くらしのタネ


原田 晴子
やきものやる日々

12月。

2013-12-04 | 展示会・イベント
といえばクリスマス。娘に急かされてツリーを出した。
デコレーションにうっとり。前は緑色のツリーであったが、当時二歳の上の娘があっちに運びこっちに運びして支えが折れてしまっていたので昨年買い換え。
ひとつ大きい白にしたがシックでいい。
が、なぜか朝になるとツリーが寂しくなっている。
原因は、プッチが登っては揺れるオーナメントを振り落とし、つついては転がししてゴミ箱前のコーナーに追い込んでいたのだった。
道理で夜な夜な走り回っているはずだ。
今度のツリーはプッちゃんに潰されるのかも…

最終日 in 台湾

2013-12-02 | 旅行

さて、一日はさんでしまったがこれはどうしても書きたい。

三日目。一応有名どころ小龍包の鼎泰豐(ディんダイフォン)へ行こうかと言っていたのに

結局初日に行けなかった西門あたりへ行こうということになり、胡椒餅目当てにだけど。

少し歩いても時間がかかるので一回くらいは。とホテルの朝食をとり、ずかずかと地図を

片手に(じゅんちゃんの)歩く歩く。

最初に空港でお迎えのガイドさんが「正直台北の街は小さいのでMRTとか乗るよりタクシーが

便利。初乗り70元でどこまでいってもそうかからない」と言われて正解。

行きは歩いて、帰りはタクシーでと使い分けしつつ、歩いてどこまでもカンタンに行けた。

ともかく食べ歩きの旅が目的だったのでお気づきの通り故宮博物館や行天宮、孔子廓など

有名観光地へ行っていない。

西門あたりは大学などがある若い街。

美容整形のクリニックなどがあったりして、われらがイチロー風に絶色整形されたか・・・

(SONYの看板だけど)

一回くらい名刹仏閣もねえ・・・とガイドブックに総合運ならここ。

とあった龍山寺(ロンシャンスー)は西門の先にあり、ともかくも歩いてまずはパワースポットへ

行こうとなった。台湾の皆さんはとても信仰が厚く、道にぽっとあるお堂のようなところに

若い女性が長い線香を掲げお祈りする姿をよく見かけた。

市場の中でじゅんちゃんと共にちょっと中を覗いたりしたが、お参りの作法があったことに

後で気づく。全くなっていない無礼者たちであった。

近くは薬草が軒にほしてある薬草茶スタンドがあちらにもこちらにも。

着くとお経の大合唱が一帯に響き、荘厳な雰囲気。

たちのぼる線香の煙、黒装束の寺のコーラス隊のようなお経をあげる女性達。

まずはロウソクと線香を購入。ロウソクに点火しようと辺りを見回すと、黒装束のお婆さんが

「こっちに一本。あっちに一本。」と日本語で教えてくれた。

目と目が合って、「ありがとうございます。」とお礼を言うと、涙がこぼれてしまった。

久しぶりのおばあさんの目。皺の刻まれた顔に灰色の少し白く濁ったでもきれいな目。

2年前に他界した祖母に出会ったような気がして嬉しくなった。

老婆に飢えていたんかしら・・・線香の点火場で男泣きにウデを目に押し付けている私に

じゅんちゃんは「まあ、一所懸命祈ろ」と言ってくれたので助かった。

じゅんちゃんまで「ああ・・・」などと感傷に浸ってくれたらもう泣き止むどころでなかったかも。

龍山寺のスピリチュアルパワーがさせた出会い。そんな感じで一層厳かな気分になりました。

心底行ってよかった。みなさん「あ、日本人ね」とわかっていらしただろうがとても親切だった。

泣いたカラスは・・胡椒餅をゲット。

その後薬草茶を飲み、トイレ休憩がてら

何かの日本の遼だったというとこのこんないたずら書きみたいなのを見たり、

ファンシー・・・

やっとお目当ての誠品書店でオリジナルバッグを買ったり(お目当ての色と大きさはなかったが)

確実にやろうと計画したことをやった・・・・そんな満足感が大きい旅であった。

欲張らなかったということもあるし、お互い食い歩きが目的であったことも大きい。

(じゅんちゃんがあわせてくれただけだったりして・・ ハッ!!!)

しかし長い付き合いながら初めての二人旅。女同士とてもう!こんな癖が?!!とか

もう嫌っ!!となったり夜な夜な打明話などして涙活して帰国かな・・なんて思っていたので

あるが、まるで名古屋あたりへランチでも行ったかのように過ごし、

3日も一緒にいたのに「あ~あれじゅんちゃんに話そうと思ってたのに・・」なんて

また思ったりする。ありがたい友の存在に改めて感謝。

ブレない・・・そうブレない距離感よ。ありがとう。(二回言いました。)

何をやったわけでもないし、外国に行った感があまりないけれど、やっぱりモノづくりへの

刺激はいただきました。仕事がんばるぞ~!!!

これにて台湾編終了~。

また猫日記になるか・・・