虹色オリハルコン

命にエネルギーを与えるパワーの力

命からエネルギーを奪うフォースの力

どちらを選ぶかは自分次第

心臓マッサージのイメージ動画

2023年09月30日 | からだ・こころ

心臓マッサージの役割とは、こういうことだったのか!理解しやすい動画です。



なるべくなら、このような状況下には遭遇したくはないですが、
このイメージを覚えておくに、こしたことはないでしょう。

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みんな「医師に頼りすぎ病」

2023年07月19日 | からだ・こころ



看護士のぴりかさんや内科医のはしくれ先生の言葉、深く同意します。
現代医療に自分丸投げの人は、耳に痛いかもしれないけど・・・生き方の問題にも、なるかもしれないですね。

以下、内科医のはしくれ先生の言葉、全文

この3年間を経て、以前にも増してみんな発熱や風邪に敏感になりすぎている。そして自分の身体のことなのに、他人(医療関係者)に答えを求めすぎている。今までどうやって生きてきたのか。
そりゃ熱が出れば心配になったり医療のプロに頼りたくなったりするのも分かるけど、それにしても程度というものがあるし、何よりあなたの身体のことでしょう?と思ってしまう。

例えば「生来健康な30代男性が39℃の発熱」というケースで、熱が出た直後に個人的な相談が来る。
「この熱は何?病院に行くべき?どんな薬飲むべき?何をするべき?どうやって様子見るべき?」

30代ならこの30年間、熱が出たらどうしてきたのか?毎回医療者に聞くのか?病院に行くのか?
以前の風邪(インフルエンザなど)と同じかどうか、家で様子を見られそうかどうかも自分で分からないのか?

実際こうしたケースが発熱初日や翌日に受診してきた場合、大多数が対症療法の内服薬を処方して帰宅になる。いきなり血液検査や点滴や入院になることはまずない。
しょっちゅう病院に行く人は、そういうことを過去に何度も経験して分かっているはずだし、あまり行かない人もこれくらいなら自然に治ることを分かっているはず。

そしてごく稀に違う対応になるとしても、それは明らかに様子がおかしい時で、そんなの自分で分かることが多い。
意識障害がある、水が全く飲めない、咽頭痛が酷すぎて唾も飲めない、などなど。
だから「今までと明らかに違うなら受診すればいい」。それ以上でもそれ以下でもない。

「そんなの自分で判断できない。悪化するのを未然に防いでほしい」と言う人もいるだろうけど、そんなの医者にも無理。
受診時点で「過去の経験からして許容範囲内」と言われれば、どんな医者だって希望に応じて対症療法をしつつ経過観察になる。

ここまで書いてきたことは、決して無責任でも、患者を見捨てているわけでもない。むしろ患者のために、国のためにそうすべきだと思っている。
何でもかんでも受診を勧めて、検査や治療をしてくれる医者が優れているわけでない。余計な受診や治療は本人のためにも社会のためにもならず、医者のためにしかならないのだから減らすべき。

そもそも外出して受診すること自体が負担で療養の妨げだし、検査も負担だし、対症療法薬に特効薬などなくて市販薬と変わらないし、風邪なら交通機関や待合室で広めてしまうし、医療費がかかれば国民の負担が増える。

もっと自分の身体のことは自分で感じて考えよう。誰かに任せすぎるのをやめよう。
自分の身体のことをウェアラブルデバイスやら医者やらに任せっきりでコントロールされ続けて良いのか?
そうして任せっきりにした結果がこの3年間で、諸外国の比ではない量のワクチンを打ち続け、炎天下でもマスクをし続け、クラスターになってもまだ面会制限を続け、熱が出れば病院に行って医療逼迫だと騒ぐ。

とにかく医療に頼るで見かけの安心感を得ているかもしれないが、実は同時に医療情報で不安にさせられてもいるし、任せっきりにした結果として本当に得をしてる?
稀な病気は稀だから稀な病気なのですが、それを恐れてゼロリスクを目指して医者の言うこと聞いて出来る限り医療のお世話になるのは正しいこと?


医療との関わりは必要最低限にするのが、あなたの人生・生活のためだと私は思います。
やたらと医療の重要性をアピールして生活に干渉してくる医者は、あなたのことや社会のことを考えているでしょうか。
自らの権威や経営のことばかり考えていないでしょうか。




ごもっともと思います。
自分の体のことなのに、他のことなら誰かの言いなりにならない人ですら、医師の言いなり。
その医師が本当に信頼できる人なら良いけれど、残念ながら信頼できる先生って案外少ないのだ。

はしくれ先生、まっとうなご意見、ありがとうございます。


★関連記事(古い記事群で恐縮ですが・・)
 新年の目標
 子どもと抗うつ剤と、「薬をやめれば病気は治る」
 長妻厚労相に伝えたい、「9割の病気は自分で治せる 」

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コロナワクチン症候群の話が各学会で発表され出したことと、梅雨時の低酸素は呼吸法で対処しよう

2022年06月17日 | からだ・こころ

#768_良心のあるお医者さんはもう大本営発表は信じない。 長尾和宏コロナチャンネル

#768_良心のあるお医者さんはもう大本営発表は信じない。 長尾和宏コロナチャンネル

#768_良心のあるお医者さんはもう大本営発表は信じない。 長尾和宏コロナチャンネル [解説・講座] 長尾和宏コロナチャンネル

ニコニコ動画

 


当初は、孤軍奮闘だった長尾先生でしたが、医学分野のそれぞれの学会が、「コロナワクチン症候群」として、ワクチン接種後に起こる病気症状について発表しだしているという。
大本営は言わなくても、現場ではもう、隠しようがなくなってきたのだろう。
心ある医師たち、医師の良心に恥じない先生方に感謝します。

上記リンク先、ニコニコ動画に飛びます。

こちらも良心に恥じない先生方です。
   ↓


このところ、盛んに帯状疱疹のワクチン接種のCMが流れていますが、
コロナワクチン接種が進むに比例して、急に増えだした帯状疱疹自体、mRNAワクチンで自己免疫が弱って起こった可能性があります。

尚、知人の知り合いの方の話、コロナワクチン接種後、口の中に帯状疱疹ができてしまったのですが、イベルメクチンを数日飲み続け、気づいたら治っていたそうです。







あと、余談ですが、体の不調を改善する腹式呼吸について書きます。

長尾先生の話の後半で「気象病」のことが出てきます。

ワクチン後遺症の患者さんが、治療によって良くなっても、この時期また不調が訪れ、繰り返すということ。
特に、梅雨時の今の季節は、低気圧のせいで空気中の酸素濃度が薄くなっていることが、気象病と連動していると、言われています。

この体の不調は、酸素不足で細胞内のミトコンドリアが、体のあらゆるエネルギーになるATPを作りにくくなってしまうことも一因です。

できれば、自然の中、木漏れ日の下で、腹式呼吸、深い呼吸をして、体に酸素を行き渡らせましょう。

それが無理でも、スマホなどの電子機器からいったん離れて(体のゆがみが戻りにくくなりますから)、腹式呼吸するのはいいなと思います。

それと腹式呼吸は横隔膜が動いて腸をマッサージするので万病の元、便秘を改善してくれますよ。

ネット検索したら、腹式呼吸は吸って吐くと言う方法が出ていましたが、
私が個人的にやっているのは、おなかに手を当てて先に息を吐ききるやり方です。口からゆっくり息を吐ききる感じ。
吐ききった後は、自然に鼻から息が入っていくるのでやりやすいです。
イメージとしては吐いて吸って吐くっていう感じです。


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セロトニンで心を強くする

2020年09月29日 | からだ・こころ

今年になって、華やかな世界で順風満帆に見えた俳優さんや女優さんたちにまで自死が続いて、とても悲しい。

8月は自殺した人が前年より増加。8月の自殺者数が増加するのは3年ぶりで、男女別では男性が1199人(前年同月比60人増)、女性は650人(同186人増)。特に女性の増加率が多い。
https://mainichi.jp/articles/20200911/k00/00m/040/196000c


コロナ禍で仕事の不調や借金、人間関係、体調不良など、一つのつまずきをきっかけにいろいろなことが雪崩を打ってきたりする。
一人一人の悩みは別々のものであれ、三密を避けて外に出る機会も減り、幸せを感じる神経伝達物質のセロトニンが出にくくなる、ということも一つの理由にあると思う。
元気なときは、忘れてしまえる、発想を切り替えるなど、乗り越えられる試練が、セロトニンが出なくなると重くのしかかり、堪えられなくなる、ということもある。


セロトニンは朝日を浴びることで活性化する。

7月は長く梅雨明けせず、雨の日が続いた。8月は猛暑で1日のほとんどをエアコンの中で過ごし、冷房病で体調不良になった方も多かったのでは。特に女性はエアコンの冷気に当たりすぎると頭痛肩こりなど体の痛みになって出てくる人が多いようだ。
9月は、台風やゲリラ豪雨、1日曇っていたり、こぬか雨が続いたり。コロナ禍と相まって、気候変動による体調不良と日照不足、セロトニン神経が活性化しないという点で、精神的に参ってしまう方も多かったかもしれない。



以下、敬愛する有田秀穂先生のセロトニン神経活性化術 大事なことは何度でも。



コロナうつにも効果!幸せホルモン「セロトニン」の正しい増やし方(FRIDAY) - Yahoo!ニュースより抜粋


◆セロトニンの分泌を全開にする4つの条件とは?

では、セロトニンを十分分泌させるためには、どうしたらいいのだろうか。




◆1_朝起きたらカーテンを開けて太陽の光を浴びる


「それには4つ条件があります。まず、しっかり太陽の光を浴びること。朝起きたら、カーテンをあけて朝日を浴びる。目の網膜に日光があたると、セロトニン神経が働き始め、セロトニンを分泌します」

セロトニン神経が活性化するには、2500~3000ルクス以上の明るさが必要だ。曇っていても、窓越しでも2500~3000ルクス以上はあるが、電灯の明るさでは全然足りない。つまり、朝日を浴びることこそ、活力ある1日をスタートさせるための必須条件だ。

「セロトニンが脳の中で合成分泌されるには最低5分かかります。カーテンを開けたら、すぐ部屋の中に引っ込むのではなく、できればベランダや庭に出て5分、しっかり太陽を浴びてください。ウォーキングをしたり、体操したりすれば、より効果は高まります」

もちろん5分以上浴びてもいい。気をつけたいのは疲れるまで浴びないこと。春先の太陽は長く浴びていても気持ちがいいが、夏は太陽を長く浴びていると疲れてしまう。疲れるとセロトニンの分泌が抑制されてしまうのだ。

5分以上30分以内。これがセロトニンを活性化させるための目安です」





◆2_体を動かし、歌を歌う。深呼吸も効果的!

「2つ目はリズミカルな運動。ウォーキングやサイクリング、そして深呼吸(意識的な呼吸法)もこれに含まれます。これらは集中して行うことが重要です。人と話しながらではいけません。ただし、ウォーキングやサイクリングを行うとき、ノリのいい音楽を聴きながらでもかまいませんが、歌詞があるものは避けたほうがいいでしょう。言葉は言語脳である左脳を使いますが、左脳が働くのはセロトニン活性にはあまりよくありません。5分から30分、疲れない程度に行いましょう。

深呼吸するときポイントは、とにかく意識して吐くこと。最初は『あ~』と、息が続かなくなるまで声を出して練習するといいでしょう。慣れてくると、声を出さなくてもできるようになります」

深呼吸を5分から30分続けるのはたいへんだが、歌を歌ってもこれと同じような効果が得られ、セロトニンが活性されるという。





◆3_家族との団らん、友達との電話での会話…。人との楽しい時間も大切

「3つ目はグルーミング行動。人と人との触れ合いです。マッサージやエステ、ヘッドスパなどいろいろありますが、緊急事態宣言下にある今は、これらは禁止されているので、心地よいおしゃべりがおすすめです」

緊急事態宣言で在宅勤務をしている人は、家族だんらんの時間をいつもより多くもてているだろう。そんな時間もセロトニン活性を促す。

「電話でのおしゃべりもセロトニン活性には効果的です。ただし、ラインやメールなどデジタル機器を使ったコミュニケーションはNG。パソコンやスマホから発生するブルーライトが、睡眠ホルモンであるメラトニンを破壊してしまうのです」





◆4_大豆製品や乳製品から、セロトニンの原料・必須アミノ酸「トリプトファン」を摂る

セロトニンを増やす4つめの方法は、食事だ。

「セロトニンは“トリプトファン”という必須アミノ酸から合成されます。トリプトファンを含む食材を積極的に摂るようにするといいでしょう」

トリプトファンは、豆腐、納豆、味噌、しょうゆなどの大豆製品、牛乳、バター、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品、卵、ナッツ、バナナなどの食材に豊富に含まれる。

また、トリプトファンは、トリプトファン水酸化酵素をもつ細胞によって、セロトニンに合成される。この酵素を備える細胞は、皮膚、肝臓、腎臓、腸管、そして脳だ。

「セロトニンの90%は腸で合成されますが、そこで合成されたセロトニンは腸のぜん動運動を促すだけ。脳機能に影響を与えるのは、脳で合成されたセロトニンだけです」

朝は朝日を浴びながら軽く運動。夜は食事をしながらおしゃべり。それがセロトニンを増やす生活だ。


私自身、昔は、くよくよ考え事をしては夜眠れなくなったりして、特に子育て時期には悩みはつきませんでした。
でもここ何年も、有田先生の提言をほぼ実践しているせいか、体調もいいし、人が変わったかもしれない・笑。
このコロナ禍でも、先のことはなんとかなる、なるようになる、と前向きな気持ちになれるのも不思議です。
有田先生には感謝でいっぱいです。おかげで毎朝いただくバナナは切らしたことがありません。

あと、スポーツの人たちを見ていてわかったのですが、セロトニン神経が活性化していると意識エネルギーが上がるのだということです。
体幹が整いセロトニンが活性化しているトップアスリートのなかには、とても高いパワーの方たちがいて、驚かされます。
 スポーツにおけるパワー2018

仏陀は瞑想と呼吸法でセロトニンが活性化して、悟りに達しました。

セロトニンが活性化するとキネシオロジーテストの精度も上がります。
それも含めて、日常の些細なことでも結果的に良い選択ができるので、私どもは悩みがなくなったのかもしれません。


有田先生とセロトニン関連記事
 セロトニンが出にくい人は猫背
 個人より絆で、力が出せる
 
 
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腸内細菌を整える根菜スープ

2020年03月12日 | からだ・こころ

県別の新型コロナウイルス陽性者の日本地図、色がついている県は発症者がいる県。関東では茨城県がずっとゼロらしく、白く残っている。

茨城県がんばってるなあって感心したり、あるいは、人が来ないからかなあと思ったり(笑)
調べる数が少ないからゼロなのか、はたまた水戸納豆がウイルスを抑えているのか、家族で冗談めかして言っていたことを、同じように思う人がいたのか、溺れる者はわらをもつかむのか、トイレットペーパーに続き納豆が品薄状態とか。


トレペに続き納豆が品薄? 感染予防効果に根拠なし|テレ朝news

トレペに続き納豆が品薄? 感染予防効果に根拠なし|テレ朝news

 



我が家でも、納豆は週に3回くらいは食卓に上がります。
なんとなく納豆が認められると、うれしい気分。(^-^) 
でも、こればっかりじゃ、飽きちゃうでしょう。

最近はテレビCMでも、「手洗い、うがい、ヤ○ルト」と流れているように、有用菌が腸内細菌を活性化させ、免疫力を高めることは、今や常識となっています。

納豆や漬物などの発酵食品もいいのでしょうけれど、健康オタクとして長年生きておりますので、免疫力を高める腸内細菌のえさとなる根菜野菜中心に白菜などの葉物野菜など、コロナ騒動にかかわらず、以前からずっと意識的にとるようにしています。

腸内細菌が元気がどうかは、毎日のお通じの様子でわかります。
根菜野菜スープを食べるようになってから、腸内細菌が喜ぶのか、じかに効いてる実感があります。
今は、このご時世外食をやめ、家で毎日、いただくようにしており、おかげで腸内細菌が活性化しているようで、便秘知らずの毎日です。



   


根菜野菜スープは、基本、ゴボウ、にんじん、ショウガ、キノコ類を必ず入れます。
ゴボウやにんじんは、ピーラーでそぎ切りにすると、時間がかからず柔らくなるので、時短と省エネになります。
加えて、ネギや白菜、小松菜、キャベツなど、旬の葉物野菜、時々の気分で、鶏肉や、鍋用の魚、豆腐、油揚げ、ワンタンや水餃子なども。
味付けは、好みのだしと調味料で、和風にも洋風にも、中華風にもなりますから。
簡単に言ったら、ちゃんこ鍋の家庭版みたいな?



   


他におかずがない日でも、ご飯にこのスープと漬物で大丈夫。
簡単だしおいしいし、豚肉とキムチ、タラとお豆腐、チキンとトマト、などなど、毎日基本野菜は変えずにアレンジすれば飽きずにいただけます。


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 腸内細菌で抗がん作用が向上
 腸内フローラはすごすぎる
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腸内細菌で抗がん作用が向上

2019年01月29日 | からだ・こころ
免疫療法や抗がん剤が功を奏する人とそうでない人、運がいい悪いではなくて、腸内細菌の見えざる力が働いていたから・・・なんてこともありそうですね。
いよいよ菌が脚光を浴びる時代になってきたかな。



腸内細菌で抗がん作用が向上 慶応大、11種類を特定
東京新聞2019年1月24日

 健康な人が腸内に持っていることがある11種類の細菌を投与すると、「オプジーボ」などの免疫細胞のブレーキを解除するがん治療薬の効果が高まる可能性があることを慶応大のチームがマウスを使った実験で突き止め、23日付の英科学誌ネイチャーに発表した。

 チームは「培養して増やし、がん免疫療法と併せることで治療効果を高められる可能性がある」としており、臨床研究を行う計画だ。

 人の腸内には千種以上の最近が存在し、免疫などに影響を及ぼしていると考えられている。チームは健康な男女の便を、全く最近を持たないマウスに別々に投与して、がん細胞への攻撃などを担う免疫細胞の一種「CD8T細胞」の増え方を比較した。さらに最も多くの免疫細胞が増えていたマウスの腸から取り出した細菌から、免疫細胞を増やす11種類の細菌を特定した。

 がんができ始めたマウスにこの11種類の細菌を与えた上で、免疫細胞のブレーキを外す免疫チェックポイント阻害剤を投与すると、細菌を与えない場合に比べて、がんの増殖が二分の一から三分の一に抑えられた。細菌を与えるだけでも一定の増殖抑制効果が確認できた。

 また食中毒などの原因となる細菌を感染させても症状が抑えられ、感染症の予防や治療にも利用できる可能性が示された。

 11種類の細菌は人の腸内にもともと少なく、検出されない人も多いという。

 免疫チェックポイント阻害剤と腸内細菌の関係を巡っては、多様な腸内細菌を持っているほど薬の効果が高まるとの報告もあり、国内外で研究が盛んになっている。

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人間の体を地球に例えると、生物多様性が健全な生態系を作り地球の生命の持続可能な状態を維持するのと同様に、腸内細菌の多様性も体の強さの秘訣なのではないかと、ふと思いました。

しかし、11種類の細菌は人の腸内にもともと少ないといいます。特に現代日本人には、戦後、化学物質である食品添加物や抗生物質など、薬品依存の状態が長く続いてきたので、腸内細菌にとっては、実は過酷な状態ではなかったかと思います。
食物繊維が豊富な野菜や発酵食品など、腸内細菌が喜ぶような食べ物を選んで取ることはとても大事だと改めて思いました。


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前頭前野を失うと人はどうなるのか

2018年11月19日 | からだ・こころ
 
  

有田秀穂著「脳からストレスを消す技術」


 脳の前頭前野はおでこの後ろにある前頭葉の一部です。



P54「前頭前野を失うと人はどうなるのか」より抜粋

 その人が損傷したのは、前頭前野だけでほかは無傷でした。
 事故に遭われたのは不幸なことですが、この人に事故の前に比べてなにかできなくなっていることがあれば、それが前頭前野の働きだということがはっきりします。発達した前頭前野を持っているのは人間だけなので、その部分がどのような働きをしているのかということは、動物実験で調べることができません。そういう意味で、このケースは、医学的にとても重要な症例なのです。

 事故から回復した時、その人は一見すると他の人と何も変わったところがないように見えました。言葉もちゃんと話すことができるし、きちんと歩くこともできます。食事も自分でできるし、排泄もできます。
 しかしたった一つだけできなくなったことがありました。
 それは「社会生活」です。

 具体的にいうと、その人は他人との社会的コミュニケーションがとれなくなってしまっていたのです。
 私達は普段、人とコミュニケーションをとるとき「言葉」を使っています。そのため、言葉から相手の思いを汲み取っていると考えがちです。 
 でも、そうではないことをこの症例は教えてくれています。
 なぜなら、この人は言葉をちゃんと話すことも、相手が話している内容も理解できたのに、相手の思いをきちんとくみ取ることができなかったからです。

 実は、私たちは人とのコミュニケーションをとるとき、無意識に相手の仕草や表情、声のトーンなどから、その人の心を読みとっているのです。
 この人が社会的なコミュニケーションがとれなくなってしまったのは、その「言葉ではないものから読み取る」ということができなくなってしまっていたからでした。

 その他にも、この人は意欲を持ってテキパキと仕事をこなすということもできなくなっていました。つまり、人間関係の中で自分をコントロールしながら生きていくことができなくなっていたのです。

 これによって、前頭前野は、人間が社会の一員として生きていくために必要不可欠な働きをしていることが明らかになったのです。



続いて、著者は、引きこもりと言われている人たちが増えて、前頭前野が失われているわけでもないのに、「ネットを通してなら」外部とコミュニケーションを取れても、人と直接コミュニケーションをとることを嫌がる人が増えているということを心配しています。
おそらくは「彼らは前頭前野の働きが弱っているだけ」なのだから、自覚して改善の努力をすれば回復させられる、ということもこの章の最後に書いています。


 


前頭前野とセロトニンについては、私自身も、気になった情報をメモ的にいろいろ記事にしてきました。
昨今増加しているキレやすい人、ウツになりやすい人の原因も、そんなところにあるのではないかと思っています。
前頭前野(=共感脳)が弱った人達が増えてくれば、人間の社会は混乱します。


 


先日のモーニングショーで中国の「暴れ小熊」と呼ばれる傍若無人ぶりが尋常でない子どもたちを特集していました。
マンションからブロックを投げ落とす、観光客を突然川に突き落とす、自動販売機を壊してジュースを飲む、
中国という国柄と親の躾の問題もあるでしょうが、加えていうなら、こういう子どもたちは、共感脳と呼ばれる前頭前野の働きがちゃんと機能していない、極端に下がっているためではないかと私なんかは思ってしまいます。

日本よりも早く電子社会になった中国においては、小さな商店での買い物もスマホ決済が普通になっています。
生まれたときから成長期に当たる時期に、子どもたちがこれらにさらされていることで脳や体にどんなストレスがかかっているのか、なんの確証も理解もないまま電子社会、AI社会は加速がかかっています。

詳しくは、以下の関連記事にあります。


スマホ操作をしている時の脳活動を計測すると、前頭前野の働きは低下しています
スマホは脳の機能に害があるby東北大加齢医学研究所所長

体罰や暴力で子供の前頭前野の働きは下がります
親の体罰、暴言、DVの目撃で子の脳機能が萎縮・変形

読み聞かせは親子の脳を活性化させる方法の一つ
ジアタマを鍛える・読み聞かせで親子の脳が活性化

前頭前野の活性化している人は、顔つきでもわかります
選挙を「共感脳」から考えてみる

手拍子をとりながら歌を歌うなど、軽く楽しいリズム運動などで前頭前野は活性化します。
軽い運動で脳の前頭前野が活性化
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そもそも総研 水素って体にいいの?

2018年09月02日 | からだ・こころ
健康食品として、水素の含まれた水を飲んでいる人がいる。
それに対して、疑似科学だという人もいる。

我が家では、日頃から、なんでも信じるのも問題だか、何も信じないのも同じ、というスタンスなので、こういうときはキネシオロジーテストの出番となる。
結果として、うちでは、母の病気を機に日本トリムの電解水素水を、すでに10数年以上愛用しています。それは、体が、「イエス」と答えたからです。
事実、当時、家族が逆流性食道炎の症状が出ていたのですが、この水を飲むようになって以来、その症状が消えてしまいました。
特に医療機関にかかったわけでも、薬を服用したわけでもありませんが。

でも、大抵の水素関連のものは、粗悪品のようなものも多く、ほとんどがノーという答えになりますので、使わないほうがいいくらいでしょう。

それはそれとしてですが・・・
水素って、一般的に言って、本当に体にいいのか悪いのか、医学的コンセンサスがあるのかよくわからない、というわけで、8月30日のそもそも総研で、特集が組まれた。
とても興味深い内容でしたので、メモのために。





以下、8月30日テレ朝「モーニングショー/そもそも総研」より。


そもそも 水素って 本当にからだにいいの?

健康に良いと言われる「水素」の効果はどこまで確認されている?

「水素が体に良い」「治療効果がある」といった話題が、医学界では10年ほど前から上っています。しかし「水素のもたらす人体への医学的な効果」というのは、まだ確認できていないのだとか。それは市販されている「水素水」についても同様だといいます。玉川徹さんは今回、“吸入”という方法に限定して「水素の有効性を確認する臨床実験」を行っている「慶應義塾大学 医学部」を訪問し、その詳細を伺いました。お話ししてくださったのは「慶應義塾大学 水素ガス治療開発センター」の佐野元昭(さの・もとあき)センター長です。

佐野センター長によれば、かつて水素は「体に対して何の影響も与えないガス」と思われていて、「体に無害なガスの代表格」とされていたのだといいます。水素というのは、実は私たちの体内でも作られているんだとか。「腸内細菌はコンスタントに水素ガスを生産しており、私たちの体は一定濃度の水素ガスで常に飽和されている」と佐野センター長は教えてくださいました。




ブルーの部分が腸で作られた水素の流れ。
胃、心臓、脳などには行き渡らない。 
 


「体内が常に水素で満たされているのなら、新たに外部から摂取する必要はないのでは?」という玉川さんの問いに、佐野センター長はこう答えました。「腸内細菌が発生させる水素ガスはかなり微量で、影響の及ぶ範囲が限られている。しかし外部から吸入させれば影響範囲は全身に及び、濃度も高まります」。佐野センター長のお話によると、「腸内で作られた水素はほとんどが肝臓・心臓の右心房・肺を通って体外に排出されてしまう」のだとか。そのため胃・心臓・脳などには行き渡らないのですが、外部から吸入させれば「水素濃度の低いところにもプラスの効果をもたらせ得る」のだそうです。

「世界各国で行われている動物実験では、すでに『炎症の抑制』や『血行動態の安定化』などが認められている」という水素吸入療法。中でも高い効果が認められたのが「脳梗塞(のう・こうそく)の縮小」だったといいます。大量発生すると重度の臓器障害を引き起こすという「活性酸素」の増加を水素が抑えることで、最終的には梗塞部分が半分以下まで縮小したというのです。


動物実験で効果の認められた「水素吸入療法」はいつ人間へ用いられる?

動物実験では有効性が確認された「水素吸入療法」ですが、人間での臨床実験はどうなっているのでしょうか? 「小規模な研究や、吸入後の経過観察などは様々行われていると思うが、国に『医薬』や『保険対象診療』と認めさせ得るレベルでの“有効性・安全性の検証実験”はまだ行われていない。それに今、我々が取り組んでいるところです」と佐野センター長はおっしゃいました。

慶應義塾大学では現在、「心停止後症候群を対象とした臨床実験」を行い、水素の医学的な効果の研究をしているそうです。心停止後症候群とは「心停止状態から蘇生術によって鼓動(血流)が再開する際、大量の活性酸素が発生して組織や酸素を傷つけ、脳や臓器の機能障害が起こる」というもの。これによって、「一命は取り留めたものの、寝たきりになったり、昏睡状態に陥ったりすることがある」のだそうです。

心停止状態で搬入されてきた患者さんの約2割は蘇生するそうですが、「社会復帰できるまで回復する方」となると、そのうちの1割ほどしかいないといいます。しかし、水素ガスを吸入させると「脳機能や心機能、生命予後の改善効果が期待でき、患者さんにこれまで以上の恩恵をもたらせるかもしれない。私たちは今、それを検証する臨床実験を行っています」と佐野センター長はおっしゃいます。

玉川さんは、マネキンを使った臨床実験の再現を見せていただきました。実際に水素の吸入処置が行われるのは、救急外来の集中治療室となります。臨床実験では、「4%の水素を含んだ窒素(ちっそ)ボンベ」と「100%が窒素のボンベ」のどちらかが無作為に選ばれ、酸素と合わせて治療が行われるといいます。「慶應義塾大学病院 救急科 診療科」の本間康一郎(ほんま・こういちろう)副部長は、このようにするのは「主観を排するため」で、「何も分からない状況で研究を進め、最終的に解析をすることで、より正しい結果が導き出される」のだと教えてくださいました。

動物実験では確認されているものの、まだ人間では確かめられていない「水素の吸入効果」。慶應義塾大学が研究している水素吸入療法は、「特殊な機材や技術を必要としないため、臨床現場での普及に期待が寄せられている」そうです。試験は全国のおよそ20の医療機関で行われており、「合計360の症例を集めることが目標」だといいます。

「水素ガスを吸った患者さんの方によりメリットがあった、という結果が出れば、今後は医薬化や保険診療化を視野に入れた治験に移れる。逆に、出なかった場合には『動物実験では有効性が証明されたが、人間に恩恵をもたらすまでの効果はない』ということになる」と語る佐野センター長。「その結論が出るのはいつ頃なのでしょうか?」という問いに、佐野センター長は「3年後をめどに考えているが、現時点ではまだ明言できない段階です」とおっしゃいました。今回の取材を通して玉川さんは「もし動物実験の効果が人間にもあるなら、色々な応用が…」という感想を持ち、将来に希望を抱いたそうです。









「我々の体の中は、ある一定程度の水素ガスで常に飽和されていると考えていいと思います」by佐野元昭センター長

(驚くことに、こういう研究されている方の多くは、ほとんどの方が200未満の意識レベルで残念に思うことが多いのですが、佐野センター長は研究姿勢を反映してか、623pの高いパワーの測定結果が出ました。)





結論として、水素ガスの吸入によって、動物実験では効果があったけれど、人間ではまだ実験の途中で、結果が出ていないということです。
現状は、患者さんが無作為の実験台みたいなところもあるよう、私だったら「4%の水素を含んだ窒素ボンベ」を使ってほしいと思うでしょう。

科学は遠回りしてばかりだが、それが科学というものなのだから。めんどくさくてもしっかりしたエビデンスをとる、それが科学なのですね。
(一方で、普通に行われている処方薬の多剤投与は、エビデンスを取ることは困難と言われていますが、そこは目をつむって、どんどん薬が出されているというダブルスタンダードです。

それにしても今回の番組、玉川さんも言われていたけど、水素は腸で作られる、ということと、腸から出るおならに含まれる水素の量は、メタンガスや二酸化炭素よりも多いということが、驚きでした。(窒素50%、水素30%、二酸化炭素15%、メタンガスなど5%)

そして水素が腸で作られるという事実に、腸内細菌こそが、やはり体の状態を左右する鍵になるのでは?、ということも再確認できました。

また、腸で発生する水素は、胃・心臓・脳などには行き渡らないということでしたが、還元水素水を飲み始めて、家族の胃の不調が改善したのも、偶然ではないような気がします。(そもそも水素ガスを作り出す腸内細菌の餌になる食物繊維を消化するために、胃が健康でなくてはなりません。)

なお、私どもは、日本トリムの回し者ではないですが、昨今の単純な水素水バッシングには、少々疑問がありましたので、今回、記事にしました。
もちろん、番組で取り上げたのは水素ガスの吸入実験研究であり、飲料としての水素水とは別に考えなければなりません。また、水素水と言っても名前だけの粗悪品や便乗商法が多いことも事実です。
なんでも、良い・悪い、と、一方的に決めつけるのではなく是々非々で、できるなら、一つ一つキネシオロジーテストでチェックしたほうがいいと思います。
ちなみに家で使っている日本トリムの整水器は323Pあります。良心的な会社だと思っています。(おまけにダイソンの掃除機も323Pです)


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心の病10~20代に急増

2018年05月05日 | からだ・こころ
今年3月にでた統計より、メモのために


画像:産経ニュース


心の病、若手社員に急増 「責任重いのに権限ない」
民間調査

日本経済新聞 2018/3/20 17:31

 うつ病など心の病にかかる社員が最も多い年代は10~20代だと答えた企業の割合が、3年間で急増し、27.9%に達したことが、20日までに日本生産性本部の調査で分かった。

 40代が多いと答えた企業は35.8%で、30代も32.6%を占めるが、それに迫る勢いで若者の割合が上昇している。同本部は「若者でも責任の重い仕事を任される一方、見合ったポストや権限は与えられず、不調に陥る人が増えている」と分析している。

 調査は2017年7月から9月にかけて、全国の企業を対象に実施し、221社が回答。心の病にかかる社員が最も多い年代を尋ねたところ、10~20代は、前回の14年調査の18.4%から10ポイント近く上昇した。調査を始めた02年以降、この年代は10%台で推移しており、急増ぶりが目立った。

 40代は前回調査から3.4ポイント増加し、30代は6.2ポイントの減少。50代以上は3.7%で、前回より0.7ポイント減った。

 14年以降、新卒採用は学生に有利な「売り手市場」化が進む。企業が採用確保を優先して実際の仕事量などを正確に伝えず、若者が入社後にギャップの大きさに苦しんでいる恐れもある。

 同本部は「仕事量が多く、高い質を求める企業は、心の病が増加傾向にある。若者に自信を持たせるサポートが必要だ」としている。〔共同〕



確かに、年代が上がってくると自由裁量の余地がでてくるので、ストレスは減るかもしれないが・・・
売り手市場といっても、少子化により学生の数は減っているうえ、即戦力の団塊世代が定年で辞めた後の会社環境だから、そのへんも全体大変なのだろうか。

変な話だけど、電話セールスってありますよね。証券会社とか不動産とか、昔はよくかかってきたけど、今はめっきり減った上に、しつこく絡んでこないからすごく楽。それに電話セールスをしてくる人の声聞くと若手な感じなので、新入社員の仕事なのかなって。
今の若い人たちは、ラインだのメールだのに慣れているから、電話で話すこと自体が苦手というか苦痛に感じるらしい。
相手に気を使うし、反対にこちらの都合も考えず突然かけてくる電話の相手には、「電話野郎」って呼んで揶揄するそう・・・ですわ。

私なんかの時代は、電話での応対が仕事の第一歩みたいな感じで、まず電話の出方、話し方、謙譲語、尊敬語、声色?まで先輩を見ながら覚えていったんだけど、そういう世代がまだたくさん上にいての、今の物心ついた時からネットでコミュニケーションをとっていた新入社員では、そりゃストレスだろうなって、思いますよ。


知り合いから聞いた話では、大手銀行など金融関係の若手が、絞り取られるような労働の末、体を壊して次々辞めていくと言っていた。
有名企業の入る前と入ってからの違い。金融は究極のブラック産業なのだろうか?
体調の異変も、おそらくは心のストレスから来るものが大きいと思う。
最悪、突然死なども多くなっているときく。死んでしまうくらいならその前になんと言われても辞めたほうがいい。
(参考?:#名画で学ぶ銀行


で、今の若者たちが上の世代に行ったときには、やり方も変わって心の病気も減る?・・・とは限らないよ。
今の加速をあげて早く早くと、突き進む社会なら、むしろさらに増えてしまうことだってあるかもって思うのですが。





一億総活躍社会とは裏腹な、一億総うつ病社会にならないように、とりあえず、連休も残り少ないけど、5月の新緑の中、デジタルデトックスでもして深呼吸しませうよね。


★おまけ
 #名画で学ぶ安倍政権

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親の体罰、暴言、DVの目撃で子の脳機能が萎縮・変形

2018年03月07日 | からだ・こころ
安倍さんと森友学園の関係性、今までもそうだったように、これからもずっと、籠池氏一人を悪者にして論点を微妙にそらし、とぼけ続けていれば、なんとかなる、と思っていたのだろうなと思います。
安倍晋三さんという人は、幼少期からの育っていく過程で、自分の都合の悪くなった時は、そういうふうにごまかしながら、周囲に虚勢を張って対面を保つことを続けてきたんじゃないか、とずっと思っていました。
もうそういうごまかしは、できなくなった。身から出た錆とは言え、哀れを感じます。

意識のアセンションというものは、その人の意識のエネルギーがどんどんわかりやすく輪郭がはっきり見えてくる時代なんだと思います。
小さい時の晋三ちゃんに「嘘ついちゃダメだよ、人のせいにしたらいけないよ」と、誰かちゃんと叱ってくれる人はいなかったのでしょうか。
たとえ叱られても、サイコパスなら罪悪感も持たないそうですが・・・(安倍さんがそうだとは、なるべくなら考えたくないですけど)


(付記)以下は、息子の通った幼稚園の先生に教えられたことです。

子どもが嘘をつく時は、何か理由がある。だから、一方的に嘘をついたことを責めるのではなく
「どうして嘘をついたの、どうしてそうしたかったの?」と、理由を聞くようにしてください。
兄弟や友達への嫉妬や、いろいろな不安がある時には、子どもも嘘をついてその場を取り繕うこともあるからです。
人を騙すような行為はいけない、とさとすと同時に、子の気持ちも汲んで、嘘をつくに至った不安や恐れを取り除いてあげるようにしたいものです。







話は変わりますが、日光東照宮の木彫りの猿たちは、人間の成長に重ねたストーリーがあります。
特に有名な3匹の子猿たちには、「幼少期には、悪いものを見ざる、言わざる、聞かざるとして育てよ」という意味があるそうです。


東京新聞にそれを裏付けるような記事が出ていました。
親の体罰、暴言、夫婦間のDVの目撃で、子どもの脳が萎縮・変形してしまう・・・という研究。
以下、メモのために。


親の体罰・暴言で脳変形 両親間のDV目撃も影響
東京新聞2018年3月6日




 デリケートな子どもの脳は幼少期に厳格な体罰や暴言などを受けることで変形し、発達の遅れや記憶力低下につながってしまう-。そんな脳科学の研究に注目が集まっている。厚生労働省も研究データを基に「体罰は百害あって一利なし」として、注意喚起を促している。(細川暁子)

 「日常的に親から暴力や暴言を受けて育った子どもの脳は萎縮したり、変形したりして発達が損なわれてしまう。それが原因となり、子どもは将来生きづらさを抱える可能性がある」。小児精神科医で、昨年「子どもの脳を傷つける親たち」(NHK出版)を出版した福井大子どものこころの発達研究センター・友田明美教授は話す。

 友田教授は二〇〇三年、留学先の米ハーバード大で、十八~二十五歳の男女約千五百人に聞き取りを行い、その中からほおへの平手打ちやベルトで尻をたたかれるなど子ども時代に厳格な体罰を受けた二十三人を抽出。磁気共鳴画像装置(MRI)で脳を解析し、暴力を受けたことがない人たちと比較したところ、感情や思考をコントロールする脳の「前頭前野」の容積が平均して19・1%少なく、萎縮していた。

 暴力を受けた人は、体から大脳に感覚を伝える神経回路が細い傾向も見られた。痛みに鈍感になるために、脳が自ら変形したことが考えられるという。「前頭前野は、萎縮することで危険や恐怖を常に感じやすくなる。感情をコントロールするため犯罪抑止力にも関わる部位で、正常に発達しないと問題行動を起こしやすく、うつ病に似た症状も出やすい」と友田教授は指摘する。

 また約千五百人の中から、身体や性的被害はないものの言葉による暴力を受けてきた別の二十一人を調査。「おまえなんて生まれなければよかった」「死ねばいい」などの暴言を受けていた人は、そうでない人と比べて会話機能をつかさどる脳の「聴覚野」の容積が平均して14・1%多かった。

 聴覚野の中で興奮を伝える神経細胞の接合部「シナプス」の密度が増えたことが原因として考えられるという。正常な状態では、シナプスはある一定量まで増えると刈り込まれる仕組みだが、暴言を受けることで脳機能が壊れコントロールがきかなくなって増えすぎてしまう。すると会話する際に脳に負荷がかかって心因性難聴につながったり、耳が聞こえにくいため人と関わることを恐れたりするようになる。

 調査では、両親間のドメスティックバイオレンス(DV)を平均四・一年目撃してきた二十二人の脳も解析した。日常的に目撃していた人は、そうでない人と比べて視覚をつかさどる脳の「視覚野」の容積が平均6・1%減少。顔を認識する部分が小さくなるなどの影響が出て、記憶力低下などにつながっていた。

 厚生労働省は昨年五月、友田教授の研究結果を引用しながら体罰や暴言による子どもへの影響をまとめ「愛のむちゼロ作戦」と銘打った啓発パンフレットを作成。体罰によらない子育てを推進している。国内外の研究では、患者と医師らが信頼関係を築く中で心をケアする「認知行動療法」などにより、萎縮した脳の容積が回復した例も報告されている。

 友田教授は「子育てに真剣になるあまり、怒鳴ったり、子どもの頭をたたいたりしてしまう可能性はどんな親でもある。大事なのは、親自身がそうした行為は誤りだと認めて、一刻も早く改めること」と諭す。

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幼い子供への虐待、虐待死のニュースを見るたびに、悲しさと腹立たしさで胸が塞がれるような気持ちになります。

しかし、児童保護施設等も、人出不足による能力低下で、せっかく保護した子どもをまた親のもとに返してしまうこともあり、虐待死を防げなかったケースもありますよね。
こういう施設の人員を育成・増強したりすることは、国の未来をになっていく健全な人間の成長を守るためにも必要なことではないでしょうか。子どもは必ず大人になります。
自分自身を肯定して誇りを持って生きていけるような環境を作ること。負の連鎖を防ぐためにも。
長い目で見れば、人材を育てる国の成長戦略とも考えて良いと思います。

大手ゼネコンがやりたい放題でありながら、百害あって一利なしのリニア新幹線に、国は、3兆円もの巨額の税金を投入するそうですが、税金の使い方が間違っているのではないかと思います。



★追記 コメ欄で教えていただきました。上記の友田教授の研究を「クローズアップ現代」が取り上げたもの。

クローズアップ現代 夫婦げんかで子どもの脳が危ない



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 選挙を「共感脳」から考えてみる
 悪夢のリニア
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選挙を「共感脳」から考えてみる・その2

2017年10月16日 | からだ・こころ

この記事の「選挙を「共感脳」から考えてみる」続きです。

「共感脳は腸で作られる」

「共感脳」が働いている人は、セロトニンの分泌が豊かで、キレることもなく平常心を保つことができます。
「共感脳」の働きが弱い人は相手の表情が読み取れないことから来る「誤解」で、判断を間違うことが多いのです。

権力者ほど相手の悲しみや苦しみが、我が事のように理解できなければ、金正恩や、トランプ大統領のように自分たちの利益ばかり考え、多くの国民を幸せにすることができない独裁的で危険な権力者になってしまうでしょう。

腸内細菌の状態や、合成されるセロトニンの量も心の安定に大きく影響することがわかってきました。
https://jp.sputniknews.com/science/201612313202297/

国の安全に関する外交に関わる人物の腸内細菌の状態や、腸内環境、セロトニンの量はどうでしょうか?



腸内細菌の餌である植物性の食べ物、「穀類、野菜、豆類、発酵食品、きのこ類」などを中心に食べて子ども時代を過ごした人は、腸内細菌にとって一生、良い影響を受けることもわかってきました。

子ども時代、親の財力ゆえ贅沢に育った金正恩や、トランプ大統領の腸内環境はどうだったでしょうか?
脳のセロトニンの働きが弱く「共感」する力も弱いと相手の国を負かす事を優先して、「誤解」から判断を間違い、最後は危険な選択をしてしまうかもしれません。


脳で合成されるセロトニンの前駆体は、腸で作られます。

最終的に脳で作用するセロトニンは、腸内で腸内細菌によって作られた前駆体5-HTP(5-ヒドロキシトリプトファン)から脳で合成されます。
また、セロトニンが脳で合成されるときに使われるビタミンB6も、食物から腸内細菌によって分解され作られています。
セロトニンは、脳腸ホルモンと言われるとおり、体内で作られるセロトニンの90%は腸にあって、腸のぜん動運動に関与しています。
脳で働く神経伝達物質のセロトニンは、たったの2%です。
一般的には、その2%が減ってくると、うつや、キレやすくなると言われています。


不安や心配の源は腸内環境の良し悪しにあります。

共感脳がよく働く人は、腸内細菌の働きもよく、腸のぜん動運動に関与するセロトニンや脳のセロトニンの前駆体もトリプトファンから豊かに作られるので、余計な心配や不安は湧いてこないのです。




各党首たちの第一声と演説のテーマ
北朝鮮の脅威を第一に煽るのは、誰よりも自分が一番不安だから?
脅威・恐怖・攻撃・排除の言葉なのか。国民目線・救済・共感の言葉なのか。


おまけ

立憲民主党特設サイト
 http://cdp-japan.jp/
立憲民主党(523P)
 https://twitter.com/CDP2017
無邪気に安倍さんを支持してる人は、これを見てから選挙に行くべし!
 http://useful-info.com/abe-supporters-should-check-this-article

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選挙を「共感脳」から考えてみる

2017年10月11日 | からだ・こころ
今回の選挙、判断をする目安として、憲法とか原発政策とかさまざま挙げられていますが、まったく別の角度から見ることも必要ではないかと思いました。

「共感脳」とは・・

「心の場所」といわれている前頭前野の中のさらにその真中の部分
内側前頭前野(ないそくぜんとうぜんや)」にあり、脳内伝達物質のセロトニンが働く場所といわれています。
(セロトニンは、心の平常心を作る脳内伝達物質)


       平  常  心 

内側前頭前野、位置的には仏像の額の中央にある「白毫(びゃくごう)」の奥あたりです。

人間が社会生活をする上で必要な「我慢の心」や「共感」や「理性」が働く場所でもあります。

相手の悲しみ、苦しみに共感できたときは、この「共感脳」が働いています。
「共感脳」の働きが弱いと、自分や身近な人のことは理解できても、相手の悲しみや苦しみが、自分のこととして感じることができないのです。


 
  この人たちの「共感脳」の働きはどうでしょうか?
   おでこの下の内側前頭前野は萎縮していないか?きちんと発育しているでしょうか?


「共感脳」の働く人であることが、国家権力を持つ人の性質として、国民の幸せにも大切な要素であると思われます。
また、「共感脳」の働きが弱い人が権力を持つのは、危険なことだと思います。
 

付記(再掲)
人間は一人では生きていけない。だから社会を作りました。
社会の中でどうしても起きてしまうストレス、それを緩和するために、脳を進化させてきました。
それは、脳の前頭前野の内側部にある「共感脳」です。
「他者との共感」、私たち人類の脳はそうすることでストレスを緩和する脳内伝達物質「セロトニン」を活性化するようにできているのです。
「共感脳」それは、他者との共感「お互い様」の社会のために人類が進化させてきた脳とも言えるでしょう。




参考文献 「共感する脳」有田秀穂著
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「女性医師のほうが患者の死亡率が低い」というハーバード大・研究分析

2017年02月21日 | からだ・こころ
男性だから、女性だからっていうことはなるべく避けたいとは思いますが、やはり男女の体が違うように、男女で、特性が違う部分もあるのかもしれません。古来より、女性には、ヒーラーとか巫女という能力が男性よりちょっとばかりあったように感じます。もちろん男性でも、潜在能力はあると思いますが。

「女性医師のほうが男性医師より患者さんの治療結果が良い」という、ちょっと興味ぶかい研究結果を見つけたので、メモのために。




女性医師の方が患者の死亡率が低いと分析した米ハーバード大の論文



女性医師の診療で長生き?死亡、再入院率減る
(中日新聞2017年2月1日)

「男性医師より女性医師に診てもらった方が、高齢の内科患者は長生きする」という米国の研究結果が話題になっている。ハーバード大の研究グループが、米国で2011年から14年に治療を受けた65歳以上の入院患者100万人以上のデータを分析した。医師の性別による診療結果の大規模分析は初めて。同じ教育と研修を受けても、なぜ男女で差が出るのか。(鈴木伸幸)
 調査対象は米国の高齢者向け公的保険「メディケア」の加入者で、肺炎などで急性期病院に緊急入院し、総合内科医に治療を受けた患者たち。入院後と退院後の経過を調べたところ、入院日から30日以内の死亡率と退院後の30日以内の再入院率で、担当医の性別によって統計的に無視できない差があった。
 論文によると、30日以内の死亡率では、担当医が男性なら11.5%で女性なら0.4ポイント低い11.1%、30日以内の再入院率でも男性の15.6%に対し、女性は0.6ポイント低い15%。担当医が女性なら、男性の場合よりも亡くなる入院患者数が低減し、再入院する患者数も減っていた。
 死亡率や再入院率は、患者の疾病の違いや重篤度、さらには医療機関の設備によって変わってくるが、そうした条件を一定にするため、数値は補正してある。
 研究グループによれば、全患者の担当医が女性だったとすれば、入院後30日以内に亡くなる患者は年間3万2000人も少なくなる。これは、米国内で年間に交通事故で亡くなる人数とほぼ同じだ。
 この結果は、研究グループにも驚きだったという。メンバーの1人で医療政策学が専門の津川友介研究員は「病状が重い患者ほど、担当医の性別による差が大きかった。男女の違いによって診療や治療のパターンに違いがあることが推測される」と話している。
 研究グループは、治療の違いについては調べていないが、これまでの調査で医師の性別で患者への対応が微妙に異なることは分かっている。
 女性の方が「診療ガイドラインに忠実で、患者中心のコミュニケーションに優れ、他の専門医への相談も積極的」という傾向がある。それが、死亡率や再入院率に直接つながるかどうかは分かっていないものの、影響があるのかもしれない。
 また、米国では、医師の世界は男性社会だ。医師を養成するメディカル・スクールの学生は男女半々だが、出産などもあって臨床現場では男女は大まかに2対1の割合。研究グループによれば、病院などでの昇進や昇給で男性が有利という。女性が少数派であることが影響している可能性もある。
 研究グループのアシシュ・ジャ氏は「なぜ女性が担当医の患者の方が長生きなのかを解明して、医師の性別に関係なく患者が最良の治療を受けられるようにすべきだ」と話している。
 ちなみに、日本では内科医の男女比は4対1で圧倒的な男性社会。医師の性別による治療結果の違いについての大規模な研究はないが、一般的に昇進、昇給は男性が早く、米国と似た状況がある。医療ジャーナリストの油井香代子氏は「医療現場に違いがあり、米国のデータはそのまま日本には当てはめられない。だが、どうして男女で差があるのか、引き続きの調査が待たれる」と話した。



個人的には、男女差というより、やっぱり医師の意識レベルの問題だと思いますが、日本においては、偏差値で進路を決めるという馬鹿みたいな進学形態がありますよね。その人に医師の特性がなくても、偏差値が高ければ、キミ医学部を狙えるからね、みたいな?
そして本当に医師になって人助けがしたい、と願う若者でも、偏差値が足りないとなれません。(結果、大学病院の先生、医学部の学生は175のプライドの人が、すべてとはいいませんが、わんさかいらっしゃいます。)

それを踏まえると、男性が医師になるより女性が医師になる方が、ハードルがやや高いのかもしれません。だからこそ、医師になろうとするモチベーションは、女性の方が男性より高いということも考えられます。
ニュースを賑わせた昨今の大学の男性研修医や医学部の男子学生の、人を人とも思わぬ犯罪を知るにつけ、その思いを強くします。

研究はハーバード大学のものですが、日本と同様に、昇進昇給は男性有利だそうです。医師といえど、特に男性医師の場合、競争社会の中で、患者に向き合うことよりも、いらぬ算段して、いらぬ疲弊をしているのかもしれませんし。

人間の体は機械ではありません。決まった分量の薬、決まった治療、同じようにやっても同じ結果にならないのは、プラスアルファの心の部分に対して、どのように働きかけられるか、ということが、ないがしろになってしまっているからじゃないでしょうか。

このような研究がさらに進み、臓器別医療とか人間を機械のように扱う現代医療のあり方にも、抜本的な変化があれば、医療形態も変わってくるかもしれませんね。
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マウス実験・被ばくの総量が同じでも、高い線量を一度にあびるより、低い線量を長期のほうが発がんリスクは低い

2016年12月15日 | からだ・こころ
14日の東京新聞より、メモのために。
チェルノブイリ周辺でも、野ネズミが、すでに40世代にわたり元気に生きながらえている状況がある。
 →鎌田實さんにきく放射性物質との向き合い方と、「被曝の森はいま」

放射線とマウスの実験で、低い線量を長時間と、いっぺんに高線量を受けるのとでは、受ける総量が同程度でも、低い線量を長時間のほうが、リスクは、格段に下がるようだ。
ただし、この実験結果がすぐに人間に適用できるとはいえないとのことだ。


一度に高線量と比べ 低い線量を長期間 マウス実験 発がんリスク「低」
(東京新聞2016年12月14日)

放射線による被ばくの総量が同じでも、低い線量を長時間受けるほうが、高い線量を一度に受けるよりも、被ばくに起因するガンの発生リスクは少ないとするマウスの実験結果を、放射線医学総合研究所(千葉市)のチームが13日発表した。

 脳腫瘍の一種の発生要因を識別できるよう遺伝子操作した特殊なマウスで調べた。チームの柿沼志津子・放射線影響研究部長は「低い線量による発がんリスクを解明するきっかけになる」としているが、人体への影響についてはそのまま適用できず、さらに動物実験が必要としている。

 被ばく線量が500ミリシーベルトになるよう数分間照射したグループと、低い線量を4日間にわたって照射したグループでは、短時間のマウスの約34%が被ばくを原因とするがんを発生した一方、長時間のマウスは、約16%と半分にとどまった。4日間で、100ミリシーベルトを当てたグループは、約1%だった。



大人と子どもでも、影響は絶対に違うと思う。
大人にとっては心配のないことでも、特に成長期の子どもには、より慎重になるべきと思う。
いたずらに恐れることはないけど、安心かどうかということも言えない。

ただ、原発がそこにある限り、稼働してもしなくても、危険のリスクは常にある。



それと、一言付け加えるなら・・・大変な思いをして、避難してきた福島の子どもたちを、心無い言葉と態度、タカリなどで傷つけるいじめの報告が相次いでいます。
報道されるのは氷山の一角というから、ほんとうに悲しく情けないです。
言っときますが、誰もが、他人事でないのは、日本中同じですからね。


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受動喫煙の発がんリスク「確実」

2016年10月02日 | からだ・こころ
50年以上前は、タバコに関しては、発がん性に対する科学的根拠(エビデンス)は薄いと言われていた、そんな時代もありました。
米タバコ業界は、医師を使って、「タバコが人体に害があるわけがない」と、宣伝していました。
映画スタアがふかすタバコを真似て、若者もカッコいいアイテムだと思っていた。

思い起こせば、昭和50年代の会議室は、もうもうとした煙の中でしたよ。煙いわ、喉は痛いわ、髪や洋服が臭くなるわ。
でも多勢に無勢で、何も言えなくて、ひたすら我慢していた。おまけに受動喫煙の被害もあったのね。

ここ30年前くらいからでしょうか、社会的にも「タバコやめろ」っていうブレーキが、ようやくかかりはじめたのは。いつの頃からか、タバコのテレビCMが消え、ドラマの喫煙シーンが消え。
でもまだ吸っている人は多い。


今回、国立がんセンターが発表したところによると、自分がタバコを吸わなくても受動喫煙によって、肺がんのリスクがあることが「確実」になったということです。
いまさら、という気もしますが、きちんと発表されたことはよかったと思います。



受動喫煙の肺がんリスク「確実」に1.3倍 がん研究センター、屋内全面禁煙の法制化を

非喫煙者であっても受動喫煙のある人は、ない人に比べ肺がん発症リスクが約1.3倍になるとした研究結果を、国立がん研究センターは2016年8月31日に発表した。あわせて、屋内全面禁煙の法制化といった、受動喫煙防止策を実施する必要があるとしている。

日本人の受動喫煙による肺がんリスクは、これまでにもいくつか実施されてきたが、統計学的に有意な関連が示されておらず、科学的根拠(エビデンス)に乏しいとされていた。同センターが発表していた「発がんリスク評価表」でも、受動喫煙による発がんリスクは「ほぼ確実」と言う表現にとどまっていた。

今回の研究では、日本人の非喫煙者のみを対象に、受動喫煙と肺がんの関連を報告した研究を網羅的に検索。対象者数や対象者の性別、年齢、曝露情報、リスク推定値、各種要因の調整などの条件に適合した9本の論文から、62万2469人のデータを解析し、受動喫煙のリスクを算出した。

その結果、日本人を対象とした疫学研究における受動喫煙による相対リスクは約1.3倍で、国際的な疫学研究の結果と同様となっていた。
研究デザインや出版年、想定されるバイアスの調整などを実施しても、結果は変わらなかったという。

これを受けて、発がんリスク評価においても、受動喫煙のリスクは「確実」に変更された。また、がん予防法のガイドライン「日本人のためのがん予防法」でも、他人のたばこの煙を「できるだけ避ける」から「避ける」へ修正された。

同センターは、受動喫煙防止も禁煙同様に個人および公衆衛生上の目標として取り組むべきであるといえるとし、世界49か国で実施されている公共の場での屋内全面禁煙の法制化など、たばこ規制枠組条約で推奨されている受動喫煙防止策を実施することが必要であるとした見解を示している。

(Aging Style)

--------------------


昨今、よく言われる「エビデンス」。なんでわざわざ、カタカナで言うのかなあ?庶民にはピンとこないでしょ。
普通に、「科学的根拠」って言えばいいのに。
エビデンスに乏しい、エビデンスを示せ。エビデンス、エビデンス言っているうちに、人体実験されているかもって思う。
「疑わしきは使わず、利用せず」でいいと思いますが・・・

タバコに限らず、現在でも、そういうことが多のではないかと思います。電子機器や携帯スマホゲームの心身への影響は、あると思うのですが、「ない」ことになっている。
エビデンスが乏しいから? 本当にほんとうに本当に、そうなのかな?
 → 電磁波・電磁波過敏症・化学物質過敏症 
 →怒りと悲しみを増幅する、電磁波社会

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