意外なことにすぐに返信があり、
「ボニーに会ってみますか」
という。
それは願ってもないことなので日時を決めて近くの大きな公園で会うことになった。
初めて見るボニーは想像以上に小さくて真っ白で引き締まっていた。
(わたしのラブラドールのイメージがどっしりとした体形で、あごのあたりがタプタプだるんだるん…というものだったから)
ここで当初の目的から大きく離れたことに気付いた。
「一頭決まれば次の一頭を救うことができます」
「どこの団体から引きとっても一頭を救うことに変わりがありません」
という他団体のメッセージを自分に都合よく解釈した。
罪悪感はあったが…
それでもボニーに惹かれていた。