラク。サダム。つながりがあるかどうか調べるように』
そこでFBIとCIAの専門家全員を集め、全員が確認した報告書を大統領あてに送ったところ、国家安全保障担当補佐官に撥ね返されました。撥ね返されたうえ、『答えが間違っています。やりなおしてください』と言って送り戻されてきました。どうも大統領は、答えが気に入らないときは書類に目も通さないようです」
(本文より)
まだ手に入れたばかりで、そんなに読んでいないんですが、この一文は、衝撃的でありながら、「やっぱりね」と思わせるものです。
イラクを攻撃するために、テロを利用したとしか思えない内容です。
この大統領(と、その後ろにいる人たち)の個人的な野心(あるいは宗教的な思い込みか?)のために、9/11の出来事とは何の関係もなかったのに国土をめちゃくちゃにされたイラク、殺された多くの無実のイラク人、正義のためだと戦場に送り込まれ死んでいったアメリカ兵たち。彼らになんと言えばいいのか。(日本人も大使館員やジャーナリストなど5名の方が亡くなっています。)
本の構成と内容を把握するには、末尾の「訳者あとがき」から読むとわかりやすいと思います。訳者の竹林卓氏は私のように、ゴアさんに対して絶対的な思い入れ?がない分、ニュートラルな立場で解説しています。
もともとアメリカ合衆国の憲法がどれだけ高い志を持って作られたものか、そして、それが今どれほど危機に陥っているか、ということもゴアさんからのメッセージです。
次に大統領になる人は、絶対に読むべき本でしょうね。
なおTBいただいた桃太郎さんの記事「ブリュッセルの欧州議会場で、9/11の真実を求めるドキュメンタリーを上映! 藤田幸久議員、欧州議会へ」に、きくちゆみさんのブログの紹介がありました。
「2月26日にブリュッセルの欧州議会場で、9/11の真実を求めるドキュメンタリーが上映されるのですが、これにあわせて藤田議員が訪欧します。上映される映画は、『ゼロ―9/11の調査』というもの(日本未公開)」
と、いうことが書かれていました。
ヨーロッパも動き出しています。嘘は、ばれます。
・・・ということで、ではまた。
「理性の奪還」読まれたのですね!
私も、飛び飛びながら読んでいる最中です。
>読んでいく内に、ブッシュ政権に対して猛烈に、改めて腹が立ってきました。それと同時に、ブッシュ政権と付き合ってきた自民党の歴代政権にも、本当に腹が立ってきました。
お怒り、ごもっともだと思います。
私も、ブッシュの戦争への道の裏にこの本に書かれたようなことをずっと感じていたので、本当にブッシュ政権には腹立たしい思いでいっぱいでした。
今は、やっぱりね、という思いです。
なぜ、弾劾されないのか不思議でしたが、ゴアさんが書いているように、ブッシュが弾劾されないこと自体がアメリカの民主主義の危機であると思います。
政治家もマスコミも牛耳っているのは、スポンサー。ニュースまで視聴率目当てでワイドショー化し、ゴシップやショッキングな事件の話題で人々を目くらまし、そのあいだに大事な法案がろくな審議もされぬままどんどん通ってゆく。国民の考える力=理性を衰えさせています。
これはアメリカで起こっていることだけど、日本もほとんど同時進行ではないかと思います。安倍さんのときはそうでしたものね。
だからこそ、ゴアさんは、ネットで個人が意見を発信できる情報ハイウェイを人々に公開したんですね。今となっては、ゴアさんのすごさに改めて驚いています。
自民党は情けないですよね。なぜ、NOといえないのかと考えたとき、戦後60年以上、常にアメリカの子分であった自民党政権のしがらみは、非常に深く入り組んでいて、もう絶対NOといえない状況を作っているのだろうと想像しています。
ですから、日本が変わるためには、政権交代しかないと思います。
わたしも、現在の民主党には、理性と勇気を持った方たちが多勢いますから、望みをかけています。
早速、「理性の奪還」を手に入れて、ざっと荒読みしてみました。読んでいく内に、ブッシュ政権に対して猛烈に、改めて腹が立ってきました。それと同時に、ブッシュ政権と付き合ってきた自民党の歴代政権にも、本当に腹が立ってきました。あんなおバカな大統領から突きつけられる改革案に、無条件に従ってきたのかと思うと、何か情けないという気がしてきました。これからの自民党が打ち出してくる「改革案」は、(元から承認していないですけど)絶対、裏があると思うようにしました。
私は、少々理が立ちすぎて冷たい印象を与える日本の民主党ですけど、民主党なら、アメリカに対して、遠慮のない意見を言えるような気がします。国会の議論を聞いても、理詰めで議論出来るのは民主党の議員さんのような感じがするのです。なにしろ、「理性」を感じさせます。
アメリカで、民主党政権になるのを望みます。そして、日米両国とも「理性の政治」が復活することを願っています。