あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

水分摂りすぎていませんか?

2021-01-21 21:37:00 | 健康・病気
こんにちは😃今日もお昼は暖かく、春が確実に近づいてくることを感じます。

例年であれば、暖かくなり始めたこの時期に
少しずつ活動量が増え、日中の暖かい時間に
外出されるなど、行動に変化が出てくる時期ですね。
しかし、新型コロナウイルス🦠感染拡大の影響で
とにかく運動不足になりがちです。

治療院にお越しいただく方も、足のむくみやこむらがえりなど
循環不全の症状でお越しいただく方が本当に今年は多いのですが、
このような悩みでお越しいただいている方のほとんどが
「積極的に水分を摂るようにしています!」
とおっしゃいます。

水のみ健康法などという健康法も流行った時期がありますが、
腹八分目に医者いらずと同じで
水分摂取量も適度が大切です!

特にまだまだ気温が低く、代謝もそれほどではない時期に
(東洋医学では、この冬の時期は蔵。栄養をしっかり溜め込む時期です)
どんどん水分ばかり入ってきては、代謝が追いつかないのです。
我々の身体の70%は水と言われていますが、この水が代謝されない状況で
水が止めどなくないってくると身体の中は水浸しになります。
そもそも水は、身体を冷やす傾向がありますから血行不良をおこし
こむら返りなどを引き起こしやすくなるのですね。
他には関節痛なども起こしやすくなります。
もともと、私たちの身体中にある関節の中には、関節液があり
関節の動きを滑らかにするようになっています。関節はこのような理由で、
湿の影響を大変受けやすいのです。梅雨時や高湿時にリウマチなどの関節疾患の患者さまが
痛みを特に訴えられるのは、湿度や水分が湿邪(しつじゃ)となってしまうからなのです。

今のように、まだ寒い時期は身体は熱を逃さないように
全身の毛穴をしっかりとしめて、体温を維持できるようにしています。
余分な水分を汗として出す必要がないために、代謝も緩やかになっています。
生まれたての赤ちゃんや、この時期もしっかりと身体を動かす方でない限り
この冬の時期は、身体を冷やさないように(体温が低くても代謝は落ちてしまいます)
喉の渇きを自覚したら、その渇きを潤す程度に温かい飲み物を少しずつ摂るように
してください。空気の乾燥で、口の渇きを感じられることがあると思いますが、
温かい飲み物であれば飲み過ぎることがありません。
是非、この時期は「一日に◯リットル!」なんていう宿題を課さずに
「喉の渇きを自覚したら、潤す程度」
を目安にしていただきたいと思います。

当院でも、この水分の摂りかたを変えただけで
むくみにくくなった!ですとか
膝の痛みが楽になった!
などと言われます。

「健康法」よりも「養生法」
を身につけて、病気にならない身体作りはじめてみませんか?


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