Justice! 社会正義の実現!所得充実政策!ワクチンより検査を積極的に推奨! / 薬剤師・元参議院議員・消防団
ひらがな5文字の「はたともこ」ブログ
「タミフル」中外製薬の嘘 11月26日
米国テキサス州に今年の4月まで4年間在住していた30歳の英国人男性が、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病であると診断された。米国では公式には2人目の発症だが、この男性は80年から96年の間、英国に住んでおり、その間の牛肉の摂取によって感染した可能性が高いとされている。勿論、米国在住中の感染も否定できない。男性の年齢も若く、非常にリアルな話だ。この男性が献血をした経験があるかどうかも、確認する必要がある。
牛肉を食するという、ある意味短絡的なルートによって、BSEは人に感染する。プリオン専門調査会ですら「科学的根拠はない。米国産牛肉を買って食べるか否かは、消費者の選択だ」と言い放つ現状では、米国産牛肉の安全性は、極めて怪しいと考えざるを得ない。ましてや、現実に米国在住者の中から変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の感染者が新たに報告されたからには、やはり、今一度輸入再開が妥当な決断であるのか否か、再考すべきである。
人間の生命にかかわる重大な問題を、看過する政府はどうかしている。武部自民党幹事長は今日、耐震設計の偽造問題を言及して、「悪者探しに終始すると、マンション業界がつぶれる。地震がくるとつぶれると聞かされるた住民は、心配で夜も眠れない。」と、いったい誰の味方なのか、そして何が目的なのか、さっぱりわからない意味不明なことを言い、その際、BSEを引き合いに出し、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病を怖い怖いと騒ぎ立てて、牛肉を食べないのはナンセンスだと言わんばかりの発言をした。この人ほど、無責任な国会議員はいないと思う。こうして現実に、米国在住の男性が新たに、感染してしまっているではないか。
話はかわるが、ある雑誌記者に中外製薬は、「タミフルは完成品の状態でロッシュから仕入れ、日本では箱に詰めているだけにすぎず、カプセルに使うゼラチンの状態がどうであるかまでは関知できない」と答えたそうだ。私が聴いた話とはまったく異なり、中外製薬の狼狽のほどがうかがえる。
「日本からスイスにカプセルを持ち込み、薬を充填して持ち帰る。カプセルの原料として、以前は米国産ウシ由来のゼラチンを使用していたが、BSEが問題になって以降BSEが発生していない国を原産とするウシのゼラチンに切り替えた。ゼラチンにはアルカリ処理を施しているので、仮にBSE感染源が混入していたとしてもその段階でリスクは除去できる。」と、私の質問に対してコメントしていた中外製薬のこの豹変振りはいったい何なのだろう。
米国での検査(サーベイランス)の実態は勿論のこと、ウシの飼料あるいはレンダリングの状況を、日本政府はどこまで理解しているのか。医薬品についても、当事者である製薬会社の言うがままではないか。厚労省は、反芻動物由来原料の原産国を、BSE感染の報告のない国に切り替えるよう指導はしたもののその後のフォローもなく、結局は製薬会社の思惑通りに事は運んでいる。薬害エイズの教訓が、まったく生かされていない。リスクをはらんだままの見切り発車は、政府関係者の当事者意識が希薄であることに起因する。被害に遭うのは、いつも弱い立場にある国民なのだ・・・。
耐震偽造マンション問題は、社会のチェック機能が完全に崩壊してしまっていることを顕著にあらわしている。本来、チェックすべき立場にある人々が、まったくその役割を果たさなくなってしまっている。国会議員も例外ではない。心地よい椅子に、安穏と胡坐をかく議員は必要ない。私利私欲を追求する議員も必要ない。公正中立な社会の番人たる議員を、私たちは求めているのだ。「年金」に代表されるように、一般国民より国会議員のほうが優遇されているなんて、絶対におかしいのだ。
牛肉を食するという、ある意味短絡的なルートによって、BSEは人に感染する。プリオン専門調査会ですら「科学的根拠はない。米国産牛肉を買って食べるか否かは、消費者の選択だ」と言い放つ現状では、米国産牛肉の安全性は、極めて怪しいと考えざるを得ない。ましてや、現実に米国在住者の中から変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の感染者が新たに報告されたからには、やはり、今一度輸入再開が妥当な決断であるのか否か、再考すべきである。
人間の生命にかかわる重大な問題を、看過する政府はどうかしている。武部自民党幹事長は今日、耐震設計の偽造問題を言及して、「悪者探しに終始すると、マンション業界がつぶれる。地震がくるとつぶれると聞かされるた住民は、心配で夜も眠れない。」と、いったい誰の味方なのか、そして何が目的なのか、さっぱりわからない意味不明なことを言い、その際、BSEを引き合いに出し、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病を怖い怖いと騒ぎ立てて、牛肉を食べないのはナンセンスだと言わんばかりの発言をした。この人ほど、無責任な国会議員はいないと思う。こうして現実に、米国在住の男性が新たに、感染してしまっているではないか。
話はかわるが、ある雑誌記者に中外製薬は、「タミフルは完成品の状態でロッシュから仕入れ、日本では箱に詰めているだけにすぎず、カプセルに使うゼラチンの状態がどうであるかまでは関知できない」と答えたそうだ。私が聴いた話とはまったく異なり、中外製薬の狼狽のほどがうかがえる。
「日本からスイスにカプセルを持ち込み、薬を充填して持ち帰る。カプセルの原料として、以前は米国産ウシ由来のゼラチンを使用していたが、BSEが問題になって以降BSEが発生していない国を原産とするウシのゼラチンに切り替えた。ゼラチンにはアルカリ処理を施しているので、仮にBSE感染源が混入していたとしてもその段階でリスクは除去できる。」と、私の質問に対してコメントしていた中外製薬のこの豹変振りはいったい何なのだろう。
米国での検査(サーベイランス)の実態は勿論のこと、ウシの飼料あるいはレンダリングの状況を、日本政府はどこまで理解しているのか。医薬品についても、当事者である製薬会社の言うがままではないか。厚労省は、反芻動物由来原料の原産国を、BSE感染の報告のない国に切り替えるよう指導はしたもののその後のフォローもなく、結局は製薬会社の思惑通りに事は運んでいる。薬害エイズの教訓が、まったく生かされていない。リスクをはらんだままの見切り発車は、政府関係者の当事者意識が希薄であることに起因する。被害に遭うのは、いつも弱い立場にある国民なのだ・・・。
耐震偽造マンション問題は、社会のチェック機能が完全に崩壊してしまっていることを顕著にあらわしている。本来、チェックすべき立場にある人々が、まったくその役割を果たさなくなってしまっている。国会議員も例外ではない。心地よい椅子に、安穏と胡坐をかく議員は必要ない。私利私欲を追求する議員も必要ない。公正中立な社会の番人たる議員を、私たちは求めているのだ。「年金」に代表されるように、一般国民より国会議員のほうが優遇されているなんて、絶対におかしいのだ。
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