人間の身体には
「身体のリズム」というものが、備わっています
正常に機能していれば、それはなんの問題もありません
西洋医学で脈を測るときは、大抵 脈を取りやすい箇所に指を置き、血管の脈動(脈拍数)のみを1分間測りますよね
脈拍が正常値より速ければそれを[頻脈]という枠で括ります
西洋医学は、数値のみで判断する割にその高低差さえ、簡単に変えてしまう傾向があります
整体では脈の数だけではなく、〔脈の質〕を観ます
ですから
[吐いて吸うの一呼吸]を「一息(いっそく)」といい、この一息の間に「4回」脈を刻めば、
[正常な身体のリズム]と考えられています
もう少し分かりやすく言えば、
呼吸を1回する間に 脈が4回打っている時は
人は 【絶対に死なない】 のです
ですから、
1分間に呼吸が20で、脈拍が80
とか
1分間に呼吸が25で、脈拍が100だったとしても
これは比率の問題ではなくて
[一息四脈]内であれば“大丈夫”なのです
脈だけを測って、数値の比率だけで診るから
「おかしい」だの「頻脈」だのと言い
言われた本人は 「どうしよう!」と慌てるのです<<<まったく煽らないでほしいものです
怖い思いをしたときなどは当然脈拍が下がり血圧低下は普通なのに危険な状態と判断されてしまうのは悲しいです
『一息四脈(いっそくしみゃく)』は、
呼吸数:脈拍数=1:4でみます
一回 息を吸って 息を吐く間に、4回脈を打ちます
体温が1度上がる毎に、脈は八つ増えるのが正常です
このリズムが乱れない限り、体にどんな変動(変化)があったとしてもその体は、その変動に対して適応できます…焦らなくて良いのです♡
よって1分間に何回脈を打ち、
それを同じ1分間のうちに何回呼吸をしたかを数えてその回数を割る
出た数字が[4]であれば、
どんな危険な状態であっても命に別状はないのです
心拍数が速くなれば、脈も乱れます
因みに、
熱が1度上がる毎に、
脈拍は[8]拍増し、呼吸は[2]数増します
《脈を数える時の場所》
・「手首」(橈骨動脈)なら、
親指側に指3本(人差指~薬指)を置き、
中指で脈を感じます
・「首」(総頸動脈)なら、
耳たぶの下端に小指が来るように、指をペタッと
置き、中指辺りで脈を感じると数えやすい
《一息四脈の数え方》
呼吸数(お腹上がり下がりでみても 可)と脈拍数は、
それぞれ別々に1分間数えます
念のため2回数えておくと正確なデータが取れます
数値の出し方は、1分間に数えた脈拍数が
『72』だったとします
そして
呼吸数が「18」の時は、
[脈拍数:呼吸数=72÷18=4]となります
☆「3.5~4.5」であれば、正常範囲(大方 ノーマル)
★「2」(一息二脈)または「6」(一息六脈)、
「8」(一息八脈)前後は、【警戒】が必要です
✮[一息二脈]というのは、
「呼吸数(息)が、ものすごく速い」か
逆に、
「脈が、ものすごくゆ〜っくりと打つ」ことを言い
ます
また、
✵[一息八脈]というのは、
「呼吸数(息)が、ものすごくゆ〜っくり」か
「脈が、ものすごく速い」かです
↑↑
これは警戒レベルですから、
専門家(医師)に診てもらう必要があります
✯[一息六脈]の時は、「変動がこのまま続く」か、
「容態がさらに悪化する可能性があり」ます
特に後頭部の打撲時は、
脳に何か異常が出ていることがあるため、
一息二脈(脈が少ない方が危険)の時は、
本人が元気でも急変する場合があるので、
一度 病院での検査をお勧めします
こういう時は、
身体の自然治癒力が極端に低下しており、
何らかの異常サインを身体から発していると考えましょう!
また、
「一息四脈」なのにも関わらず、
高熱(39℃以上)を出したり、
ひどい咳をしている
嘔吐や下痢などの症状(体の反射反応)が出ていて、
本人が苦しんでいる場合でも、
薬に頼らず
身体が要求するままに経過させる方が、
[身体に頑張れる力が生まれ]、
自然治癒力である蘇生力がアップし、
経過後、より丈夫な体へとなります
脈と呼吸が変動を起こしている時は、
愉(輸)気をしてから
もう一度 計る
そして実際の変動がどのくらいあるのかを
観ていく
しかし薬を使い、
中途半端に反射反応(症状)を止めてしまうと
体は、どうして良いのか分からなくなり
似たような状況を繰り返すことで
体はどっちつかずの曖昧な治り方となり
ややこしい病気を生み出すこともありますので
ご注意くださいね!!