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トランプ政権、イスラエル大使館の移転を5月に前倒しと発表

2018年02月25日 | パワーかフォースか
銃撃に備えて教師に銃を持たせろと言うに至っては、教育の現場で何をか言わんや、トランプという人間には、もう開いた口が塞がらない。

トランプ氏は歴代の大統領がその危険さゆえに、あえて先送りしてきたこと(=「エルサレムをイスラエルの首都」として、アメリカ大使館をイスラム教の聖地でもあるエルサレムに移転すること)、にサインした。
中東の火薬庫の導火線に火をつけたのと同じだ。そして、今回、さらに、その導火線を短くした。

それも自分のために。
つまり自分への反対デモが国内で続いているので、自分の支持者からの支持を強固にするため、11月の中間選挙を見すえて、大使館の移転を5月に前倒しするという決定。
もう、自己中、めちゃくちゃすぎて、めまいがしそう・・・

サイコパスは、長期的な展望がなく目先の利益しか見えない。自分のためにしか行動せず、無責任なので、それによって傷つく人々のことなどどうでもいいのだろう。



<米国>中間選にらみ1年前倒し 5月大使館エルサレム移転
毎日新聞2018年2月24日
 【ワシントン高本耕太】米政府は23日、テルアビブに置く在イスラエル大使館を、イスラエル建国70周年に合わせて今年5月、エルサレムに移転すると発表した。2019年中としていた実施時期を大幅に前倒ししたのは、11月の米中間選挙をにらみ、主要支持基盤で親イスラエルの米国キリスト教福音派に配慮した内政的な動機がありそうだ。

 国務省の発表によると、当面はエルサレムのアルノナ地区にある領事館に、フリードマン駐イスラエル大使と一部職員が移る「仮移転」にとどまる予定だ。

 エルサレムをイスラエルの首都と認定することを強く求めてきたキリスト教福音派は、米人口(約3億2000万人)の25%を占めるとされる大票田だ。

 23日にワシントン近郊で保守系団体集会「保守政治行動会議」(CPAC)に出席したトランプ大統領は昨年12月に自ら実施した首都認定を成果と強調し、拍手を浴びた。同氏の後援者シェルドン・アデルソン氏は大使館の移転・建設費用負担を申し出たと伝えられ、支持者の意向が今回の決定に強く影響したとみられる。

 一方、パレスチナ側の猛反発が必至の大使館移転を前倒ししたのは、中東和平交渉の仲介が頓挫している証左との見方もある。クシュナー大統領上級顧問ら仲介チームは今年前半にもイスラエルとパレスチナの和平案を提示するとの観測があったが、パレスチナ側は首都認定に抗議し、仲介拒否の姿勢を鮮明にした。



たとえ仮移転と言えど、こんなことをすれば、穏健なイスラム教徒でさえ、傷つけてしまう。
宗教の怖さは、先鋭化すればカルト化して、他者を傷つけても、命を賭しても、教義を守り抜くのは間違っていないと信じこむことだ。
すればトランプのしようとすることは、ユダヤ教徒とイスラム教徒、どちらにとっても譲れずに後に引けなくなる、とても不幸な選択です。
また、こんなことをすればアメリカ国内でのテロも増えるだろうし、2015年に強行採決された安保法において、アメリカととも戦うことを選んだ日本にとっても、巻き込まれる可能性が増え、遠い国の話と侮れなくなってきそうだ。


もう一度落書き画家・バンクシーの言葉を思い出したい。

「強者と弱者の紛争から手を引けば、
 私たちは強者の側に立つことになる。
 中立になるわけではないのだ」


さらに、村上春樹がエルサレムで語った言葉を思い出したい。

「高くて、固い壁があり、それにぶつかって壊れる卵があるとしたら、私は常に卵側に立つ」




★関連サイト
 サイコパス(精神病質者)に見られる共通した20の特徴(カラパイア)
 【米エルサレム首都認定】大使館移転「5・14」、アラブの傷に塩…米政権、中間選挙へ親イスラエル票狙う

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