久々に読書。
こちらを読みました。
表紙がアングラぽくて心惹かれました。
うん。装丁、装画大事よね。
内容は「日本昔ばなし」数話、もしかしたらこんなだったかもよ?
みたいな話がミステリーを軸に進んでく短編集。
だいぶ前に流行った実は残酷な〇〇の童話、みたいなかなと思ったら
飄々とした語りが昔話に合わさって
するりと読めるんだけど
よくよく考えたらエグいよね?
と考えさせられる感じでおもしろかったです。
昔話って、善と悪みたいにいい人が主人公で悪い人が懲らしめられるっていうのがお約束みたくなっているけれど
実は善人だと思われてる人が案外腹黒いんだよーみたいな。
人の業って深いって思わせられたり。
人では無いものも出てきますが。
最近物事を深堀することないから
考えること、観察すること、物思いに耽ること
そういう時間って大事なことかもしれないなぁ。
そうやって探索するほうが楽しいよねとはたと気付かされたりもして。
なかなか様々な感情のエッセンスが散りばめられてました。
リピートするとまた新たな発見がありそう、そんな本でした。