新緑とシロヤシオをもとめて 西丹沢へ
甲相国境尾根では行き会う人も ごくわずかで
静かな山歩きができました。
加入道山登山口-加入道山-白石峠-モロクボ沢ノ頭-畦ヶ丸-モロクボ沢ノ頭
-大界木山-浦安峠-(林道)-道志の湯 (S社 標準CT 7時間 00分)
2人(nonn ちゃん)
そろそろ畦ヶ丸のシロヤシオが見頃かも
でも、西丹沢自然教室を起点にすると
電車でも 車を使っても
我が家からではアプローチが少々やっかいです。
というわけで
今回は 道志側から入ることにしました。
横浜市有 道志水源林の中を
登りはじめには ヒナスミレの葉、しばらく登ると エイザンスミレの葉、次はマルバスミレの葉
お花がほとんど見られない登山道で目につくのは、スミレの葉っぱばかり
緑 に圧倒される 季節ですね。
東屋のある休憩所を過ぎると、緩やかだった登山道は傾斜を増していき
1000mを超えたあたりで、南西側が開けて 富士山が見えました。
今日は ぱっとしないお天気で 眺望もないと思っていましたから、これは嬉しい
富士山は、その後も 木々の間から チラチラと姿を見せてくれました。
植林帯もありますが、ほとんどは、緑、ミドリ、みどり、の気持ちのいい登りが続きます。
1300m付近の崩壊地でも 眺望が開けました。これから行く 加入道山も畦ヶ丸も
山頂からの眺望はないので、ここでゆっくり見て行きましょう。
その崩壊地をトラバースすると
左手に折れて 加入道山へ向かいますが、この稜線の気持ちいいこと
浅い緑や 芽吹きまもない赤茶色に 降り注ぐ やさしく柔らかな 光
まもなく 加入道山(1418.4m )へ到着
だ~れもいない山頂です。
避難小屋を覗いて 小休止し、今 登って来た道を戻って、白石峠へ向かいますが
近頃 お花見ゆるゆる山行が続いていたので、今回はコースタイムを気にして歩きましょう。
白石峠の先も、こんな道が続きます。左手には鹿除けネットが張られていて
そちら側には、鮮やかな 赤紫色のトウゴクミツバツツジが花盛りでした。
水晶沢ノ頭は 苔むしていて
ちょっと不思議な雰囲気で
テーブルの上も苔たちに占拠されています。
緩やかで 歩きやすいトレイルが続いているので
ここに座って休憩する人がなかったのかもしれませんね。
道標に「蛇ガ口丸」と手作り看板が付けられた シャガクチ丸を過ぎるころから
おまちかねの シロヤシオの花が見られるようになりました。
わぁ。。。
首が痛くなるほどに見上げ続け、同じような写真を何枚撮ったことやら
コンデジの望遠では高が知れているし、おまけに風もあって、結果はボロボロ
でも、二人とも、こんな風に過ごす時間が とても好きなんです。
花付きのよい木は少なく、そこそこの木、まばらな木、全く花のついていない木もあり
全体としては、この稜線のシロヤシオは あまりよくないように思いました。
シロヤシオの出現で 上ばかり気にしていましたが、足元でも 嬉しい出会いがありました。
マイヅルソウもツクバネソウも 咲きはじめたばかりです。
ツルシロカネソウ/ツクバネソウ/マイヅルソウ
気にするはずだったコースタイムは、もうすっかりオーバーしてしまい
今から挽回するのは無理そうですが、ここからは頑張って行きましょう。
まだ先は長いんですから。
急坂を登って、バン木ノ頭へ
ここでは、野外活動センターへの道が
分岐しています。
トウゴクミツバツツジがあちらこちらで咲いていて、蕾もたくさんありました。
可愛い若葉や虫たちも。
予定時間を大幅に過ぎて、モロクボ沢の頭へ
ここで休憩したいところだけれど
ランチは畦ヶ丸にしましょ
もう おなかがペコペコだというのに、 シロヤシオに足が止まってしまう
クサリのついたザレ場も登って
避難小屋前へ出ると、山頂へは あと100m
ようやくのランチ休憩です。
加入道山同様、ここも全く眺望はありませんが、緑に囲まれて 気持ちのいい場所です。
赤紫色の服に マルハナバチが寄ってくるのが、ちょっと困ったことでしたが。。。
モロクボ沢ノ頭まで戻って、城ヶ尾峠方面へ進んでいきます。
シロヤシオはもう見られなくなり、恋路峠への案内に誘惑されそうになったけれど
恋路峠の看板/黄色い板は、登山道からは裏側が見える
今日は、大界木山の先から林道へ下る予定です。
その大界木山への登りがつらい 脚がかなり疲れてきているようです。
それでも、左手にうっすらと見える小田原の街と相模湾(かなぁ。。。)に励まされ
笹をかき分けて進むと、ようやく大界木山でした。
前方が見渡せるところは少ない/大界木山
時間も押しているからと、休憩もそこそこにして 下りにかかります。
大界木山から 7、8分のところにある 浦安峠への下山路入口は
案内の文字は判読できません。
そして、2~3分下った 枯れ枝で通せんぼしてある場所が、要注意ポイントで
右に鋭角に回り込んで
山腹を巻いていけば
あとはジグザグに下るだけです。
下っていく途中で、大室山と加入道山、それに連なる山並みが望めると
あんなに遠くから歩いてきたのね。。。と、自分の足を褒めてやりたくなりました。
その後も道は明瞭についていましたが
迷わずすんなり下れたのも ネット情報のおかげですから、便利になったなぁと思います。
白ザレの道を浦安峠へ下りたつと
あとは、一時間以上の 長い林道歩きです。
ゆるゆるとお花を探しながら帰りましょう
と言っては見たものの
紫の花をたわわにつけている藤のほかには
お花は全くと言っていいほど見られず
たいくつな帰り道でした。
グリーンシャワーと、美しいシロヤシオ、艶やかなトウゴクミツバツツジに彩られながらも
甲相国境尾根は、休日にもかかわらず とても静かでした。
ここは、季節を変えてまた歩いてみようと思います。
ワチガイソウ/クワガタソウ/チゴユリ
シロヤシオ登山道にたくさん落ちていたのですね・・・
でもそこそこ楽しまれたようで安堵しました!
私はまだお花初心者ですので「今年は当たり年?」と聞かれても、その当たり年のシロヤシオをまだ見たことが無いのですよ^^;
富士見の松からは素晴らしい富士山を!
そして各山頂も貸切!
大界木山先からの浦安峠へのルートも私のような失敗もなく(苦笑)さすがです!
小さなお花たちも逃さずチェックされているのもさすがでゴザイマス!!!
1週間違うだけで森の様相も少しずつ変るのですね~!!!
やっぱり丹沢大好きです^^♪
シロヤシオは今年は花は少なめのようですね。
でも、少ないといわれる年でもこの白はやはり見たいです。
それでもこれだけあったら、充分満足できますね。
浦安峠への下り、情報がないと、あの棒きれの通せんぼがあっても、直進してしまいそうですね。
ちょうど畦ヶ丸に行こうかと思っていたときに 記事を拝見したので
つい真似っこしてしまいました。ありがとうございました。
登山道近くのシロヤシオは、花付きのいいのはほんの数本でしたが
あの木一本でも、十分楽しめました♪
あの崩壊地は、富士見の松と言うところなんですね。
それも知らない初心者です。(^^;)
ブナも魅力的で、とてもいいコースだなぁと思いました。
また行ってみようと思います。
やはり、畦ヶ丸を計画されていましたか。
私が見たのは稜線上の木ですから
東側も18、19日の週末あたりが良かったのではないでしょうか。
シロヤシオの花は、毎年見たくなりますね。
間に合いそうな所へお出かけでしょうか。(^^)
今年は少な目という話ですが
場所によっては花付きのいいところもあるのではないですか。
自然教室から登って来た人は、けっこう咲いてたと言ってましたよ。
その「けっこう」がどの程度かは、判りませんが・^^;
浦安峠への下山路ね。
もちろん nousagi さんのレポも見ていきましたよ。(^^)v
失礼イタシマシタ!
あら・・・ 実は、松の木があったっけ・・・ と思っていたところです。
でも、「富士見の松」は、もうインプットされてしまいましたよ。
今から消去するのは、とても難しいです。(笑)
そのうちに、公称になったりしてね。(^^)
撮りなおしたり 何度も上を見て
首が疲れ苦しい思いをしてトライした甲斐がありましたね
富士山も最高! 頑張って歩いた新緑の尾根
数年ぶりのシロヤシオ 楽しませて貰いました
又 誘って下さいね
シロヤシオは、ヤタ尾根からの檜洞丸以来でしたか?
あのときよりはお花はかなり少なかったですが
シロヤシオはやはりいいですね。
それに、静かなのが何よりでしたね。
またおつきあいください。(^^)