リンク先の写真のジュゴンは、2014年の撮影のもの。残念ながら今回、個体が確認されたわけではないが、辺野古沿岸でジュゴンの鳴き声が今年2~6月にかけて頻繁に検出されたという、うれしいニュース。
昨年1頭の死骸が見つかったというニュースに暗澹たる気持ちになっていたので、救われた思いだ。
以下、メモのために。
辺野古の海にジュゴン帰ってきた? 基地建設現場で200回鳴き声か:東京新聞 TOKYO Web
沖縄県名護市辺野古(へのこ)の米軍新基地建設現場の沿岸部で、絶滅危惧種のジュゴンとみられる鳴き声が今年に入り200回以上検出されている...
東京新聞 TOKYO Web
沖縄県名護市辺野古へのこの米軍新基地建設現場の沿岸部で、絶滅危惧種のジュゴンとみられる鳴き声が今年に入り200回以上検出されている。2018年12月の土砂投入後は長く途絶えていたが、それ以前は周辺海域に生息していた。県は埋め立てを止め状況を確認するよう求めているが、政府は「適切に環境保全措置を実施している」と主張し、工事を継続している。(山口哲人)
◆水中カメラでも姿は見えず
防衛省は辺野古沖の水中に常時稼働する複数の録音装置を設置している。このうち水深10メートル付近の1台が今年2月11日、1年5カ月ぶりに鳴き声らしき音を検出。公表された9月分までの音の検出は計204回に上った。防衛省が海洋生物の専門家に音声分析を依頼したところ、周波数や持続時間から「ジュゴンの鳴き声である可能性が高い」との見解が示された。
沖縄本島周辺では3頭の存在が確認されていたが、そのうち1頭は昨年3月、死骸が同県今帰仁なきじん村の漁港に漂着し、残り2頭は行方不明。土砂投入直前の18年11月、辺野古周辺の海底に生える海草を食べた跡が見つかったのを最後に、生存情報はない。防衛省の水中カメラにも、姿は捉えられていない。
◆環境団体「ジュゴンは騒音に敏感、しっかり調査を」
防衛省は「工事によるジュゴンへの影響は認められていない」と、因果関係を否定。米軍普天間ふてんま飛行場(宜野湾ぎのわん市)の危険性除去と日米同盟の抑止力維持には「辺野古移設が唯一の解決策」という立場を貫く。
環境団体「ジュゴン保護キャンペーンセンター」の蜷川義章共同代表は「現場海域には埋め立て土砂の運搬船が頻繁に往来する。ジュゴンは騒音に敏感だ。工事を中止し、しっかりと調査をするべきだ」と主張する。
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辺野古の埋め立て地は、海底の軟弱地盤が見つかって当初の予定より大幅な見直しが必要とされているが、自然を破壊しながら、いつできるのか、どれだけ費用がかかるのか、本当にできるのか、先のことは見当もつかない。
例によって、焦りの中でどれだけ税金を費やしても、見切り発車のツケは必ずかえってくるだろう。
中国のやっていることと同じで、本当に馬鹿げた愚かしい埋め立て工事だ。
意識の二極分化が起こっているから、それぞれに追い風も逆風も吹き荒れている。
これからはどんなどんでん返しがあるかわからない。
ジュゴンたちのためにも沖縄のおじいやおばあたちのためにも、文字通り命をかけて意志を曲げなかった翁長元沖縄県知事のためにも、諦められない。
まさかのアメリカシンクタンクさえこんなことを言っている…冷静に考えれば辺野古は時間とお金も超無駄使い。そして自然破壊。
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沖縄タイムス 2020/11/30
【平安名純代・米国特約記者】米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)がこのほど公表した報告書で、名護市辺野古の新基地建設計画について「完成する可能性は低いと思われる」と評価していたことが分かった。執筆者は本紙の取材に対し、代案に米空軍嘉手納基地への統合案を挙げた。