ハノハノ*ニジイロビヨリ

旧ハノハノ*アラチビヨリ
和やかにふんわりと、時々欲張りな日々。

読書感想文

2009-04-08 08:17:28 | Book&Comic
立て続けに読んだのですが、たまたまテーマがどちらも「少年」。


スピン
山田 悠介
角川書店

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向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
道尾 秀介
新潮社

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最近まで読んでたのがコレだったので

からくりからくさ (新潮文庫)
梨木 香歩
新潮社

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とってもナイーブで清らかで、でも人間の業のようなものをしっかり感じるような
奥行きの深い本だったので、次はノンストップで何も考えず読めるヤツを
って思って、うっかり本の帯につられて(新潮文庫のミステリー大賞がどうとか
って書いてあって)向日葵の咲かない夏を買いまして。
確かに1日で読めちゃうくらいなのです、が!
いや、それはないだろう!?ってツッコミどころが満載でした。
主人公の少年が同級生の家に行って見たものはその同級生の死体で
ある日、転生した亡くなったはずの同級生が「自分は殺された」と言ってきて
一緒に犯人をつきとめるっていう話です。簡単に言うと。
転生っていう土台があるのでファンタジーぽく読めなくもない(序盤)んだけど
段々エグくなっていき、近頃の小学生は…で済ましたくない内容へと
突入していくのですわ。たまたま主人公の男子小学生がもち子と同学年なので
つい移入しがちなのだけど、さすがに「それはない!」って思って。
いろんな意味でリアリティがなかったです(汗)
主人公の妹っていうのも3歳っていう設定なんだけど、そんな3歳いないだろ!
っていうくらい言う事が達観してて。
それについては後でなるほどなーと思うんだけどね。
でも序盤にいきなり犯人はコイツだって出てくるんだけど、最後まで読ませる
話の組立てがよくって。「え?ほんとに?」って眉をしかめながら読むであろう
ことを想定してるかのような感じ。
ラストもそれはきっとそういうことなのよね~って断言でなくニュアンスで
ぼかしてあるのが、こういう言い方が正しいのか分からないけど「きれい」
な終わり方だなぁって。中盤、終盤がエグいから余計そう感じたのよ。
単なるミステリーじゃなく、ホラーに近いです。

で、次に1号の部屋に転がってたスピン。
内容知らずに読んでたら複数のネットで繋がった少年がそれぞれバスジャック
を企て実行する話でした。
社会や親、学校、友人への不満が溢れ出ている多感な少年達が世間をあっと
言わせてやりたいがための犯行なのですが、深い深い思いがあるわけでなく
たいしてプランがあるわけでなく、そういう無気力で依存心の強い現代の
少年達っていうのをリアルに捉えてるなあと思いました。
読んでてイライラするほどに。
少年側の話メインなので、それにまつわる親とかの視点が一切ないのが
逆に想像を膨らますのですが「親は何してるんだろう?」ってね。
終盤のどんでん返し的なものがらしいなぁ、そこまで考えなかったわーって
思いました。そこでも「向日葵の~」に同様、「それはないだろ!?」
そうであって欲しくないって思いましたけども。
後々まで深い思いを刻むような感じではないのだけど、
リアルにその世代を抱える親としては「うーん」って唸ってしまいました。

みんな頑張ってるんだよ、みんな我慢してるんだよって言ってもそれを
体感するわけじゃないし、子供って「見たまま」をそのまま受け入れるし
とても受動的だから結果「なんで自分ばかり」って思ってしまって
そういうのがストレスになってしまう…ってのは分かるんだけどね。
狭い視野をどう広げていってあげれるか…。
平凡でもいいから心も体も健やかに育ってくれるよう考えなくっちゃ
いけないなって思わせてくれる2作品でした。

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巣鴨のカリスマ(笑)

2009-04-08 00:26:56 | 
日経エンタテインメント!5月号についての感想を少々。

昨日手に入れましたです。
最近の表紙+特集モノはのんびりしていたら本屋から忽然と姿を消して
しまわれるので、本屋で巡りあった時が最後!(笑)迷わずに買うべし!!
なのです。

もともと、日経エンタみたいなリサーチ系雑誌?なカテゴリの雑誌を
見るのは好きです。$誌とはまた違う読者層の雑誌で自分の好きな人達が
どう語られるのか…っていう違う目線も感じられるし。

インタビューも「売れてる嵐」を「嵐」がどう感じてるか…がメインでしたね。
きっと彼らは彼らでこの渦に巻き込まれてもがくのではなく、自分達は今
どういう立場なのかを渦の真ん中で見極めてるんだなーって思いました。
そういう慎重でちゃんとしてるとこがブレがなくてかっこいいんだ。

だいだいのニーズと自分達のやっていることの合致を認識してるのがわかります。

だって巣鴨のカリスマだし(笑)
50代60代に人気のアイドルって!
で、そのアイドルにキャワキャワ言ってる私って!!
あ、60まで大丈夫なのねって一安心だったり(爆)

松本さん行きつけのすし屋さんに、50代男性をみんなで送り込んで
しまいましょう(爆)
あぶなっかしいなぁ。どんだけ好奇心旺盛なんだ。
「うちの娘と結婚して」って!なんてうらやま…(爆)
これ、女性だったら警戒するよね?おじさんだからうっかり相手しちゃってるの
かなぁって思ったり。
不意をつかれるっていうか。

たまーに温泉とか行くじゃない?
まさか女湯にはいないけど、旦那の入浴してる男湯に相葉が入ってきたら
どうしよう!?(相葉限定!?・笑)って思うことありませんか?
私はありますよぅ(へへへ)
そういう場合は確実に喋って!って旦那に申し付けてあります(呆)
どんだけ妄想…って思ったら、実際風呂行ってるし!
あながち的外れな妄想じゃないってことですか?(笑)

ありゃ、夜中に書くとつい変なこと書いちゃうんだよなぁ…。
いかん、いかん。



こういう「あながち」な夢を与えてくれるから好きなんだよなぁ。
確実に人気はうなぎのぼりで過去を振り返りたくなくても
「行きたい!」「見たい!」「欲しい!」っていう欲をコンプリートさせて
くれてたあの頃を懐かしく思うくらいな現状においてもそういうドリーム
っていうか、一般的な感覚を持つ存在でいてくれようとしてくれてるのが
ありがたいよなぁって思います。





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