よりみち散歩。

日々の暮らしのなかで心に浮かぶよしなしごとを、こじんまりとつぶやいています。お役立ち情報はありません。

誰かのファンになるという危険

2017年04月12日 | コラム
数日前に、ある方のブログを読んでいたら、知己に無礼者がいたらしく「もう出入り禁止」と切り捨てていた。
その方の友人が被害に遭ったらしい。

まったく全容は見えないが、気になったのは
「私がいい人だと紹介したため、信じた方もいたと思います。ごめんなさい」という言葉。

正直「あの人のファンだから大丈夫」「偉い人のいうことだから誤りはない」と信じ込むほうに非があると思う。


例えば、尊敬する上司が「いい人を紹介する」と異性を連れてきた。
しかし、生理的に合わないと感じた。
そのとき、無理して付き合うだろうか?

だいたい、角が立たないようにやんわりと拒むであろう。

誰かのファンになり、自分の思想をすべて相手に委ねることは、ある意味脅威だ。
他者の感覚よりも、自分の感覚を信じなければならない。


先日あるセミナーに参加したのだが(そしてこういう会に出るたび実感するのだが)皆、講師にいろいろ委ねているなと思うのだ。
講師に、たくさんの質問が寄せられていく。
私は、それを聞きながら「自分ならこういう解を出す」と考えてみる。

ひとつ、絶対答えられないだろう質問をしてみたら、やはり不機嫌そうにすぐ質問を打ち切りたいオーラを醸した(笑)

イベント業という職業柄、オフで参加する場合は講師の力量を試す問いを投げることがある。
想定どおり、かなり矛盾と論理破綻があった。
著書に書かれていることと、不一致だなという印象だ。

ああ、この講師に惹かれなくて良かったと、自分軸に感謝する。
少しばかりひねくれものの私。


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