アテルイ伝・・・終わりました。
4話だけだったのだけど
スケールは大きかった。
山と自然が最大のセットだったと思う。
現代の人間としてはなんで同じ日本に住むもの同士で戦うのだろう?
権力って人の命より大きなものなの?
って思うのだけど、考えたらごくごく150年くらい前まで
日本人同士で争っていたんだよね・・・。
印象的なセリフで
「大和も自分達も同じ人間」
みたいな言葉があって。
同じ人間同士でなぜ争わないといけないのか、と。
そして
自分達は大和に屈したのではなく
ふるさとの自然、山、森をこれ以上傷つけられたくないから
自ら大和朝廷に捕われの身になったのだと。
蝦夷のアテルイとモレは言うのですよ。
たとえば日本書紀のような歴史を読み解く書物も
書かれた時代、権力を持っていた一族寄りで
書かれることも多いようで
都合の悪い書かれ方はされていないみたいです。
だから実際のことはたくさん研究者がいるけれど
なかなか解明されずにいます。
その分、想像や空想の余地があって。
800年代の東北に
ふるさとを守ろうと必死に戦っていた人達がいて。
大和が仕掛けてくるまでは
安穏と平和に暮らしていたというイメージが
映像として脳に届いた感じです。
人を傷つけて何かを得た人は
実は満たされていないんじゃないかと。
結局、アテルイとモレは斬首されるんだけど。
彼らは大切なものを守れた気持ちで
満たされていました。
だから切なかったなぁ。