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辺野古沖でジュゴンの鳴き声

2020年11月30日 | 沖縄で起こっていること

リンク先の写真のジュゴンは、2014年の撮影のもの。残念ながら今回、個体が確認されたわけではないが、辺野古沿岸でジュゴンの鳴き声が今年2~6月にかけて頻繁に検出されたという、うれしいニュース。
昨年1頭の死骸が見つかったというニュースに暗澹たる気持ちになっていたので、救われた思いだ。
以下、メモのために。


辺野古の海にジュゴン帰ってきた? 基地建設現場で200回鳴き声か:東京新聞 TOKYO Web

沖縄県名護市辺野古(へのこ)の米軍新基地建設現場の沿岸部で、絶滅危惧種のジュゴンとみられる鳴き声が今年に入り200回以上検出されている...

東京新聞 TOKYO Web

 


 沖縄県名護市辺野古へのこの米軍新基地建設現場の沿岸部で、絶滅危惧種のジュゴンとみられる鳴き声が今年に入り200回以上検出されている。2018年12月の土砂投入後は長く途絶えていたが、それ以前は周辺海域に生息していた。県は埋め立てを止め状況を確認するよう求めているが、政府は「適切に環境保全措置を実施している」と主張し、工事を継続している。(山口哲人)

◆水中カメラでも姿は見えず

 防衛省は辺野古沖の水中に常時稼働する複数の録音装置を設置している。このうち水深10メートル付近の1台が今年2月11日、1年5カ月ぶりに鳴き声らしき音を検出。公表された9月分までの音の検出は計204回に上った。防衛省が海洋生物の専門家に音声分析を依頼したところ、周波数や持続時間から「ジュゴンの鳴き声である可能性が高い」との見解が示された。

 沖縄本島周辺では3頭の存在が確認されていたが、そのうち1頭は昨年3月、死骸が同県今帰仁なきじん村の漁港に漂着し、残り2頭は行方不明。土砂投入直前の18年11月、辺野古周辺の海底に生える海草を食べた跡が見つかったのを最後に、生存情報はない。防衛省の水中カメラにも、姿は捉えられていない。

◆環境団体「ジュゴンは騒音に敏感、しっかり調査を」

 防衛省は「工事によるジュゴンへの影響は認められていない」と、因果関係を否定。米軍普天間ふてんま飛行場(宜野湾ぎのわん市)の危険性除去と日米同盟の抑止力維持には「辺野古移設が唯一の解決策」という立場を貫く。

 環境団体「ジュゴン保護キャンペーンセンター」の蜷川義章共同代表は「現場海域には埋め立て土砂の運搬船が頻繁に往来する。ジュゴンは騒音に敏感だ。工事を中止し、しっかりと調査をするべきだ」と主張する。

ーーーーーーーーーーーーーーー


辺野古の埋め立て地は、海底の軟弱地盤が見つかって当初の予定より大幅な見直しが必要とされているが、自然を破壊しながら、いつできるのか、どれだけ費用がかかるのか、本当にできるのか、先のことは見当もつかない。
例によって、焦りの中でどれだけ税金を費やしても、見切り発車のツケは必ずかえってくるだろう。
中国のやっていることと同じで、本当に馬鹿げた愚かしい埋め立て工事だ。


意識の二極分化が起こっているから、それぞれに追い風も逆風も吹き荒れている。
これからはどんなどんでん返しがあるかわからない。
ジュゴンたちのためにも沖縄のおじいやおばあたちのためにも、文字通り命をかけて意志を曲げなかった翁長元沖縄県知事のためにも、諦められない。


まさかのアメリカシンクタンクさえこんなことを言っている…冷静に考えれば辺野古は時間とお金も超無駄使い。そして自然破壊。
   ↓
 
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辺野古の新基地は「完成する可能性低い」 米シンクタンクが公表 代案に出てきたのは… | 沖縄タイムス+プラス プレミアム | 沖縄タイムス+プラス

 【平安名純代・米国特約記者】米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)がこのほど公表した報告書で、名護市辺野古の新基地建設計画について...

沖縄タイムス+プラス

 

沖縄タイムス 2020/11/30

【平安名純代・米国特約記者】米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)がこのほど公表した報告書で、名護市辺野古の新基地建設計画について「完成する可能性は低いと思われる」と評価していたことが分かった。執筆者は本紙の取材に対し、代案に米空軍嘉手納基地への統合案を挙げた。


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沖縄自民と沖縄建設業界の共依存体質

2019年08月22日 | 沖縄で起こっていること
新聞整理中に見過ごした記事、元記事のリンクが切れないうちに個人的なメモのために置いておきます。


<税を追う>自民、辺野古業者から献金 沖縄3議員側、17年衆院選中
東京新聞 2019年6月25日



 2017年の衆院選期間中、沖縄県の選挙区から立候補した自民党の三議員の政党支部が、名護市辺野古(へのこ)の米軍新基地建設の関連工事を請け負った業者から、計六十万円の献金を受けていたことが分かった。国と契約を結んでいる業者の国政選挙に関する献金を禁じた公職選挙法(特定寄付の禁止)に抵触する恐れがある。三氏側は14年の衆院選の公示直前にも別の受注業者から献金を受け、後に返金していた。 (中沢誠)

 防衛省は基地建設費用を「3500億円以上」とあいまいな説明に終始。埋め立て予定区域で軟弱地盤の存在が明らかになり、工費は大幅に膨らむ見込みだ。工事に投じられた税金の一部が、政治献金として政治家に還流した格好だ。


 献金を受けていたのは国場(こくば)幸之助(比例九州)、宮崎政久(同)、西銘(にしめ)恒三郎(沖縄4区)の三氏の政党支部。三氏の事務所は取材に「受注業者とは知らなかった。誤解を招かぬよう返金した」と答えた。

 17年の衆院選は10月10日に公示、22日に投開票された。沖縄では全四選挙区で、米軍普天間(ふてんま)飛行場(宜野湾(ぎのわん)市)の辺野古移設に反対する「オール沖縄」勢力と、移設容認の自民候補が対決した。三氏のうち西銘氏は小選挙区で当選し、国場氏は比例代表で復活当選。宮崎氏は昨年、前衆院議員園田博之氏の死去に伴い繰り上げ当選した。

 宮崎氏が代表を務める自民党の支部は公示二日後に20万円、国場氏や西銘氏がそれぞれ代表を務める自民党の支部は公示三日後に20万円ずつ献金を受け取っていた。

 献金したのは浦添市の中堅建設会社。衆院選当時、辺野古新基地建設に関わる護岸や仮設道路の工事三件を防衛省沖縄防衛局から受注していた。契約記録によると、請負額は他の業者と共同で受注した護岸工事が91億2000万円、単独で受注した二件の仮設道路工事が計13億円だった。

 14年の衆院選では、別の受注業者が公示直前や公示日に、三氏を含む県内の選挙区から出馬した六人の議員側に、計90万円を献金。四年前に報道で発覚すると、三氏側は受け取った計50万円を返金した。

 今回の受注業者も一四年衆院選の公示前日、三氏の政党支部に各10万円を献金。衆院選中は工事を受注していなかったが、翌月に他の業者と共同で護岸工事を落札したことから、三氏側は報道後に返金した。

 17年も同様に献金を受け取ったことについて、三氏の事務所は取材に「チェックするだけのマンパワーがない」「担当者が代わり、引き継がれなかった」と答えた。業者側は「ノーコメント」としている。

◆選挙絡みの疑い強い
<岩井奉信・日本大教授(政治学)の話> 公示直後の献金であり、選挙に関する献金の疑いが強い。寄付する側だけでなく、寄付を受ける側も精査しないといけない。2014年の衆院選でも指摘されており、悪質だ。三人の議員は「知らなかった」では済まされない。辺野古移設が争点の選挙だっただけに、献金によって利益誘導を図ろうとした疑念を抱かせる。


<税を追う>埋め立て開始「祝杯」 辺野古献金 新基地推進へ建設業界献身



 際限なく工費が膨らむ沖縄県名護市辺野古(へのこ)の米軍新基地建設。強行される工事の裏で、政治家と業者の癒着を疑わせる「政治とカネ」の問題が浮上した。県内の選挙で、米軍普天間(ふてんま)飛行場(宜野湾(ぎのわん)市)の辺野古移設が争点となるたび、容認派の候補を支えてきたのは建設業界だった。 (中沢誠)

 昨年12月の辺野古沖の埋め立て第一投は、業界にとっては『待っていました』ですよ。あの日はひそかに祝杯を挙げた」

 元名護市長で、建設業者などでつくる北部地域振興協議会の島袋吉和会長は、工事の進捗(しんちょく)を歓迎する。「これまで選挙応援をするだけで工事が回ってこなかったから、地元業者は干上がっていた」と話す。



 沖縄の自民党衆院議員の政党支部には、衆院選のあった2014、17年とも、解散から投開票日までの間に企業献金が集中している。多くは県内の建設会社や建設資材の会社だ。

 県内の建設会社幹部は「選挙が近づくと、候補者陣営からファクスや手紙で献金の依頼が来る。振込用紙も同封されている」と証言する。「うちは基地の仕事はないけど、献金はお付き合い。防衛省の仕事をしている会社なら、応援せざるを得ないだろう」

 14年の衆院選直前、県内の六議員側に献金した沖縄市の建設会社幹部は「業界の将来を考えたら自民党」と話す。この会社は選挙の二カ月前に、辺野古沿岸部の護岸工事を2億9千万円で落札していた。

 17年の衆院選中に辺野古の受注業者から献金を受けた西銘(にしめ)恒三郎衆院議員の事務所は「うちはもう献金をお願いしていない。政治力に期待して献金する業者もいるだろうが、今は通用しない」と説明する。

 埋め立て着手から半年。県内で恩恵を受けている業者は限られる。辺野古の関連工事で、大手ゼネコンの下請けに入ったことがある建設会社社長は「仕事が取れるなら、もっと寄付してるよ」とこぼす。

 それでも選挙応援するのは、「仲間外れにされるのが怖いから」と名護市で測量業を営む渡具知(とぐち)武清さん(62)は明かす。

 渡具知さんは辺野古移設への抗議活動に加わるうちに、付き合いのあった元請けから仕事が回ってこなくなった。途中で契約を打ち切られたことも。18年2月の名護市長選では「渡具知測量を使うな」という話も聞こえてきたという。



沖縄の建設業界を責めているわけではないけれど・・・
人の営みの中で、作っては壊し、壊しては作ること。何でもカネに換算されること。自分が良ければいいということ。
自然や労働者などから、「搾取して金を稼ぐ」という、20世紀の資本主義の発想を大転換していかないと、今の時代、あらゆるところ、地球的規模で限界が来ていますよね。
また、仕事だと言えば許される、金を稼ぐためなら何をしてもいい、というのは、たとえ法律が許しても、私は違うんじゃないかと思います。


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ジュゴン、食べ跡ゼロに 辺野古に土砂投入後

2019年05月07日 | 沖縄で起こっていること


東京新聞 2019年5月6日



こういう記事を1面トップに持ってくる心映え、東京新聞をとっていてよかったなあと思う。
とはいえ、内容自体は、憂うべきことなんですけれど・・

ジュゴン、食べ跡ゼロに 辺野古に土砂投入後
東京新聞 2019年5月6日
 沖縄県名護市辺野古(へのこ)での米軍新基地建設を巡り、政府が沿岸部に土砂投入を始めた2018年12月以降、付近の海域で見つかっていた海草藻場でのジュゴンの食べ跡が確認されていないことが、防衛省への取材で分かった。沖縄本島周辺では三頭の存在が確認されていたが、今年三月中旬、辺野古と反対側の本島西海岸にある今帰仁(なきじん)村の漁港に一頭が死骸で漂着。残る二頭も最近は確認されていない。環境団体は新基地建設との関連性を指摘している。 (山口哲人)

  

 防衛省は毎月、辺野古周辺の複数箇所の藻場で、海草の食べ跡を観察する潜水調査を実施。17年以降は毎月10~70本程度の食べ跡が見つかっていた。

 政府が護岸の新設など土砂投入に向けた工事に取り掛かった18年11月の食べ跡は17本で、前年同月からほぼ半減した。政府は12月14日に土砂投入を開始。直前の同月6~9日の調査から今年3月調査まで、一本の食べ跡も確認されていない。

 防衛省報道室は本紙の取材に、18年11月調査以降にジュゴンの食べ跡が確認されないことについて「埋め立て工事前からジュゴンは藻場を利用しなくなっており、工事の影響とは考えていない」と土砂投入との因果関係を否定した。

 防衛省が本島北部の複数箇所に設けた録音装置による調査では、18年11月17日を最後に、海中でのジュゴンの「鳴き音」は検出されていない。ヘリコプターによる上空からの目視調査では、辺野古周辺でジュゴンの姿が確認できたのは18年9月が最後。

 環境団体「ジュゴンネットワーク沖縄」の細川太郎事務局長は「土砂投入は直接的な原因ではないかもしれないが、護岸工事や作業船などの往来による騒音や振動にジュゴンが耐えきれなくなり、生息域を奪われたのは明らかだ」と指摘する。

 死骸で見つかった一頭は今帰仁村が冷凍保存しており、今後解剖して死因を調べる。玉城(たまき)デニー県知事は今年三月、安倍晋三首相と官邸で会談した際「死因を究明する意味でも土砂投入をやめ、話し合いの時間をつくってほしい」と訴えたが、政府は土砂投入を続けている。

<ジュゴン> 国の天然記念物で絶滅危惧種の哺乳類。西太平洋からインド洋の沿岸にかけて広く分布し、沖縄では海の神とあがめられていた。人魚のモデルともされる。成獣で体長2~3メートル、体重250~400キログラム程度に成長し、寿命は70歳くらい。エサは海草。



 



寿命は70年位あるのだから、寿命が尽きたとは思えない。
明らかに工事の影響としか考えられない。

辺野古沖、大浦湾の意識エネルギーは、1000Pだったから、伊勢神宮と同じレベル、聖地と言っても過言ではない。
事実、ここは聖地である。

政府は、この海底の軟弱地盤に、何万本もの杭を打ち込むという。改良するというができるかどうかもわからない無理難題だ。それでも見切り発車で無制限に税金をつぎ込みながら、土砂を投入するという。狂っているとしか思えない。
伝説の理想郷ニライカナイからの使い、海の神とも言われる心優しきジュゴンの命を奪ったのは、日本政府だ。

とにかく、ジュゴンの死因究明までは土砂投入を一旦やめてほしいと沖縄知事の懇願さえ、無視して投入し続けているのは、原因がそれと実はわかっているからなのだろう。
この人たちは、なぜ、こんなにも命と人の心を踏みにじるだろうか。

悪夢のような安倍政権(随時更新)のコメント欄にも最新の安倍晋三の上書き悪行、無知ぶりが書き込まれている。
 →コメント(新しい順)



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ジュゴンの死骸発見

2019年03月20日 | 沖縄で起こっていること
天然記念物のジュゴン1頭の死骸発見 沖縄
絶滅危惧のジュゴン さらに危機的状況に 残り2頭も消息不明 環境団体「辺野古工事の影響か」

国の天然記念物であり、絶滅危惧種であるジュゴン。たった3頭しか確認されていないうちの1頭の可能性が高いという。

辺野古の埋立地予定の大浦湾で、かつてアマモを食んでいたジュゴン。2014年にはその食み跡が確認できた。
ここはジュゴンの主食アマモの豊かな場所であり、ジュゴンの回遊ルートの大事な拠点だったし、専門家によれば基地がなければ繁殖地としても期待のできる大切な場所だった。

辺野古の海にジュゴンの食み跡より

チーム・ザンの鈴木雅子代表は
「辺野古沿岸は嘉陽の10倍の藻場があり、回遊ルートを南北につなぐ貴重な場所で、訓練などがなければ繁殖地となるような大事な海。守らないといけない




また涙が出てくる。合掌。



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怒涛の人「せやろがいおじさん」の辺野古への基地移設に一言

2018年12月22日 | 沖縄で起こっていること

コメ欄で紹介されたせやろがいおじさんの、怒涛の動画。
微力ながら拡散します。 


辺野古への基地移設に一言【せやろがいおじさん】



署名はこちらから 15万筆を超えた。


 おまけ






ローラ!の記事に貼りましたので、こちらにも。
作者様によると「この琉球人魚は70%ローラ、20%は花の慶次の利沙、10%は楚南友香子さんでできております」ということです。
https://twitter.com/TOYOsanshin/status/1076676569605668865







 
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辺野古の海を埋め立てないで2

2018年12月14日 | 沖縄で起こっていること


沖縄県名護市辺野古の沿岸部に投入される埋め立て用の土砂
=14日午後3時36分 画像:東京新聞



ジャーナリストの青木理氏は、辺野古の海への土砂投入の様子を、海上から取材していたという。
青木氏は、私どもが今、最も信頼しているジャーナリストの一人だ。
リテラの記事より青木さんの言を抜粋。


「土砂の投入がはじまったという意味では、たしかにきょうは大きな節目ではありますが、しかしその実態は、一部海域にわずかな土砂を入れただけ。むしろ土砂投入を進めるにも問題が山積している状態です。

 たとえば、埋め立てには大量の土砂が必要で県内だけではなく県外から持ってくる必要があるが、そのなかに外来生物が混入していないか、混入の恐れがあるときには知事が土砂の搬入や使用中止を勧告する権限がある。さらに、基地建設現場の海底に軟弱地盤があることがわかっており、地盤の改良工事が必要な状態。でも、設計変更には知事の承認を得なければならない。つまり、すぐに工事が進展するわけではけっしてない。

 ようするに、きょうの土砂投入というのは、来年2月の県民投票を前に沖縄県民から“抵抗しても無駄”という感情を引き出したり、アメリカに“進めていますよ”とアピールするためのもの。『もう基地建設は止められないんだ』と諦めさせるための、たんなる三文芝居なんですよ


たしかに、やってるふり、仕事してるふり、海外の要人と中身のあることを喋っているふり、「三文芝居」っていう言葉がピッタリの政権だから・・・
続けてリテラより。


 しかも、辺野古の工事に詳しい沖縄平和市民連絡会の北上田毅氏の話では、今回、土砂投入が狙われている辺野古側に必要な土砂総量は約319万立方メートルで、沖縄県内の土砂は129立方メートルだが、「365日休みなく作業しても、搬入だけで3~4年はかかる」という(しんぶん赤旗4日付)。

 先の県知事選でも与党推薦候補者陣営の一部は「もう工事は止められない」というデマを喧伝していたが、これはあきらかな嘘であり、実際に工事は止まってきた。玉城知事も、きょう発表したコメントのなかで「国は、一刻も早く工事を進めて既成事実を積み重ね、県民をあきらめさせようと躍起になっていますが、このような行為は、逆に沖縄県民の強い反発を招き、工事を強行すればするほど県民の怒りはますます燃え上がるということを認識するべきであります」と述べている。


強行すればするほど、やればやるほど政権の横暴さが際立ってきます。玉城知事の言われたことは、的を射ていると思います。
近代民主国家として、この政権の異様さが世界にもどんどん伝わっていく。
「沖縄の民意に反して工事着手」 米主要メディアが一斉に報道(沖縄タイムス)






署名はこちらから
 
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辺野古の海を埋め立てないで

2018年12月13日 | 沖縄で起こっていること

辺野古崎沿岸・大浦湾 新基地迫る海



4年前の7月。サンゴや熱帯の魚たちが泳ぐ辺野古の海。
民意は県知事選でわかったはずなのに、国は、14日に海に土砂を投入すると一方的に告げてきた。
悔しい、せつない、悲しい。



世界のウチナンチュウは今すぐ団結しなければならない!



米国政府に届ける署名運動がおこっています。
署名は、ご自分の判断でお願いします。
 →https://note.mu/tkatsumi06j/n/ndb0592be531d


 


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辺野古の海底に活断層

2018年02月23日 | 沖縄で起こっていること


「辺野古海底に活断層」 移設の危険性、学者指摘
東京新聞2018年2月18日

 沖縄県名護(なご)市辺野古(へのこ)沿岸部の海底に活断層が存在する可能性があるとして米軍普天間(ふてんま)飛行場(宜野湾(ぎのわん)市)移設の危険性を学者が指摘している。政府は活断層の存在を否定するが、学者は「移設は無謀。直ちにやめるべきだ」と警鐘を鳴らす。

 活断層は、過去に繰り返し動いた跡があり、将来も動くと予測される断層。動くと地震を起こす。

 辺野古移設に反対する「オール沖縄会議」が十四日に開いた討論会。琉球大の加藤祐三名誉教授(岩石学)は、二〇〇〇年に当時の防衛庁が作成した海底地層断面図で明らかになった五十メートル以上の沈下を挙げ「間違いなく活断層だ」と強調した。

 加藤氏は、この地点は陸上で確認されている二つの断層の延長線上にあり、地震を繰り返して層のずれが大きくなったとの見解を説明。「燃料タンクや弾薬庫がある基地の直下で地震が起きれば危険だ」と問題視した。

 登壇した新潟大の立石雅昭名誉教授(地質学)は、活断層周辺の土地利用を規制する徳島県条例を紹介し、沖縄県でも制定するよう提案した。

 政府は答弁書で「文献には辺野古沿岸に活断層の存在を示す記載はなく、存在するとは認識していない。安全性は問題ない」と主張する。ただ、これまで実施したボーリング調査や音波探査の結果は示していない。加藤氏は「安全と言うのなら、国は詳細なデータを公表すべきだ」と訴えた。



「国は、安全というなら詳細なデータを出すべき」同感ではありますが、
すでに117箇所も異常な数値が見つかった裁量労働制のデータにおいては、完全に信頼も失われているので、もうこの政権に何を言っても、何を訴えても虚しく響くだけのよう。


希少な野生動物やサンゴなど海の生態系への、自然破壊の面はもとより、歴史ある遺跡や文化遺産の面から、そしてついには活断層という防災の面からも、辺野古の海を埋め立てることへの警鐘が鳴っている。
すべてを無視して、強行したいのだろうが、さらに言うなら、ここは昔からの信仰の聖地でもある。
そして、何より地元の人達の「もうこの島に戦争に関わるものを作ってほしくない」という願い。それは、地上戦の悲惨を身をもって体験し、傷ついてきた沖縄の人たちならではの血のにじむような、人生を賭した願いであるのだ。
埋め立てや基地は、明らかに、やってはいけない選択だ。

今の辺野古の海で起こっていること…
 K2・K4護岸で再び被覆ブロックの設置が始まる。(ブログ「海鳴りの島から」より)


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 辺野古の土器が文化財認定へ
 「宝の海をまもりたい 沖縄・辺野古」いんやくのりこ著

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辺野古工事に故郷の土使わせない

2017年04月23日 | 沖縄で起こっていること



本日4月23日の東京新聞1面トップ。こういう記事をトップに持ってくる東京新聞の心意気を評価したい。

辺野古工事 故郷の土使わせない 12府県の18団体が沖縄を支援
東京新聞 2017年4月23日

 沖縄県名護市辺野古(へのこ)での米軍新基地建設で、埋め立て区域の外枠を造る護岸工事が今週にも始まる見通しだ。工事を巡っては、埋め立て用の土砂の採取場所とされる西日本各地の市民団体が連携して、土砂の搬出に反対している。新基地が建設されれば、沖縄の負担が増すとして「一粒たりとも故郷の土を使わせない」と訴える。 (高山晶一)

 沖縄防衛局の資料によると、埋め立てに必要な土砂は約二千六十二万立方メートル。このうち約八割が「岩(がん)ズリ」と呼ばれる砕石を使う予定。沖縄県内二地区と、瀬戸内、門司、奄美大島など西日本六県七地区からの採取が想定されている。同局によると、採取場所は確定していない。

 

 二〇一三年春、瀬戸内海の環境保護団体「環瀬戸内海会議」の阿部悦子代表(67)は沖縄を訪れ、瀬戸内海の土が使われる可能性があると地元紙報道でたまたま知り、衝撃を受けた。
 奄美大島の「自然と文化を守る奄美会議」も地元での土砂採取計画を知り、阿部さんらと連絡をとって一緒に阻止を目指すことに。他地区にも呼び掛け、一五年五月、七団体で「辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会(辺野古土砂全協)」を立ち上げた。現在、加盟団体は十二府県十八団体に拡大している。採取計画の撤回を求める署名を集め、一五年十月と一六年十一月に計約九万四千人分を安倍晋三首相や防衛省などに提出した。今も署名を集めている。
 採取が想定される地元自治体に土砂採取反対を申し入れたり、世論を動かそうと学習会や講演会を開いたりしている。

 西日本には、南米原産で在来種を攻撃する恐れが指摘されるアルゼンチンアリなど、外来生物の生息が確認されている地域も。辺野古土砂全協は、沖縄に運ばれれば生態系を破壊すると強調する。

 辺野古土砂全協の共同代表を務める阿部さんは、沖縄に米軍基地負担が集中している現状に触れ「これ以上、本土の人間が沖縄への加害者になってはいけない。沖縄の基地化に自分たちの故郷の土を使われたら、戦争に加担することになる」と指摘する。



この記事を読んで、2つ思ったことがあります。埋立工事の実態がリアルに環境破壊をもたらすことを感じたのが一つ。

そしてもう一つは、現政権が成立を急ぐ共謀罪の件。テロというよりも反原発運動や沖縄の辺野古・高江の事が念頭にあるのじゃないかって常々感じていたのです。国民の大きなデモとか大きな反対運動は、今の安倍政権には耐えられないのではないかって感じるから。
国の方針に反する沖縄と市民の連携は、現政権にとっては本当につらいのだろうと思います。
だったら、どうするか。

政権にとって隠したいものには「臭いものに蓋」で秘密保護法、うるさいものを黙らせるのには共謀罪。
そんな法律が作られるのに、国民は見過ごす。知らなかったっていう。

為政者の意のまま、なんでも出来る国になったら、それは独裁国家です。
そんな国になっていいのでしょうか?無知は罪です。

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人は人に対して敬意を持って接するべき

2016年10月21日 | 沖縄で起こっていること
【大阪】不適切発言めぐり松井知事 警察官擁護
大阪府の松井知事は19日夜、ツイッターで、沖縄で不適切な発言をした警察官を擁護するような発信をし、20日朝、記者団の取材に対しても改めて警察官を擁護しました。
大阪府の松井知事はツイッターで「表現は不適切」としつつも「出張ご苦労様」と発信していました。これについて20日朝、記者団から改めて問われると、「発言や表現は不適切」とする一方で、「反対派の行動も過激」と警察官を改めて擁護しました。知事は、「売り言葉に買い言葉で言ってしまう。現地の状況の中では、ついつい口滑ると。でも、相手も無茶苦茶言ってる」などと話しています。大阪府警は、この機動隊員を処分する方針です。



沖縄・東村高江ヘリパッド建設に抗議する住民に対して、「土人」などという言葉を平気でいう感性。それも警察官という本来なら民を守るべき立場の者が…。一体、何を守るために警察官になったのだろう。何だか時代が逆行しているかのような現実。
さらにがっくりしたのは、大阪府の松井知事のこの警察官への擁護ツイートです。

多分松井知事は、とても正直であるのでしょう。心の底がすけて見えます。
同じように思っていても、それを言ったらおしまいだとばかり、嘘しか言わない、自民党のおえらい面々よりも正直なのです・・・

同じ知事でも、先日の選挙で新潟県知事に選ばれた米山隆一氏のツイッターに、少し救われた気持ち。


どのような立場でも、どのような状況でも、人は人に対して可能な限り敬意をもって接すべきです。まだ任期は始まっていませんが、私なら、自県の職員が、他県で他県の方に敬意のない対応をした時に、謝罪し、以後改めるよう強く指導することはあっても、「出張ご苦労様」ということはありません。



★関連サイト
 沖縄県民を「土人」呼ばわりする大阪府警の機動隊員(海鳴りの島から)



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やんばるの森・もがれた緑

2016年09月24日 | 沖縄で起こっていること
バブルの頃、不動産業者がゴルフ場の予定地に入って、天然記念物などの希少な植物の調査を行ったそうです。
もし見つかれば、しっかり保全・・・なんてことじゃなくて、環境団体に見つからないうちに、抜き取って、そんな植物はなかったことにしちゃう。
次々と金の亡者がわいてくるような時代でした。

でも、それでも、希少種があったら開発できなくなる、という良心というか歯止めのようなものはどこかにあったのでしょうね。

東洋のガラパゴスとも呼ばれる、沖縄やんばるの森。固有種が数多く生息する、貴重な森。
いずれ、世界自然遺産も目指そうとする同じ森で。
今の日本では、国が主導して、こういうことが平気で行われている。バブルの乱開発より、悪質かもしれません。




大量の木が伐採された2つのヘリパッド建設予定地
=沖縄県国頭村安波で(提供写真)



もがれた緑 沖縄・米軍ヘリパッド建設地
東京新聞2016年9月23日
 沖縄県東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)建設問題で、本紙と友好関係にある琉球新報は、建設予定地と資材の搬入路の造成の現状が分かる空撮写真を入手した。写真から「N1地区」の二つのヘリパッド予定地で木の伐採がほぼ終わっており、さらにN1地区と通称「N1裏」の間から「H地区」を結ぶトラック通行用の運搬道路の造成が急速に進んでいることが分かった。写真は十六~十八日に撮影された。
 運搬道路の一部は、資機材運搬のための工事用モノレールを設置するための通路予定地を拡張しており、木が大規模に伐採され、砂利が敷き詰められている。運搬道路については、十六日から十七日までの一日で約二百メートル近く木の伐採が進んでいるのが確認された。

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すでに出来上がっているヘリパッドのオスプレイの夜間訓練。その轟音のために、高江の小学生は、夜眠れなくて家族と隣の村に避難したとか・・
また新たに作ろうとしているヘリパッドと通用道路で森林が破壊され、出来上がってしまえばさらなる、昼夜問わない爆音が轟くだろう。
ここでしか生きられない生物たちへの影響を想像して欲しい。


おまけです



やんばる野生保護センターHPのクイズに正解すると、もらえる壁紙。
上の鳥は、沖縄のこの森のみで生息する、絶滅危惧種のノグチゲラ。






生態系の一つのピースがなくなると、他のピースも消えてしまう






命が輝く、いきいきとした自然にはパワーがある
人間が作れないものを、壊してはいけないと思う




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東京・豊洲市場と沖縄・米軍嘉手納基地の汚染問題

2016年09月12日 | 沖縄で起こっていること
小池都知事、緊急会見!都が大ウソ 豊洲市場の地盤に盛り土なかった
【築地移転延期】豊洲、主要施設の空洞に「地下水」漏出か 移転判断ずれ込みも

化学物質は人体にとって、厄介なシロモノです。巨大な魚市場になるはずの豊洲で、高濃度ベンゼンで汚染された土を削ったうえで、遮断の土の壁となる盛り土をすべきところ、建物の真下は、それがなされていなかったそうで・・・しかも埋め立てしてなかった施設の空洞に地下水が染み出てきた可能性も。
なんにつけても、こういうことって、氷山の一角じゃないかって気がします。

なんでみんなこんなに嘘ばかりつくのだろうと思います。
東京都の大ウソは、簡単に検証されることなのに、作ってしまったらこっちのもの、ばれないとでも思ったのでしょうか。
見渡せば、世の中、嘘が多すぎて、引きこもりたくなる昨今です(汗)

以下、勝手なことを書きますので、生真面目な方はスルーして下さいねー。間違っても反転させて読んじゃダメだぞー。

北朝鮮は、ハリボテの国、虚勢を張ることと嘘しか言わない国っていうことは、皆さん、とっくにご存知なはずなのに。
検証できるミサイルの発射練習は一生懸命ですが、地下は検証できないし、放射性物質を少しまいとけば、核開発に熱心な正恩も近寄らないだろうから、成功したといえば、わからないだろう、っていう関係者の思惑。
北は、核実験なんか、簡単に次々できるはずですよ。・・・・だって嘘なんだもの。
でもね、「イラク、シリア、北朝鮮は悪の枢軸」とかつてブッシュ・ジュニアが名指ししたあと、イラクのフセインがあんな目にあって、恐怖に追いつめられた金正日の時代に、こうなったと思えば、それも仕方ない気もするんです。
フォースの餌はフォース。イラクの脅威を煽りに煽って、大義なき戦争を仕掛けた軍産複合体経済っていうのもありますからね。
こういう時こそ、より冷静な判断が求められると思うのですが。

以上、勝手な意見、終わり。


軍事基地も危険な化学物質の宝庫?ですが、沖縄の米軍嘉手納基地の汚染に関して、少し前ですが、東京新聞の「こちら特報部」が報じた記事が、気になったので、クリップ&ご紹介します。築地移転の件は、マスコミも注目しているけど、基地内の情報はよくわからない。
戦争の負の遺産を、いまだ沖縄ばかりが抱えています。




米軍嘉手納基地で汚染問題 日米環境基準から野放し
英ジャーナリストが情報公開請求

2016年7月4日

開示されたのは、事故の報告書や調査書、電子メールなど嘉手納基地の環境汚染に関する計8725ページ。手が加えられた文書があった他、04~07年の記録は「紛失」を理由に開示されなかった。開示文書によれば、基地内にとどまった軽微な事故も含め、合計で約2万3,000リットルの消火剤、約4万リットルのジェット燃料、約1万3,000リットルの軽油に加え約48万リットルの汚水が流出した。
 ミッチェル氏の分析によれば、10年から14年には206件の事故があり、そのうち日本側に報告されたのは23件だけ。年別には14年が59件と最多だったが、2件しか報告されなかった。

 未報告の事故には、基地周辺の環境に重大な影響が推測されるものも少なくない。例えば、15年5月に酔った海兵隊員が、火災報知などを壊して、1,510リットルの泡状の消火剤が流出した。



この消火剤には生殖障害や神経障害の原因となる化学物質や発がん性物質として日本国内では原則使用禁止の有機フッ素化合物(PFOS)が含まれていた可能性があるという。12年8月、13年12月にも大規模な消火剤の流出があった。
 今年1月には、沖縄県が比謝川(ひじゃがわ)など同基地に近い河川から、「他河川に比べて高濃度のPFOSが検出された」と発表した。比謝川で1リットル当たり平均207ナノグラムで米環境保護局(EPA)が飲料水の推奨上限とする200ナノグラムをを超えていた。
 日本にはPFOSの基準値はなく、同県は「ただちに健康上の問題はない」とした。ただ、米国ではPFOSの健康問題が注目され、米空軍は今年3月、米本土の664基地で検査実施を発表している。

 消火剤以外の主な事故では、

11年8月には、約760リットルの軽油が比謝川に流出。
13年6月には下水道から未処理の汚水約208,000リットルが同川に流れた。

 また、

変圧器に使われていた発がん物質、ポリ塩化ビフェニール(PCB)の取り扱いがずさんで、同基地内にEPAの除染基準の100平方センチメートルあたり10ミリグラムを遥かに超える17,000ミリグラムの汚染場所があることも判明。
肺がんなどの原因となるアスベストが使われた施設も訓練場としていたこともわかった。


ミッチェル氏は「米本土では基地の環境基準の厳格化が進んでいる。日本でもそれを順守すべきだし、日本の国内法も適用されるべきだ。米国ならEPAが調査に乗り出すような事故も野放しにされている」と現状を憂慮する。

 昨年9月、日米地位協定の環境補足協定が結ばれ、重大事故発生時には地元自治体が立ち入り調査を求められるようになった。だが、事故の重大性を評価するのは米軍で調査受け入れも義務ではない。米軍の善意任せで、事実上は何も変わっていないに等しい。
 同氏は「米軍に特権的地位を与える日米地位協定が壁となり、日本政府も動かない。これでは国民の健康が守れるのか疑問。沖縄では基本的人権が侵害されている」と話した。



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アメリカ退役軍人らも沖縄の抗議活動に参加

2016年09月07日 | 沖縄で起こっていること

ここ10年以上、特に夏は温暖化による異常気象も板についてしまったというか、天候の暴力的な荒れ方に、日本列島各地、疲弊状態なのではないかと、被災された各地の皆様には、お見舞い申し上げます。
台風も次々、やってきます。
こうなると、高い湿度と気圧の関係で体もしんどくなりがちですが、心まで萎えないように、明るいほうへ気持ちを持って行きましょう。


 


沖縄・高江、絶滅危惧種も多く生息するやんばるの森。
その森を伐採して、地元住民の反対、沖縄の意志を無視して、轟音を撒き散らして飛ぶオスプレイのヘリパッドを作るという国家的暴挙が続いています。

退役軍人などで作るアメリカの市民団代「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」が、「恥ずべき反民主的で差別的な行為だ」として、反対を表明する決議文を出していました。

さらに彼らは、高江の抗議活動に、ともに参加してくださいました。

日本では戦場に行った世代は、すでに90代以上。それだけいい国だったのだと思いますが、アメリカはベトナムもあるけど、アフガン、イラク攻撃などに行った元兵士もいて、退役軍人といえども、まだ若く行動的です。

それにしても100人以上の機動隊っていうけど、この人たちもみんな人の子だからなあ・・・哀しい。



互いに腕を組み必死になって座り込む市民ら=
5日午前10時半ごろ、東村高江の県道70号
写真:琉球新報


抗議に退役軍人らも参加 高江、機動隊100人が車両移動
琉球新報2016年9月5日 13:18

 【ヘリパッド取材班】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設を巡り、沖縄防衛局は5日午前、大型トラック20台分の資材をN1地区ゲートに搬入した。

 米国の退役軍人でつくる「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」のメンバーやヘリパッド建設に反対する市民ら約30人は米軍北部訓練場メインゲートと高江橋間の県道70号で抗議行動を展開。工事車両による資材搬入を遅らせるため、道路の中央線をまたぐように車両を止めたり、複数人で腕を組み合いながら道路に座り込んだりしたが、100人以上の機動隊が排除した。市民らの車両も機動隊がキャスター付き車両移動用ジャッキを使って道端に移動させた。

 機動隊はジャッキで市民らの車を移動する際に「運転手はいませんか。移動させますよ。車が傷ついても知りませんよ」と呼び掛けた。市民の1人は「沖縄の選挙で民意は示されているが、政治に反映されない。だから抗議活動をしているのに、それさえ遮られたら、私たちはどのように意思表示をしたらいいのか。教えてください」と問い掛けた。

 高江橋付近でVFPのメンバーはメインゲートの方角に向かって拡声器のマイクを握りしめ、英語で「あなたは人を殺したことがありますか。見たことがありますか。それを望んでいますか。私たちに兵士はいらない」と基地内にいる米兵に訴えた。
【琉球新報電子版】




VFPメンバーと共にゲート前で「We shall overcome(勝利の日まで)」を合唱する参加者
=2日午前、沖縄市山内・嘉手納基地第5ゲート
写真:沖縄タイムス


「ここは沖縄の人の土地だ」元米兵ら基地撤去訴え 嘉手納ゲート前
沖縄タイムス2016年9月5日 07:46

 元米兵らの米市民団体「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」のメンバー8人が2日、沖縄県嘉手納基地ゲート前の抗議行動に加わった。警備する基地従業員や基地内に向かって「ここは沖縄の人の土地であり、米軍の土地ではない」と呼び掛けた。米軍基地の存在そのものへの疑問と反対の意見が相次ぎ、県内の全基地を撤去すべきだと訴えた。

 毎週金曜日早朝に行われる嘉手納基地ゲート前での抗議行動は北谷町砂辺の第1ゲートで4月に始まり、7月からは計4カ所に拡大。VFPメンバーは6人が来沖し嘉手納基地への抗議に初めて参加した。沖縄市山内の第5ゲートでは日米の計40人が今後も連携して闘うことを確認した。

 VFP全国組織理事、タラク・キャウフさん(71)は「米軍は沖縄を守るために駐留するというが、完璧なうそだ。多くの米国人は米政府が国外に基地を置くことを歓迎していない」と指摘した。

 アフガニスタンとイラクの戦争に従軍したウィル・グリフィンさん(31)は「世界各地に米軍基地があるが、それぞれ反対運動がある。沖縄の闘いは孤独ではない」と市民を激励した。



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姿を消した辺野古のジュゴン・追記あり

2016年09月03日 | 沖縄で起こっていること
映画「もののけ姫」では、人間は、自然への畏れを捨て、欲望のために、シシ神の森を壊した。
自然の理(ことわり)を無視し、破壊をやめなければ、天も地も苦しみのあまり、暴れだす。その巨大なエネルギーは、すべてを凌駕し、人間に襲いかかってくるのだ。

沖縄の聖地・辺野古のジュゴンは、ニライカナイの使者とも言われていた。
最初の選択が間違っていれば、間違った未来がやってきてしまう。
今の選択が、次の未来を左右する。未来は「今」なんだ、と思う。




沖縄本島北部で泳ぐジュゴン=2014年5月(防衛省提供)


辺野古ジュゴン「姿消した」 移設調査の着手直後
東京新聞2016年8月28日

 沖縄県名護市辺野古(へのこ)の沖合にすむ海獣ジュゴンが姿を消したのではないかと懸念する声が、地元で上がっている。防衛省が二〇一四年八月、米軍普天間(ふてんま)飛行場(宜野湾(ぎのわん)市)の辺野古移設に向けた海底ボーリング調査に着手した直後から、藻場の食べ跡が途絶えたためだ。有識者は工事が影響した可能性を指摘している。
 ジュゴンは国内では主に南西諸島に生息する。成長した個体は五十頭に満たないとされ、環境省が〇七年、絶滅危惧種に指定した。ただ、辺野古が面する大浦湾では目撃例が絶えなかった。
 ジュゴンが生息しているか知るための手掛かりとなるのが、海草の食べ跡だ。沖縄防衛局の一四年の調査では、大浦湾で四月から四カ月連続で見つかっていた食べ跡が、八月を境に確認できなくなった。
日本自然保護協会によると今年の春も、以前は食べ跡があった藻場で、見つからなかった。
 一四年八月からのボーリング調査に先立ち、工事区域を明示するためのブイ(浮標)の重りとして、コンクリートブロックを船から投下したのが原因との見方もある。
 同協会の安部真理子主任は「物音に敏感なジュゴンが辺野古から逃げてしまったのでは。ジュゴンは豊かな海の象徴。工事関連の船舶はすべて引き揚げ、平穏な海に戻すべきだ」と強調した。



★9月3日追記

以前より言われていましたが、辺野古移設はアメリカ側ではなく、日本の外務省・防衛省の「スイッチを入れたら止まらない」という執着のほうが強いのではないかと思います。
びっくり「世界で最も多くのロビイストを米国で雇っているのは日本」

以下、コメント欄より教えていただきました。米・退役軍人らで作る平和団体が、辺野古移設と高江のヘリパッド建設に反対決議文を出しました。
(文はそのままですが、改行など少し編集しました)

 
米退役軍人団体、辺野古新基地に反対決議 「高江」中止も要求
(琉球新報2016年8月15日)
 【バークレー=問山栄恵本紙ワシントン特派員】全米120の支部を持つ、退役軍人らでつくる平和団体「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」は13日の年次総会で、米軍普天間飛行場の移設先とされる名護市辺野古の新基地建設計画の中止を求める決議案と、米軍北部訓練場の一部返還に伴う東村高江周辺でのヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)新設の中止を求める緊急決議案を全会一致で可決した。辺野古や高江に関する決議がVFPで可決されたのは1985年の設立以来初めて。
 辺野古新基地に反対する決議文では、県知事や名護市長が反対していることを強調。新基地計画が「県民にさらなる屈辱を与え、壊滅的な環境災害を引き起こす」と指摘した。

 その上で各支部に
 (1)普天間第1海兵航空団の撤退
 (2)新基地建設計画の撤回
 (3)沖縄からのオスプレイの撤収

―の3点を地方議会などで決議するよう働き掛けることを求めている。

 高江に関する決議文は、機動隊を導入しての日本政府の工事強行を「恥ずべき反民主的で差別的な行為だ」と非難し、米政府に同計画を放棄し、日本側に伝達するよう求めている。

 総会では、沖縄の基地問題を巡る決議が可決されると会場からは歓迎する拍手が湧き上がった。

 決議案を提案したVFP琉球沖縄国際支部(VFP―ROCK)のダグラス・ラミス代表(沖縄キリスト教学院大学大学院客員教授)は「全会一致に驚いた。沖縄への支援が広がっていることが実感できた。決議を生かして、米市議会などでの決議につなげ、建設計画を撤回に追い込みたい」と述べた。同支部準会員の真喜志好一氏は「VFPの政治力による支援が期待できる」と強調した。

 決議可決を受け、VFPのマイケル・マクファーソン事務局長は「この決議が各支部でどのように取り扱われていくのかは、今後、見ていく必要がある」と指摘した。

 沖縄支部の特設コーナーには、この日も多くの参加者が足を止め、関心を集めていた。13日までに新基地建設に反対する約100人分の署名が集まった。

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 高江の工事中止要求の英文署名



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 「宝の海をまもりたい 沖縄・辺野古」いんやくのりこ著
 辺野古の海にジュゴンの食み跡
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沖縄 やんばる東村高江で起こっていること

2016年07月23日 | 沖縄で起こっていること


画像・毎日新聞jp


早朝から「工事やめろ」 沖縄ヘリパッド移設、抗議続く

国が高江工事を強行 機動隊が市民排除 10時間超 県道封鎖
(琉球新報2016年7月23日)
 【東・国頭】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設工事で、沖縄防衛局は22日午前、新たなヘリパッドの建設工事に着手した。予定されている工事現場周辺では資機材が搬入され、一部では重機により進入路などの整備が始まった。多くの市民らが抗議する中、約500人とみられる全国から動員した機動隊員を投入し、工事を強行した。政府の姿勢に県民の反発が強まりそうだ。 資機材の搬入に伴い、東村高江と国頭村安波の2カ所で県道70号が22日午前6時4分から午後4時47分まで封鎖され、報道陣も含め、10時間以上出入りができなくなった。付近の住民生活にも大きな影響を与えた。 抗議行動中、機動隊員らともみ合った市民の救急搬送が相次いだ。 資機材の搬入は22日午前6時、新たなヘリパッドの建設が予定されているH地区、G地区から始まった。防衛局が両地区の各ゲートに続く道路を封鎖し、プレハブや鉄パイプなどを積んだ工事車両約20台が次々と基地内に入った。 N地区のゲート前では、市民らが資材搬入を阻止しようと付近の県道70号に駐車した約150台の車両や設置したテントなどを、沖縄防衛局が強制的に撤去した。 ヘリパッド建設に反対する約100人の市民と機動隊員の激しいもみ合いが続いた。もみ合いの最中、けがを負うなどし少なくても3人が救急搬送された。大きなけがはなかった。 4カ所のヘリパッド建設が予定されている3地区全てで資材が搬入された。関連する工事が始まったとみられる。 警察による道路封鎖は一般の住民だけでなく、報道陣や県道管理者の県北部土木事務所職員、基地従業員などに対しても及んだ。県警は道路封鎖に際し、管理者の県に対し道路交通法で定められた事前の意見聴取を行わず、「緊急を要する」として事後に封鎖を報告したという。 資材搬入後、N地区のゲートでは市民らがテントを張っていた場所に、プレハブの事務所や簡易トイレが設置され、可動式のゲートが設置された。整備はゲート付近の県道70号の片側車線を通行止めにして行われた。



沖縄の聖地とも言える辺野古の海をつぶす。
貴重な動物たちの生息する「やんばるの森」を壊す。
福島同様、国のやっていることは、国の自然を破壊し、土地の人々を傷つける。何が愛国心なのかと思います。


 ブログ「やんばる東村 高江の現状」より

毎日とっても疲れます。
なぜこんなことをしないといけないのでしょう?
私たちはただ沖縄で、 高江で、やんばるで普通に静かに暮らしたいだけなのに。
豊かな自然を子供達に残したいだけなのに。

普通に暮らすことすら許してもらえない。
豊かな自然も奪われていく。

それが今の沖縄です。

こんな私たちをまるでテロリストかのように
日本中から警察 機動隊が500人以上来て
排除していく。
心をなくしたおまわりさんたちは、常に無表情で
まるでロボットみたい。

おまわりさんたちはどうして私たちの暮らしを守るために動いてくれないのですか?
どうして暮らしを壊す手伝いをしているのですか?

それが今の日本?

こんなこといつまでしないといけないのですか?
沖縄に平和がやってくるのはいつですか?
私たちが安心して眠れる日がくるのはいつですか?

今日も朝日が昇ります。

夜は必ずあけると教えてくれます。

ありがとう!

安次嶺雪音

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