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続・八重の桜と民主党

2013年07月02日 | パワーかフォースか
NHK大河の「八重の桜」。ついに会津のお城に薩摩藩の砲弾が次々と浴びせられます。
女はダメだと家老たちにたしなめられても、「会津を守るために私も戦う」と言う八重のひたむきな思いに、また涙が・・・
(鳥羽伏見の戦いで死んだ弟・三郎の形見の戦闘服を着てスペンサー銃を持った、綾瀬はるかさんはあまりに凛々しくて、大河と言うよりハリウッド映画かと思ったほど。)



幕府の命令で京都守護職についた会津藩だったが、岩倉具視の画策で突然の逆賊扱い。大政奉還のあと、平和のうちに新政府をつくっていたなら、こんな悲劇は起こらなかったのだろうが・・・、徳川を滅ぼすため、最新の武器の準備をしていた薩摩藩にとって、振り上げた拳のおろし先が欲しかったのだろう。そこで、会津藩が狙われたのだ。会津は新政府に恭順を示し、奥羽諸藩の会津救済の嘆願も添えられたけれど、薩摩はそれらを無視した。私は、恥ずかしながら、幕末といっても、ごく大ざっぱな歴史しか知らなかったので、会津が最後まで抵抗したので、攻撃されたのだろうくらいしか思っていなかった。「八重の桜」を見るまでは、このような経緯があったことをぜんぜん知らなかった。無知は駄目ね。

「八重の桜と民主党」の記事で、律儀な会津っぽと細野さんの気持ちが重なってせつないと書きましたが、さらにいうなら、幕府のスケープゴートとして会津が利用されたことと重なって、3.11の時のことが思い出されてきます。

世紀の原発事故が起きた時、原発を推進してきた政官財の人々は、この責任をとることを恐れ、すべてを当時の総理大臣、菅直人氏の初期対応が悪かったから現場が混乱して、こうなった、とあらゆる罵詈雑言を駆使して言い出した。マスコミへのデマ情報のリークもそういう人たち。
原発事故の責任のスケープゴートだ。

それが証拠に、国会事故調の結論は、「東電の安全対策を怠った人災」であったのに、その発表がなされる前日には、どこからか「官邸の過剰介入が原因」というかたよった情報がわいてきて、大手マスコミから報道されたこと。
国会事故調、最終報告書と直前の報道の不思議

菅さんが狂ったように喋っていた、という報道もあったが、東電は、なぜか菅さんが東電にのりこんでしゃべっている部分の音声を消してしまった。
菅さん本人が、出してくれていいと言っているのに、何かと理由をつけて、出してこないのはどういうわけか。それは、菅さんの言っていることがあまりに、東電にとっては不都合で国民にとっては正論だったからでしょう。

今でもずっと思っています。
菅さんに責任を押し付け、脱・脱原発のために引きずり下ろした原子力ムラはもとより、嘘の情報に簡単に騙されてしまったマスコミ。国民を守るべき非常事態に、政争に明け暮れ、菅さんに内閣不信任を出した自民党、それに乗った当時の民主党の議員たち。騙され続けた国民。無知は恥。無知は罪。みんな自分で自分の首を絞めているのと同じ事。
人間はまことに、罪深き生き物である。
どんなにパワーのリーダーがいても、人々がそれを支持できなかったら、良い世界を作るなんて無理なんだ。


■追記

当時の会津藩の集合的意識レベルを調べたら「愛」、薩長は「怒り」、徳川は「恐怖」でした。
3.11当時と重なってきます。時代は繰り返すのでしょうか。
・・・もちろん、信じる信じないは、読まれた方のご自由ですけれど。



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