(マルバアオダモの花)
野の花にほとんど出会えない 冬枯れの時期
冬芽と葉痕の観察は 野外での楽しいことのひとつです。
今季は ヤマトアオダモの冬芽を初めて見た(気が付いた)ので
未掲載だった マルバアオダモと一緒に載せておきましょう。
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冬芽と葉痕について ***********************************
「冬芽」とは、春に活動を始めるために準備された葉や花の芽のこと。
「葉痕」とは、葉が枯れ落ちた後の枝に残る痕跡のことで
養分水分の通り道だった維管束の断面が見え
特に、維管束痕が3個のものは 顔に見えることがあります。
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マルバアオダモの冬芽は淡い青紫色をしていて
他とは違った 品の良さがあります。
頂芽は広卵形で側芽を伴う
芽鱗は1~2対、微細な粉状毛におおわれる
維管束痕は小さくU字形に並び、全体で 1ヶ所ととらえるとのこと。
マルバアオダモの実(翼果)です。
5月頃の実(左) と 12月まで残っていた実(右)
ヤマトアオダモの冬芽は、頂芽の外側の芽鱗2枚が開き気味で
芽鱗には褐色の毛が生えています。
葉痕は半円形~ハート形 維管束痕はリング状
下は、家からほど近い別の場所で 見つけたもの
枝はベージュ色で無毛のことが多いとのこと。
今年は 葉や花を見ることができるかもしれないので
忘れないようにしなくては・・。
毎年 撮ってしまう オニグルミとクズも 載せておきましょう。
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